少女を殺す100の方法

著者 :
  • 光文社
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  • / ISBN・EAN: 9784334912017

感想・レビュー・書評

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  • 白井智之さん初読みです♪

    破天荒かつ不道徳な世界観を表現するグロい作品が多いということで読んでみたくなりました!
    本当は違う作品が気になっていたのですが、図書館にあった白井作品が三作しかなかったのでまずは本作を手にとってみることに

    確かにグロ表現が多いのかな^^;
    人はたくさん死ぬし、手足はバラバらになるし、脳味噌は降り注ぐ、スプリンクラーみたいに血は噴き出す、肛門からミミズのバケモノみたいな腸はぶら下がる…(なかなか素敵な表現w)
    けれどもコミカルなタッチで書かれているので不快感はそこまで感じずに読めました
    本作がたまたまそんな作風なのか、他の白井作品はもっとグロいのかこの一冊しか読んでないのでわかりませんが…(^o^;)
    他の作品も読んでみたいですが、図書館にあまり所蔵がないので残念_| ̄|○
    本作の『少女ミキサー』『少女ビデオ 公開版』は面白かったです( ̄ー ̄)bグッ!

    • 1Q84O1さん
      ほん3さん、こんにちは♪
      白井さん読みましたよ!
      とりあえず図書館にある三作品で空いてのを借りてみました(^^)
      ほん3さん以前にも白井さん...
      ほん3さん、こんにちは♪
      白井さん読みましたよ!
      とりあえず図書館にある三作品で空いてのを借りてみました(^^)
      ほん3さん以前にも白井さんの小説を読むとB級ホラー映画を観た感じとおっしゃてましたが、実際に読んでみて、あぁ〜、なるほどわかるって思いましたw
      まさに、その通りですね!
      2023/02/13
  • 14歳の少女が色んな殺され方をするお話。
    100ではなく、5種類(5話)です。
    (1話20人として、100人と言う事なのかな?でも方法ではない。)
    5話ともバラバラの話なのですが、全てに共通するのが、14歳の少女が約20人(以上)殺される。さとこという顔が半分赤い斑点に覆われている少女が出てくる。という点です。
    そして、各話は、きちんと推理すべき謎があり、犯人当てとなっています。
    相変わらずのエログロで、ここまでするかと言うほど少女がぐちゃぐちゃにされます。
    気持ち悪い描写が多いですが、話はとても読みやすく、気になる展開で、あっという間に読み終わります。
    個人的には「少女が町に降ってくる」が、意外な犯人とトリックで、面白かったです。
    こんなとんでも設定を思いつく想像力がホントすごい。

  • タイトルはかっこいいけど。

  • とにかく14歳の少女が殺されまくる短編集。
    表紙の浅野いにおさんのイラストの爽やかさを一変させるようなエログロ具合がなかなか。(エログロ好きなので私は面白かったけど、免疫ないとキツめかも?)

    個人的には「少女ミキサー」のメタ設定好き。
    あとは「少女教室」がミステリ的には面白かったし、「少女ビデオ」はどことなし平山夢明さんを彷彿とさせる。

  • 一つ一つの話は短く、文章もさらりとしていて読みやすい。(描写は限りなくグロテスクだが)

    1つ目の話が謎解きの爽快さや登場人物の意外性を含めて面白かった。
    悪の教典に話が非常に似ていた。
    その他の話は設定の意外性を把握し終わる前に殺人や謎解きが始まってついていけなかった印象。
    特に最後の話は一人称が特殊で、謎解きをしている最中に誰が話しているのか、登場人物の状況整理が煩雑で上手く噛み砕けなかった。

    グロ:8 ミステリー:2
    くらいの比重な気がする。

  • 作者は紛れもなく天才だけど、変態。五冊の短編で少女が延100人死ぬ話。この作者の本は本当に読み始めるまで気が進まないが読むと凄い面白い。けどほんとうに頭おかしすぎる。

    『少女教室』ゆるゆるガバガバの大量殺人なのに、タイムラインと見取り図が出てきて、あれこれパズラーかな?ってなって、犯人の悪の経典もどきの回想がはじまり、ゆるゆるガバガバなアリバイ工作をした挙句、自作自演で論理的に謎解きする快作。
    『少女ミキサー』グロい意味不明なデスゲームのなか犯人当て。殺さず活かすという発想が凄い。
    『「少女」殺人事件』メタミスなんだけど、作中作の内容がひどい。ノックスの十戒を遵守してます。
    『少女ビデオ』これは作者の悪い部分が出てくるグロいだけのハートフル?な話。長編ならまだしも、これだけはきつい。飛ばしてもよし。
    『少女が町に振ってくる』SF設定を受け入れたうえで、論理的な解決を見せる、作者の専売特許的な作。とんでもない話なんだけど、伏線の数が多くお腹いっぱい。

  • ミステリ。短編集。
    エロ、グロ、アンモラルな作風は相変わらずですが、『東京結合人間』『おやすみ人面瘡』のような異形の世界というほどではなく、若干インパクトに欠ける印象。
    この作者さんには、もっと滅茶苦茶してほしい。

  • 装画が大好きな浅野いにおさんで⁡
    ⁡つい買ってしまった小説です…が!が!
    正直に言うと大声でおすすめはちょっと出来ない内容でした…⁡
    ⁡グロいです。ミステリー構成は良かったのですが、⁡
    ⁡思い切りグロいです。⁡うーん…これは。
    ⁡私が求めているミステリーではありませんでした
    ⁡スプラッタ系やホラーがお好きな方は良い、かも?⁡
    ⁡⁡

  • 2018年。14歳の少女がいっぱい殺される短編集。
    「少女教室」中学で皆殺しになった教室。
    「少女ミキサー」なぜフードプレセッサーにかけられるのか?
    「「少女」殺人事件」ノックスの十戒。アンフェアすぎて笑える。
    「少女ビデオ 公開版」数奇な運命だな。双子のかたわれ。
    「少女が町に降ってくる」なぜ降ってくるのか?
    最初の2つ以外は書下ろし。

  • 各編20人ほどの少女が死ぬという異色の短編集。
    かなりグロテスクだが、描写が淡々としているためかあまり気にならなかった。
    本格ミステリへの皮肉たっぷりの「『少女』殺人事件」が好み。

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著者プロフィール

1990年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作で2014年にデビュー。『東京結合人間』が第69回日本推理作家協会賞候補、『おやすみ人面瘡』が第17回本格ミステリ大賞候補となる。『名探偵のはらわた』は「2021本格ミステリ・ベスト10」で第3位。他の著作に『少女を殺す100の方法』『お前の彼女は二階で茹で死に』『そして誰も死ななかった』『ミステリー・オーバードーズ』『死体の汁を啜れ』がある。衝撃的な作品で読者の度肝を抜く、気鋭の本格ミステリ作家。

「2022年 『お前の彼女は二階で茹で死に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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