グッバイ・クリストファー・ロビン:『クマのプーさん』の知られざる真実

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336062604

作品紹介・あらすじ

今なお時代や国を超えて愛される『クマのプーさん』の物語。しかし、その誕生の背景には、ある家族の喜びと葛藤の日々があった。
A・A・ミルンに不滅の名声をもたらしたのは4冊の子ども向けの詩集と読み物だった。しかし、物語の予想以上の成功は、劇作家としての名声を望むミルンにとっては不本意であり、家族の平和な日々を破壊し、物語のモデルとなったクリストファーを深い苦悩に追い込んだ。その影を知ることで、いっそう増す魔法の森の安らぎと光・・・・・・。
『クマのプーさん』を創作したA・A・ミルンの伝記にして、人間の幸福の真実を映し出す名著、待望の翻訳!映画化作品。

感想・レビュー・書評

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  • 「クマのプーさん」についてご存じでしょうか?
    現在の日本ではディズニーキャラクターとしての方が有名かもしれませんが,元々は(というとおそらく語弊があるのですが)1926年に刊行された児童文学作品のタイトルであり,メインキャラクターです。
    この本は,その著者であるA.A.ミルンの伝記です。

    劇作家としてひとかどの成功を収めていたミルンでしたが,本人すら予想しないことに,子ども向け作家として世界的な名声と財を手にすることになります。
    それをもたらした「クマのプーさん」は,熊のぬいぐるみと,ミルンの息子であるクリストファー・ロビン・ミルンをモチーフにしたものでした。
    「プーさん」によってもたらされた成功は,ミルン一家の人生を一変させます。…良くも悪くも。


    著者曰く「成功の喜びと痛みについての物語」(本書p.25)。
    薄い本ではありませんし,独特の言い回しはありますが,良い本です。

    所蔵なし
    パパス

    • tokudaidokusho2さん
      くまのプーさんにそのような話があるとは知りませんでした。プーさんは好きのでその背景も知りたいと思います。 アイスクリーム
      くまのプーさんにそのような話があるとは知りませんでした。プーさんは好きのでその背景も知りたいと思います。 アイスクリーム
      2019/11/12
  • 「くまのプーさん」の原作者、A・A・ミルンと家族の話。

    実はそんなに「くまのプーさん」を詳しくは知らない。ディズニーのキャラクターというイメージしか。

    同名の映画があって、日本では公開されず今度DVDでは発売されるとか。とても気になっていたのでまずは本から読んでみた。

    結構難しく読み進めるのが辛かったけど、後半は一気に読めました。
    やっぱり注目される人はいろいろありますよね。

    またDVD も見よう。あらたに理解出来るかもしれないから。

  • 「クマのプーさん」の著者A.A.ミルン(元は劇作家)の伝記。

    「成功の喜びと痛みについての物語」(p.25)

  • プーさんで幼い頃育ったのでとても感慨深かったです。

  • AAミルンの伝記。

  • プーと大人になった僕|映画|ディズニー公式
    https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku.html

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    今なお時代や国を超えて愛される『クマのプーさん』の物語。しかし、その誕生の背景には、ある家族の喜びと葛藤の日々があった。
    A・A・ミルンに不滅の名声をもたらしたのは4冊の子ども向けの詩集と読み物だった。しかし、物語の予想以上の成功は、劇作家としての名声を望むミルンにとっては不本意であり、家族の平和な日々を破壊し、物語のモデルとなったクリストファーを深い苦悩に追い込んだ。その影を知ることで、いっそう増す魔法の森の安らぎと光・・・・・・。
    人間の幸福の真実を映し出す名著、待望の翻訳! 映画化作品。
    http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336062604/

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著者プロフィール

英国の著名な伝記作家。これまでに著わした5冊の伝記は、いずれも大きな文学賞や高い評価を受けている。とりわけ、本書原作の元となった『A.A.ミルン その生涯』は、ウィットブレッド文学賞の伝記部門年間最優秀賞受賞というたいへんな栄誉に輝いている。ほかに、絵本や子ども向けの文学作品も多数著している。日本との縁も深く、1955~57年の初来日以来、たびたび来日、東京女子大学ほかで教鞭をとってきた。
 王立文学協会会員、ロウハンプトン大学(国立児童文学研究センター)名誉会員。イースト・アングリア大学名誉博士、オックスフォード大学文学博士。夫で詩人のアントニー・スウェイト氏とともに、ノーフォーク州に在住。

「2018年 『グッバイ・クリストファー・ロビン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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