- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344017719
作品紹介・あらすじ
女も坊主。起床は5時前。携帯・恋愛もちろん禁止。仕事で迷い、悩んでいるなら、かつて日本人が実践してきた、苦しくも実りある、この働き方に学んでみよう。
感想・レビュー・書評
-
新聞の社説でこの会社が紹介されていたので、どんな会社なのか非常に興味があり読んでみました。 人を育てるというのは「技術」だけでなく「人」そのものなんだなと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰でも育てれば伸びるわけじゃない。社員を採用するときは親まで面接する。一人と三時間話すのも当たり前。
いずれは教育機関を作りたい。
人に対する愛情にとても感動。厳しくても愛情と技術があれば人を育てられる。
自分が一流だから一流を育てられる。リーダーが率先して行動して見せるから下がついてくる。
寝食をともにする徒弟制度だから下が上を見て育つ。上も下を育てるから自分が育つ。
教育の本質が垣間見得た気がする。
自分の学生に対する姿勢をまだまだ見直す必要があると感じた。 -
精神論一辺倒で、苦手でした
-
発行は2009年12月。10年近く前の本ですが、今でも通用していると思う。
「頑張る」んじゃ続かない。そうじゃなくて「本気でやる」ことが大事。毎日101%の力を出す。
常に謙虚であること。感謝できること。心を込めること。
改めて、大切なことに気付いた気がする。 -
職人の厳しさ。
-
江戸時代の丁稚奉公のような新人研修をおこなう会社、秋山木工。ここでは一人前の家具職人になるまで兄弟子の下修業をし、修業中は携帯電話や恋愛は禁止、立ち振る舞いにはチェックがはいるという厳しさ。けれど丁稚として四年間を過ごすことで立派な職人に成長していきます。職人の方でなくても、社会人として働くということを改めて考えさせられます。
-
4年間は丁稚生活(丸坊主・5時から~12時間まで仕事、夜中の2時位まで自主特訓・恋愛禁止・携帯禁止・親とは盆暮れのみ・小遣制)その後、4年間は職人生活で丁稚指導、8年で強制的に退職させる会社を立ち上げ
職人心得30箇条ができる人から、現場(仕事)をさせてもらえる(別紙参照)
その他の心に残ったこと
・愛情を持って、ルールを破ると徹底的に叱る
・また、恋愛禁止等に違反した場合は、絶対にクビにする
・毎日101%の力で挑戦する(200%ではない、反動がくるので)
・技能五輪全国大会で日本一を目指す
・人を感動させるのが真の職人
・おせっかい、ずうずうしい、しつこい(愛の反対は無関心)
8年で辞めさせる理由
・会社の規模からして、ずっと雇用を維持できない、また同じ親方・仲間とずっといると、マンネリ化して本人の成長スピードが下がる
私達も一種の職人、どんなものが作れるか?=どんなことができるか?丁稚制度とまではいきませんが、ある意味やっていることは同じでためになりました。 -
いまも日本で丁稚制度を続けている家具屋さんの社長の本。
手に職をつければ、生きていける。自分が丁稚でお世話になったからその恩返しだと。
立派な人だと思うし、自分の子どもでもないのにここまで真剣になれるってすごいエネルギー。
こういう生き方の選択もあったんだなあ