風刺画が描いたJAPAN

著者 :
制作 : 若林悠 
  • 国書刊行会
2.75
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336072672

作品紹介・あらすじ

世界は日本をどのように見ていたのか。幕末から太平洋戦争前に至る世界各国の風刺画を集成し、親しみやすい解説を付してオールカラーで大集成した決定版。風刺画で見る近代日本通史。

【目次】
はじめに

第一章 明治維新
 黒船来航
 大政奉還
 明治維新
  コラム 森鷗外の野望

第二章 日清戦争
 自由民権運動
 日清戦争
 三国干渉

第三章 日露戦争
 義和団の乱
 日露戦争開戦
 日本の快進撃
 旅順攻防戦
 奉天会戦
 日本海海戦
 ポーツマス講和条約

第四章 黄色い列強国
 黄禍論
 韓国併合
 第一次世界大戦
 ワシントン軍縮会議

第五章 日中戦争
 張作霖爆殺事件
 満州事変
 第一次上海事変
 国内テロ頻発
 国連脱退
 二・二六事件と西安事件
 盧溝橋事件
 南京事件
 国家総動員法

第六章 太平洋戦争への道
 張鼓峰事件とノモンハン事件
 イギリス租界封鎖事件
 日独伊三国軍事同盟
 ABCD包囲網
 太平洋戦争
 
概説・風刺画とは何であったのか――その意味と歴史
図版掲載元データ一覧
あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 明治維新から第二次世界大戦までの日本を中心とした各国の風刺画。当時の世界情勢を解説しながら詳細しています。たいへん分かりやすかった。
    最後に各国の風刺画事情も、ザックリ解説。

  • そうそう、こういう絵があったんだよね。ネットとは違う時間の流れ。でも、今としっかりとつながっている。

  • 欧米が描いた風刺画を紹介する本です。明治維新から始まり日清・日露、そして太平洋戦争を巧妙に描いた風刺画には唸らされます。

  • 世界の果てから列強居並ぶ現代社会に現れ出た日本のふるまいを、各国はどのように見ていたのか。黒船来航から太平洋戦争勃発までの近代日本史を、150点あまりの風刺画を通して詳細に解説する。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40296434

  • ふむ

  • 中学〜高校の歴史に教科書で目にしたビゴー画伯の風刺画は、「皮肉」や「斜に構えた物の見方」の種を多くの青少年の感受性に蒔いたことと思われる。
    風刺画はプロパガンダ的な側面も大きいので、日本が国際社会の中でまだまだナメられていた頃の明治初期〜辺りの作品はなかなか辛辣なものが多い。

    ただ作品とその趣旨が掲載されているだけでなく、幕末〜太平洋戦争に渡るまでの時代の流れが勝者と敗者の目線から描かれているので、改めて歴史の勉強ができるのも楽しかった。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055836

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著者プロフィール

大東文化大学法学部講師 博士(学術)
1986年 千葉県生まれ。
2011年 慶應義塾大学総合政策学部卒業。
2013年 東北大学大学院法学研究科博士前期課程修了。
2018年 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。
東京大学先端科学技術研究センター特任助教を経て、2020年より現職。専攻は行政学。
〔主要業績〕
『日本気象行政史の研究――天気予報における官僚制と社会』(東京大学出版会、2019年)
「オーラル・ヒストリーにおける「残し方」――課題と工夫の「共有」に向けて」(御厨貴編『オーラル・ヒストリーに何ができるか――作り方から使い方まで』岩波書店、2019年)

「2022年 『戦後日本政策過程の原像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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