ぶたぶたのシェアハウス (光文社文庫 や 24-26)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779467

感想・レビュー・書評

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  • 女性シェアハウスが舞台だって聞いていたので、登場人物はほとんど女性で、男性はぶたぶたさんぐらいなのかな?と思っていました。
    困っている女性たちのお話が多いけど、熟年離婚の話が印象深いです。モラハラと言われるような態度をしているのに、自分では全く気づかず。子ども達にも「自分のことは自分でしろ」と言ってきたのに、いざ自分が1人になると全く出来ない。そんな男性がぶたぶたさんと出会って、家事教室みたいな場所で別の男性に出会った事からの心の変化が凄いなと感じました。
    高校生の女の子の時や天涯孤独になってしまった女性が主人公の時も個人的に好きな話です。ぶたぶたさんが直接何かをしたっていう話は、下の娘ちゃんの話の時だけです。同じ年齢の子どもがいる入居者の方がいて、その母子に関わるお話でした。語り手はぶたぶたさんの次女なんですが、子どもらしいけど…いっぱい考えてるんだなぁと読みながら感じていました。

  • ほっこりする話が読み手くて手に取った。
    ぶたぶたさんは相変わらずすごい!
    ぶたのぬいぐるみってところがすごい!
    シェアハウスに集まる人たちはやはり「ワケアリ」
    厳しい現実だけれど それぞれの道を歩き出す
    ひとつ家族のことが分かったかな

    ≪ 頼れるよ 話してごらん ぶたぶたに ≫

  • ぶたぶたさん、今回はシェアハウスアンドキッチンのオーナー兼管理人さんに。
    今回も温かくて優しい料理で困った人たちを癒してくれます。
    ランチ会楽しそうすぎました。

  • 人には色々な事情がある。
    それを優しく受け入れてくれるぶたぶたさんのような人が必要なのだと切実に思う。

  • ぶたぶたシリーズ。

    今回は、シェアハウス&キッチンのオーナーがぶたぶたさんです。

    シェアハウスに暮らす女性たち、ご近所に暮らす人を書いた短編5作品。
    そこに住む女性が「ワケアリ」と言われると、自分が誰よりワケアリだと言うぶたぶたさんに癒されます。

    今作品は、いろんな人が自分の道をなにかをきっかけにして模索していく感じがまえ前向きで良かったです。

    無理をして頑張ると続かないから、、
    変わるのは簡単、、
    ただ一歩づつ、、

    ぶたぶたシェアハウスがあれば、入居したいです。
    格安な上に美味しいご飯付きですから。

  • 山崎さん、今度はシェアハウスのオーナー。

    ここにいる人はみんなわけあり、
    わけなしの人なんて多分いないんだろうけれどね。

    軌道修正だったり、
    休憩だったりが
    ぶたぶたさんのシェアハウスでできたら幸せだな。

    私もぶたぶたさんの作るごはん食べたいわぁ。
    というより作るところが見たい。

  • ぶたぶたさんのシェアハウスって、入りたいに決まってるじゃん!o(*≧∀≦)ノでもワケありのひと優先だからなぁ(._.)とりあえず手作り市に顔を出して、徐々にぶたぶたさんとお近づきになれれば…(*^^*)NNNとも連携しているみたいなので、そちらの方でロックオンされてもイイ(ФωФ)♪

  • 目次
    ・ワケアリの家
    ・自分のことは
    ・行かなかった道
    ・優しくされたい
    ・るーちゃん

    ぶたぶたさんは料理が上手だから、そうなってしまうのかもしれないけれど、シェアハウスって、共同の台所を使ってそれぞれ自分の食事は自分で作るものだと思っていたので、シェアハウスで食事付きっていうのに少し引いた。
    これでは賄い付きの下宿じゃないの?

    ただ、母親にがんじがらめに管理され、何も自分でしたことがなかった実里が住むには最適かもしれない。

    「依存先を分散させるのが本当の自立だ」
    言わんとすることはわかるが、依存先っていうのはどうだろう。
    せめて「いざという時の支えをいくつも持っているのが本当の自立だ」くらいにしては?

    あと、男女を問わず、自分のことは自分でできるようになろうね。
    じゃないと人を助けることもできやしない。
    会社人間であることは言い訳にならんのよ。

  • 過干渉の母親、離婚されそうな夫、苦い思い出、愛したい存在、ぶたぶたさんの秘密・・・

    重なるところが少しあったり、思いを馳せたり

    明日変わろうと思うならやめておきなさい

    私少し変わったかな?と思う一言でした

  • シェルター機能もある女性用シェアハウスが舞台。するりと社会問題をテーマにするのが素敵。
    毒親、熟年離婚、孤独感などの問題によって生じるしんどさを、ぶたぶたさんがさらりと受け止めてくれる。だから、しんどさからの脱却を本人が気づくのだろう。

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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