- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334953126
感想・レビュー・書評
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坂本美雨さんの子育てエッセイ。娘さんを愛おしいと思っていらっしゃる気持ちがまっすぐ伝わってきた。ご自身のこれまでを書かれている章もあって興味深かった。
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大好きな美雨さんが娘さんのなまこちゃんとの日々を描いたエッセイ。連載も少し読んでいて、こうしてまとめて全部読めてよかった。
美雨さんの愛情がとにかくすごいのと、なまこちゃん本人の言葉を含めて素敵な言葉がたくさんあって、とてもよかった。
またライブ行きます。 -
理学博士の佐治晴夫さんとの対談が良かった。
印象的だったのは
美雨さんが両親から精神的な自立ができているのかは今でもまだわからず、引きずっている気もするという問いに対して
それは焦らなくていいんです。
一生かけて、自立できるかできないかでいい。
という答え。
なんか、すごくホッとした -
坂本さんがラジオで喋っているのを何度か聴いたことがありますが、ほわわんとした坂本さん以外の部分を知ることができます。
私も子供の誕生日に悲しくなる方なので、あぁ分かる!と思ったり、子育てしていく中で、これまで意識していなかった自分自身が芯としていることに気づいて、自分はこういうことを大事にする人間なんだと気づいた話などとても共感しました。
それにしても坂本さんは本当によく、なまこちゃんのことを見ているなあと。
子どものことを本当の意味でよく見るのって意外と難しいことなので、自分もこういう親でありたいなと思いました。 -
子供を育てるとここまで自分と向き合うことになるんだな...ということと、それを赤裸々に的確に文章にしていて、なんだかどう受け取ったら良いのかわからない。
そもそもあまり読者に向けて書かれていないのかもしれない。
だからとても響くのかもしれない。 -
娘と誕生日が5日違いのなまこちゃん。
インスタで、生まれる前からなんとなく追っていた。
姉のサバちゃんと同じ立場の、我が家の猫とも重なり、美雨さんとは多分同年代くらいで、勝手に子育ての「同志」的に感じていた。
雪国での、なまこちゃんの写真がとても良かった。
子育てを考える時、親のことを考えるのは自然なことなんだな。
親と私が全く別の人間なのと同じで、もちろん娘も私とは全く別の人間。
娘を見ていて、もどかしいこともあるし、イライラしてしまうこともある。
口も出してしまうし、不安にもなるし、申し訳ない気持ちを抱くこともある。
そして同時に、彼女の圧倒的な美しさ、驚くほどの優しさ、勇気、素直さを見て胸がいっぱいになる。
「生命」みたいなものが、体いっぱいに、たぷたぷに満ち満ちている。
娘の小さな手を握る時、泣きそうな気持ちになるのは
多分繋いでもらっているのは私だから。
抱きしめられているのは、私だから。
なまこちゃんを見る美雨さんの姿を追う時、そんな気持ちを思い出す。子供の美しさを、それを美しいと思う自分の気持ちを。
なまこちゃんと美雨ちゃんとサバちゃん。
これからも同志として、楽しみに追わせてもらおう。 -
素敵で率直な人柄の出るきれいな文体、
なまこさんがどんなこれからを生きるのか、
ただの読者の身なのに楽しみになる -
帯には子育てと書いてあるけれど、子育てにとどまらない様々な話が楽しい。
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大変良い!!
これは子育てしているママたち、特に、なまこちゃんと同年齢くらいの女の子ママにはどんぴしゃなのではないでしょうか。プレゼントしたい!
後半の書き下ろし部分、坂本家事情が主なところはサッと読み流しました。前半の新聞連載の部分が特に良かったです。
こどもの命はこどものもの、
それと同時に、
母の人生も母のもの!
自分は全然良い母じゃないなと思うことばかり。
冷たくしちゃうこともあるし。
だけど許してくれる子どもという存在。
宝物だよ、大切だよ、
大きくなっていく中で、
誰とも比べなくていいよ、
でも比べることも成長だから、
何かあった時
それでも子どもが自分を肯定できる
確かな愛で心を包むことが親にできることかな。
それはどうやってだろう。
まだまだ修行の日々。
ストレートに愛をダダ漏れさせる美雨さんの素直さが羨ましく思えました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001071.000009848.html
『ただ、一緒に生きている』(光文社)刊行記念 坂本美雨さん×川内倫子さんトークイベント | イベント | 二子玉川 蔦屋家電 | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設
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