赤瀬川原平の名画読本: 鑑賞のポイントはどこか (知恵の森文庫 a あ 8-1)
- 光文社 (2005年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334783495
感想・レビュー・書評
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今まで私がやっていた絵画の見方が肯定されたように思えた一冊。好きじゃない絵は好きじゃないし、大好きな絵は大好きだーと素直になれた。あまり興味のなかった印象派に気持ちを向けさせてもらいました。
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名画はなぜ名画とされるかを作家でもある作者が書き下す。同じ画家としての視点と、邪推がうまく交差した美術入門。褒めちぎるだけでなく、下手だとこき下ろす絶妙なバランス感覚が面白い。
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絵画鑑賞の入門書。知識を振り回すことなく、平易な言葉で絵画を語ってくれる。絵画は理屈や言葉ではなく心で見るものということに気づかせてくれた。
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赤瀬川さんの目を通して名画を見てみると、自分の特定の画家に対する偏見がはがされていった。特にモネとゴッホ、コローを見直したい。その時は、自分の素直な目で鑑賞できると良いな。赤瀬川さんの目が少し残っちゃうかもしれませんが。
次は日本画の方も読みたい。 -
最後の2つの絵だけ、突然ボコボコにやっつけられているんだけど、急に調子が変わるからなんかへんだった。ルノワールを見る目が変わってしまいそうだ。あ、それではいかんよと赤瀬川さんはおっしゃっているのだ。。。
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超有名な名画15点を独自の感性で解説した本でとても面白い。ルノワール、アングルの絵をはっきりと批判し、いわゆる「名画」という肩書きにとらわれない見方を教えてくれる本。
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この文庫本は名画の部分はフルカラーで1章ずつ全部で15枚の名画が紹介されています。有名な絵が多いですが、この本で知った絵もありました。絵の鑑賞方法のポイントも書かれていて、参考になります。
絵の好きな方はぜひどうぞ。美術館に行き始めた頃の子どもにもいいかもしれません。
もっと詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120610/1339335278 -
名画とは人の心を揺さぶるものだ。それが怒りや悲しみ、むなしさ、動揺を誘ったものとしてもだ。美術館行きたいぞ!