- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784337062474
作品紹介・あらすじ
としょかんのいりぐちにすわっているせきぞうのライオン。ひんやりとつめたいからだにおそろしげなかお、としょかんにやってくるこどもたちはそばへいこうともしません。でも、たったひとりライオンのそばにやってくるおんなのこがいました。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
図書館の入口には立派なライオンの石像があった。
子供たちは怖がって誰も近寄らなかったけれど、1人の女の子だけが何かを抱えてライオンの近くで休むことがあった。
ライオンは物知りのガーゴイルにその女の子は両親を亡くしていて、身寄りのない女の子のサラだけは小さな弟を抱えてやってくるのだと言う。
もう1人図書館で働いている男の人がライオン像の近くで本を読みながらお昼を食べることがあったが、ライオンの気持ちには全く気付かなかった。
ライオンは以前から目の前にある公園の中を走り回ってみたいと思っていたが体が動かない。
石像だから動けないのだとガーゴイルは言うが、石像でも一度だけ心から動きたいを願ったときに少しの間だけ動くことが出来るとも言う。
ある雪の降った日、いつものようにサラは小さい弟を抱えてライオン像の近くまでやって来た。
しかし、サラはそのまま動かなくなり、どんどん雪が積もっていく。
このままではサラと弟が危ないことを感じたライオンはサラを助けなければ、という思いに駆られる。
そのとき、固かったライオンの体が柔らかくなった。
ライオンは男の子を咥えて館内に入った。
図書館員の男の人は最初ライオンに驚くが、すぐにあの石像だと気づく。
ライオンはだんだん体が固くなってきているのに気づくが、もう一度外に出て館内にサラを引っ張り込む。
そうして、重い体を引きずって台座に登る。
時間が経ってあのライオンの石像の周りは子供たちでいっぱいになっていた。
女の子とその弟らしい兄弟も一緒になって図書館から出て来るのだった。
一度だけ使えるチャンスを人助けのために使うライオン像。
もう少しファンタジックな話を想像していたけれど、絵柄が重いのもあってあまり気楽に読める内容にはなっていない。
死にそうになる孤児の女の子と赤ちゃんは重い。
みんなから怖がられていたライオン像だけれど、動いて柔らかくなったことで表情も和らいだのかな。 -
図書館の前にあるライオンの像の話。
-
「幸せな王子」に似ている‼️
-
怖そうなライオンの像。でも本当は?
読める展開ですが、でも、やっぱりいいです。 -
四年生の教室で読み聞かせしました。
10分強。
ありがちな話にも思いますが、ライオンの表情の変化がいいです。
雪の場面があるので、冬に読み聞かせがいいかも。 -
図書館の前には石像のライオンがいます。ライオンは一つの願いを持っていました。その願いとは、動いてみたいということ。そしてある晩、サラという名前の女の子が赤ちゃんの入ったかごを持ち、ライオンの前に倒れこんでしまいます。
-
27年度(3-2)
12分