卑劣犯 素行調査官

著者 :
  • 光文社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911973

感想・レビュー・書評

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  • 警察上層部の腐敗を暴く為、下っ端たちが頑張る話だった。笹本作品はいつも台詞回しで進んでいく感じだが、これもそうだった。特にどんでん返しがあるわけでもなく、しっかり悪を成敗しましたみたいな感じで安心して読める。

  •  越境捜査と作品構造は同じだが、楽しく読めた。二時間ドラマ風だっていいじゃない。

  • 何かもっとあるんじゃないかと思わせて何も無かった感じの凡作。荒唐無稽な設定で、話も長すぎる。

  • 笹本稜平「素行調査班」シリーズの現状最新作。

    今回は風呂敷広げ過ぎたかな。一部長だけならまだしも、警視庁副総監がロリコン趣味だけならまだしも、しかもネクロ趣味に携わってるってのはアクション小説やバイオレンス小説の荒唐無稽な作風なら合うのだが、派手さの似合わないこのシリーズには、ちょっと合わない風味じゃないかと思う。

    展開も中盤で、中だるみが出るし、後半は少々焦りすぎの感もある。こういう若干行き詰った作品があるのも、シリーズもんのジレンマなのかも知れない。次作に期待!

  • ふむ

  • 2019_01_08-001

  • 最後にスカッとした。

  • 3月-10。2.5点。
    素行調査官シリーズ。
    警官がひき逃げされる、殺人事件。加害車両は生安部長の車両。盗まれたと主張。真実は。

    うーん、そんなに偉いひとが簡単に事件を起こすかな。
    ご都合主義的な展開が感情移入できない。

  • 警察小説。職位上位者が自らの保身の為に、真相に迫った有能な現場担当官を殺害し、正義感溢れる同僚達が様々な妨害工作や失職の恐怖と戦いながら、ありえないラッキーで偶然手に入れた手掛かりによって犯人を追い詰めていくが、重要な証人はそうとわかった途端に消され…
    とかいうお話しはテンプレートなのかと思うほど。
    最近他の作者の作品でも読みましたが、身内殺しは飛び道具として、あまり頻繁に使うのはどうかと思う。

    さらにこの作者の他のシリーズとキャラクターの配置もよく似ていて、特に「美味しいものにうるさく、少しでも楽と得をしたいラッキーキャラ」が読んでいて不快。
    夜な夜な打ち合わせと称して飲みに行くのは警察官のリアルなのかもですが。
    警察小説はアホほど読んでますが、単に私がこの作者と相性悪いだけなのかも。気づくまでに時間がかかりました。

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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