心晴日和

著者 :
  • 幻冬舎
4.20
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本棚登録 : 933
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017917

感想・レビュー・書評

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  • 小説と思って手に取ったら自己啓発本。軽くてサクサク読める。

    ・人は探しているものしか見つけることが出来ない
    ・人から「ありがとう」と言われることをしていないと
     人間関係はうまくいかない
    ・安定を求める人の多くは自分以外のものに責任を転嫁する
    ・挑戦を選んだ人は自分の中に責任を求める。
     そこに成長のチャンスがある。

    話はちょっと出来過ぎな話なので★一つ減らして3つ。

  • 大事なことを忘れたら、読み直すべき一冊。

  • 何度も何度も読み返したくなる、哲学?心理学?小説です。心温まるお話でした。

  •  学校でいじめを受けている美希。学校に行く時間になると身体に不調が出る。検査に行った病院で、井之尾という老人に声をかけられ、交流するうちに色々なことを学び、人生が一変する。

    学んだこと
    ☆人間は自分の言葉を一番たくさん聞いていて、そしてその言葉通りの人になろうとする。

    ☆人からどんなことを言われても「私はこの人が好きだし、この人からも好かれている」って何度も自分に言い聞かせる。

    ☆人間は自分の探しているものしか見つけることができない。

    ☆彼女が学校の中でひとりでいても大丈夫なのは、人から認められて、感謝される自分の居場所があるから。自分の居場所があれば、自分に自信を持つことができる。

    ☆学校にいけなくなってしまった人や、仕事にいけなくなってしまった人、あらゆることに対して無気力になってしまった人はどんなに自己弁護しても、人からありがとうって言われることをしていないと言う点で共通している。
    だから、
    ありがとうを言ってもらえることを沢山探す。
    ありがとう日記を書く

    ☆事実は一つ、解釈は無限。起こっている事は、変えようのないことだけど、それが自分の人生にとって何を意味するかと言う解釈は自分で決めていい。

     
     全体的なお話はうまくいき過ぎていて、他の喜多川泰さんの本よりもやや説教くさいと感じました。でも、思春期の子供が素直に読んだくれたら…、特にクラスに居場所がない子や自信がない子には、大きな助けになってくれそうです。
    クラスでずっとひとりぼっちだった昔の自分に読ませてあげたかったです。

  • いじめられっ子ご病院に入院してるジイさんにイロイロと教わる話。相変わらず薄い本ですが中身は重かったです。今回の内容は、気持ちの持ちようで、考え方を変えることが重要。何度でも読み返してみたい本でした。

  • 図書館本。「自分に起こっていることはすべて自分が原因で起こっている」。
    最終的に自分の気持ち次第で決まる。
    小説でありながら、哲学・心理学のよう。
    続きを読むのが楽しく感じた本でした。

  • クラスの女子からいじめにあった14歳の美輝が、入院中のある老人井之尾さんからの言葉で立ち直っていくお話。

    数々の深い一言一言に響く そんなお話で ほんわか気分にしていただきました。
    ・人間は、自分の言葉を一番たくさん聞いて生きている
    ・自分が自分に何度も言い聞かせている言葉によって自分の性格や 可能性は創られているんじゃ。これからの人生、自分がなりたい 自分像を何度も繰り返し口にするといい
    ・人間関係の中には、人間が自分を自分らしく保つために必要な大切な経験がしっかりとくみこまれている。 それは、誰かから認められること、そして、誰かから感謝されること 等々。

    日頃、口煩く接してる子供にも自然とこのような言葉を伝えていける親で在りたいと感じました。
    先ずは、認めてあげてる言葉を自然と・・・。

  • 小説というか…なんというか…

    言い表すのが難しいが、悩んだりわからなくなったりしたら読みたい作品。

    何度でも記憶をなくして読みたい。


    大事な言葉がたくさんあります。



    読んだのは7,8年前だが記録のため。

  • 14才の仲間ハズレをされてしまった美輝が1人の老人に出会い、前向きになる言葉を教えてもらい体験し成長していく姿のお話し。
    2部では29才になって話が進んでいきます。

    サラッと読めてしまうお話しでした。
    あとがきもお話しの1部だと思ってしまうほどアッという間に読み終わりました。

    「いいことも、悪いことも過去の自分のしたことが原因になっえ起こる」
    「ありがとうをたくさん言ってもらうことを探す」
    心に止めておきたい言葉がたくさん出てきました。

    美輝のラブストーリーはまた次回って感じで、今、友達関係や嫌なことに悩んでいる若い人達向けの本だと思いました。

  • 学校でいじめにあっている女の子か悩みを打ち明けた老人からのアドバイスから考え方を改め、人生が好転していく話。

    最後の後書きの筆者の言葉はすごい沁みた。

    将来がどうなるかわからないという空白を、不安で埋めるか、希望で埋めるか、どちらの選択をしたかによって生き方が変わってくる。

    不安で埋めた人は安定を求めて行動を選択し、希望で埋めた人は挑戦を求めて行動する。

    仮に、両者が結果として失敗したとしても、不安で埋めた人は原因を責任転嫁し、希望で埋めた人は、自分で責任を取る。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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