さらば勘九郎: 十八代目中村勘三郎襲名

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 58
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007468

作品紹介・あらすじ

舞台に立つ、その一瞬のために命を尽くす。男ッぷり満点!中村勘九郎が荒ぶる魂を晒し、初めて明かすリアルな日常。

感想・レビュー・書評

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  • 生き急いでいるような勢いと情熱を感じさせてくれる一冊。
    歌舞伎の場面が多く出てくるので、その知識がないことで凄味を感じることができないことが残念です。落語や狂言など、日本人が触れてきた文化の素養が自分にないことを痛感させられました。

  • 勘三郎の生の声が

    自分が居なくなったあとにも想いを馳せる部分は なんとも暗示的

  • 無駄なことは一つもない。

  • ニューヨーク公演の頃のものが読みたくてこの本を手に取ったけど、読む時期が正しくなかった。勘三郎さんが輝いてて、読むほどに悲しくなるだけだった。最後はもうなんか意地になって無理やり読み終えた。

  • とても面白く読めた。
    歌舞伎初心者にもわかりやすく、そしていかに勘三郎が歌舞伎を世に広める努力をしているのかが伝わってきた。
    そりゃ体調も崩すだろう、これだけ精力的に芝居に打ち込んでいたら。
    ぜひ生で歌舞伎が見たくなる本でした。

  • まず著者が好きである。
    彼女の文章は非常に明確で、事実と情の間の一番巧みに
    フィットするところにきちんと作品の質・居場所をもって
    くるからだ。

    そして本作品、素晴らしかった。

    勘九郎から勘三郎に至るまでの道程、そして、
    勘三郎という人物の素と仕事が本当に的確に伝わってくる。
    ものすごくいい刺激を心と人生に頂いた。

    彼の成している事は、このような本になってもならなくても、
    とてもすごいと、素直にリスペクトの念を抱く。

  • 小松成美、上手い。

  • エピソードがいっぱい詰まってておもしろい。ご家族についての知識量が増えるよ

  • 小松氏の講義が印象的だったのと、勘三郎ファンだということもあって手に取った。以前、テレビ特集や勘三郎の著書を読んだせいもあって、聞いたことがある内容もちらほら。とても気さくな勘三郎。旅行、ゴルフ、お酒を酌み交わすのが大好きで、特に交友関係の広さには驚かされる。人との繋がりから色々なアイディアが生まれ、常に斬新な舞台に挑戦し続ける姿。生まれながらに定められた歌舞伎役者としての人生が羨ましくもある。それにしても、献身的でなければ務まらない歌舞伎役者の妻って大変そう!

  • 舞台に立つ、その一瞬のために命を尽くす−。平成中村座NY公演、父・先代勘三郎との永遠の絆、コクーン歌舞伎誕生秘話など、18代目中村勘三郎を襲名する勘九郎のリアルな日常を初めて明かす。
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    【感想】
    http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200506300000/



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著者プロフィール

一九六二年横浜市生まれ。広告代理店
勤務などを経て八九年より執筆を開始。
主題は多岐にわたり、人物ルポルタージュ、
ノンフィクション、インタビューなどの作品を発表。
著書に『YOSHIKI /佳樹』『全身女優 私たちの森光子』
『五郎丸日記』『それってキセキ GReeeeNの物語』
『虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡』
などがある。

「2020年 『M 愛すべき人がいて 愛すべき人がいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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