熱狂のソムリエを追え! ワインにとりつかれた人々との冒険

  • 光文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334962241

感想・レビュー・書評

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  • ひとりのジャーナリストが日本で言うところの
    ”ソムリエ”を目指すルポ本といったところで
    しょうか。

    単なるソムリエではなく、マスターオブワイン
    という狂気的な知識と経験を持つ者のみ獲得
    できる到達点を目指して突き進む姿に感動します。

    誰でも努力次第で夢は叶う、と感じる一冊です。

  • テクノロジー関連のネット記者が何を思ったのか突然ソムリエになる事を決意し、その一年半に渡る彼女のドキュメンタリー。もう何なんでしょうか、500ページに渡る長編ながらも読んでいる間ずっとワインが飲みたくなるわ、ワインの面白さに取り憑かれるわ、更に俺のワインバイブルである『神の雫』の非現実さを改めて実感し、神崎親子そりゃないわと、まるでワイン版『バキ』を読んでるかの感覚になり、あ、それは今回と違うな、すみません。ゴホン、ゴホン。
    兎に角ソムリエになるには先天性の物が必要ではなく(神崎豊せんせは天才)、後天性で有り、筆者は経験値を上げる事と科学的なアプローチから攻める事で見事ソムリエの資格を取った訳で、その過程の中で本来のワインの楽しみ方とは何か、結局高けりゃ上手いのか、元記者だけに非常に冷静に分析しているのが堪らなく面白い。
    ワインは知識で飲むんですよ。必要な語彙が無ければ表現出来ません。ブラインドテイスティングでは演繹的推理方によりワインの銘柄を当てる、例えば焼いた唐辛子とトマトのような匂いから『ピラジン』が入っていると予想され、ピラジンがあるのは、テンプラニーリョかカベルネ・ソーブィニヨンか、そう、俺は何を言ってるんでしょうか。もう訳分かりません。
    まあ、そう言う知識を持っているのがソムリエ。あゝソムリエ素晴らしい。俺もそう言う知識を持って語りたい、小一時間語りたい。
    そして『これはブショネだな』とクソマズワインをdisってみたい。
    と、非常に勉強になりました。よし、知識為しでワイン飲みまくりますよー

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