ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

  • 光文社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334950880

感想・レビュー・書評

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  • 他の本を探してて、ふと顔をあげたら視界に入ってきた…わー!!!なんか進化してる。嬉泣


    久しぶりに心が高鳴って興奮冷めやらぬままレジへ。

    妹と母になに買ったの?と言われ見せたら
    「また買ったの?!同じの持ってなかった?!」
    と呆れられた。


    そう、持ってる。

    けど、欲しかったんだもの、、、

    エピソードも増えてるし写真も増えてるし買わないという選択はない。買う一択。


    新書判の方は、友達の弟へプレゼントしよう。
    本も喜ぶよね、きっと。


    読もうか迷われてる方は新書版ではなく、是非こちらを!笑

  • 子ども向けver

  • 面白いですねぇ。
    多分、自分ではできないなぁことを実現している行動力に惹かれるのだと思います。
    無収入でもやりたいことを見つけられたのが、才能というか、幸せなんだと思いました。

  • 注釈が入って更に破壊力が増している。

  • 子供の頃「ファーブル昆虫記」に心動かされたものの、昆虫にどっぷり浸かることもなく、何か奇想天外なことをしでかすこともなく、人並みの大学生活を送っている人は多いのではないだろうか。 本書は、「ファーブル昆虫記」に心動かされ、どっぷり昆虫に浸かった博士の話であり、「バッタに食べられたい」という夢を追いかける変人の話でもある。表紙や挿絵のインパクトある絵や写真、これは、もったものではなく、筆者その人である。 フィールド調査へ関心がある人にはもちろん、なんかもやもやして一歩踏み出したい人にもおすすめです。

    ◎信州大学附属図書館OPAC(原書)のリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23608054

  • いやーおもしろかった。この人のバッタ研究にかける情熱がすごい。モーリタニアの砂漠に飛び込んで行って、そこで満足に言葉も通じないのに現地の人たちと心を通わせ、研究に協力してもらったり、助け合ったり、友情をはぐくんだりする。

     驚くような経験や、発見や、失敗や、苦労も、生の情報として生き生きと書かれていて、読み物としておもしろかった。何度も声を出して笑った。

     元は大人用の新書判だが、これは子どもにも読めるようにと、ふりがなを振り、写真も多く入れ、難しい言葉や内輪ネタの言葉には注釈をつけてある。この注釈が堅苦しくなくて楽しいので、大人の私でも笑いながら読んだ。

    最後の方の日本で有名になる辺りは、砂漠での話に比べると退屈だったけど。

  • 研究者という人達の苦労とか喜びがよくわかる本。著者の書き方もあるのだろうけど、周りの人達がみんな魅力的だった。

  • 語注とルビつきで子どもにも読める!ということだがそれはどうかな、大人が気楽に読む本。構成や文の読みやすさ、その後が知りたくなる度は☆5
    読んだ直後にバッタの研究で他国グループが大発見したとニュースを見てしまった。コータロー大丈夫か!ファーブル昆虫記やソロモンの指環が好きな人は楽しめる本。

  • ジャケット的にヤバそうな人物かと思ったが、個性的ではあるもののマジめな研究者だと感心した。アフリカでの体験は中東やアジアに似た傾向もあるが、刺激的で面白い。東海大学出版会のフィールドの生物学も執筆されているとのこと。 最後に筆者も語っている通り、サバクトビバッタの新発見や生態についてもっと書いてほしかった。全体的にヒューマンな内容で終わってしまっている。
    2020年にアフリカから中東にかけてバッタが大量発生して世界的な問題となっており、筆者の活躍の場も広がっていることと想像。

  •  幼い頃にファーブルに憧れ、昆虫学者を目指した著者。バッタの研究を続けていたが、社会に出るにあたって、夢を追い続けるには少々困難であることに気付いた。
     バッタの研究で食べていくには、バッタの大量発生で困っているアフリカに行き、食料問題を解決する研究成果をあげればいいのでは!と思い立ち、アフリカ大陸のモーリタニアへ渡った。


     順風満帆ではないモーリタニアでの研究や、日本での就職活動等、読みやすい楽しい文章で、飽きさせません。

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著者プロフィール

1980年生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。農学博士。
日本学術振興会海外特別研究員としてモーリタニア国立サバクトビバッタ研究所に赴任。

「2012年 『孤独なバッタが群れるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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