月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿

著者 :
  • 光文社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911317

感想・レビュー・書評

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  • あんまり刺さらなかった

  • 読みやすく、キャラもすっと入ってきて
    続編も期待できそうです。

  • 囲碁の話は少なく、碁具の話が多い。

  • 宮内悠介の作品にしては、うーん、どうやろ?ちょっと消化不良な感じかなぁ。

    碁盤を作る碁盤師がホームス役、その弟子で棋士の若者がワトソン役兼主人公である。その設定は良いのだが、ホームズ役の碁盤師、利山がなんとも掴めないキャラクターで、悪役の贋作碁盤師安斎の方がキャラクターとしてしっかり成立しているくらいである。むしろこちらを主人公にしたプチノアールで良かったのでないか?と思えるくらい。

    碁や碁盤に関するうんちく、ノウハウは興味深いが、肝心の物語が薄い。プロットを紹介しているだけ程度に思えるような作品もあって、残念。ボリューム含めてもっと掘り下げて欲しいなぁと思えた。

    これシリーズ化するのだろうか?だとしたら、触りの1冊。役者も揃って、これからの展開には期待できそうである。長編、もしくはもっと突っ込んだ連作短編で読ませてほしい。

  • なんというか、取り上げた題材は面白いのですが、想定読者層を大幅に下げたのでしょうか?ライトノベル(?)的なものを読んでいる気分。楽しめませんでした。

  • 読むと知らない世界とか知識にアクセスできる感じが
    宮内さんの本にはあるから、好きだなー。

    囲碁の盤の音とか、柔らかさが大事なんて知らなかった。
    儀式の事も。

  • これで終わり?ですかね?
    続くのかな?

  • 「ヨハネスブルクの天使たち」を絶賛した過去の自分が恥ずかしくなるくらいにつまらない本だった。
    この著者はきっと、人生の機微だとか男女の愛だとかは書けないのだと思う。自分の頭の中だけで物語の設定をこねくりまわして悦に入っているだけの、妄想癖作家なのだと思う。難しい言葉や引用で装飾されてはいるけれど、よく見ればそこには何の意味も付与されていない。
    利仙も安斎も幼稚な漫画キャラクターのようだし、愼と蛍衣の2人のシーンは目を疑ってしまうほどこっ恥ずかしい。
    いっそ人間を登場させない小説のほうが、この人には向いているのではないかな、と思ったり。

  • 03/10/2017 読了。

    図書館から。

  •  私は碁を知らない。
     けれども、この本を読んでいると「人生とは長い長い碁のようなものなのかもしれないなぁ」と感じてしまう。碁ってすごい世界だ、と。

     碁盤なんて大きな木の何かくらいにしか思っていなかったけれども、機会があったら碁盤に打つところを見てみたい、石の音を聞いてみたいと思った。

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著者プロフィール

1979年生まれ。小説家。著書に『盤上の夜』『ヨハネルブルグの天使たち』など多数。

「2020年 『最初のテロリスト カラコーゾフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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