- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338250016
作品紹介・あらすじ
こんどはどんな旅になるだろう。どんなことに出会えるだろう。旅先での出会いや風景を少年の視点でさわやかに描く。
感想・レビュー・書評
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一人で旅をする主人公のウサギ。
ちょっと不思議なファンタジーの世界。
短い旅のエピソードがたくさんつまっている。
淡々とした静かな文体だが、ほんわかと温かい。
どの物語にも、心に残る素敵な言葉と文章。
人は人と関わる事で気付き、成長し、生きている。例え一度きりの出会いでも、そこに何かが生まれる。
自分にとって本当に大切なこと、必要なものって何だろう。重荷に感じるものや記憶は、忘れたり置いていってもいいんだ。
帰る場所のある幸せ。そこには自分の大切な人が待っている。
そんな色んなことに気付かせてくれる物語でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『まいごごっこ』は私もよくやる。仲間を見つけたような、「そうそう!」って頷きたくなるような。
無駄な事って思う人が多いかもしれない。意味あるの? って人も多いかもしれない。でも、『まいごごっこ』をする人が増えればいいなと思う。私もそういうゆとりとドキドキを持った旅人でありたい。 -
こんどはどんな旅になるだろう。どんなことに出会えるだろう。旅先での出会いや風景を少年の視点でさわやかに描く。
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小学校の図書館でうさぎコーナーを作るので、読んでみた。
うさぎがいろんな場所を旅する様子が、一つ5ページ程の超短編で24個書いてある。
でもうさぎっていうけど、男の子が頭にうさぎの耳のような葉っぱをつけてるだけなんだけど…?
マシュマロの実る畑のお話が面白かったな。 -
今の時代、親に連れて行ってもらって旅行に行く子どもも多いと思いますが、この本を読んでいると、それは本当の意味で「旅」ではない、という風に感じます。物語風に書かれていますが、ひとり旅をするら「ウサギ」が旅先で感じたこと、していることを通じて、本当の旅の楽しみを感じさせてくれます。旅に出たくなるなぁ。
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表紙の彼が主人公、ウサギくん。
どこがウサギ?と思ったけれど、多分頭についてるあれが耳なんだろうな…それ意外のことは思いつかなかった。何か意味のある設定なのかな?
ごく短いお話が、20編ほど入っている。不思議な世界観だけど、ほっと和むような、穏やかな話の構成。生活圏の外に身を置くことで見える景色、新しい人との出会い、"ひとり"を考えたり、帰る場所のことを思ったり…じんわり心にしみる内容だな、と感じました。 -
★★★★★
旅するウサギの紀行日記。
自分はなんで旅していないんだろうと思っちゃう^^
旧き善き時代のSF作品に、こんな感じのあったなあ。
差し込みイラストも物語とは別の旅の一場面。
(まっきー)