ルージュ: 硝子の太陽 (光文社文庫 ほ 4-13)

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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334777456

感想・レビュー・書評

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  • ようやくジウシリーズ読みまくって、姫川シリーズとのコラボまで、追い付いた〜
    久々の第8弾!

    エグい!エグい過ぎる〜!
    やっぱり、戦争なんか実体験してると、平気なんかな…
    しかし…しかし…
    それも地位協定で守られて…

    ずっと前の事件が、現代で、また再現か…

    ジウシリーズとコラボって言っても、ジウシリーズの登場人物が出てくるだけで、活躍まではなく…確かに死んだけど…
    まぁ、あくまでも姫川シリーズなんで、個性ある両シリーズの凄い絡み合いまでは、あかんのかな…

    とは言え、相変わらずの面白さやけど、姫川さん大丈夫かな?大事な人を…(T . T)
    敵対関係の警部補も活躍というか何というか…もう一人の最後の発言で、続編もチャンチャンバラバラやるんかな?
    ガンテツさん、日下さん!
    あのエセ関西弁のおっちゃんも健在!
    捜査一課に来るんやから、優秀ではあるんやろな?

    大どんでん返しありで、面白かったけど、そんなアッサリと人殺すなよ…
    何か、人の心あるんかって感じ。
    キツ〜…

  • やっぱり面白いです。緩急が読んでて気持ち良く、押し付けではなく、読ませることをとても考えていると思いました。 ジウとかぶってるようなので、これからジウ3部、歌舞伎町シリーズ読んで追っかけたいのですが、どんだけ時間かかるでしょう。

  •  **「過去と現在をつなぐ謎解き: 『ルージュ 硝子の太陽』への深い愛」**

    『ルージュ 硝子の太陽』は、姫川玲子シリーズの中でも、特に心を揺さぶる作品です。この物語は、祖師谷で起こった母子三人の惨殺事件から幕を開けます。事件の残酷さと、遺体の損壊の徹底さは、読み進めるうちに、ただならぬ緊張感を生み出します。姫川班の捜査が難航する中、28年前の未解決事件とのつながりが浮かび上がり、物語は更なる深みに誘います。

    このシリーズに対する愛情は、ドラマやオーディオブックを通しても深まるばかりです。特に、オーディオブックのナレーションが秀逸で、聴き手を物語の世界へと完全に引き込んでしまいます。この物語の力は、視覚だけでなく聴覚を通しても十分に伝わるのです。

    姫川玲子シリーズは、ただのミステリー小説を超えた存在です。過去の事件と現在を見事に繋げ、読者を次々と謎解きの旅に誘います。それぞれのエピソードは、単なる事件の解決に留まらず、登場人物の心理や人間関係の掘り下げにも深く踏み込んでいます。

    このシリーズがこれからも続いてほしい、というのは、多くのファンが抱く切なる願いです。『ルージュ 硝子の太陽』は、そのようなファンの期待に応える作品であり、これからも長く愛されることでしょう。物語の奥深さ、キャラクターの魅力、そして謎解きの楽しさを求めるなら、このシリーズは間違いなくおすすめです。

  • 誉田哲也『ルージュ 硝子の太陽』光文社文庫。

    姫川玲子シリーズ第8作。読み応え十分で非常に面白い。文庫版には本編の後日譚となる短編『カクテル』も収録されており、お得感がある。

    マイクル・コナリーやスティーヴン・ハンターの一連のシリーズやサーガ小説を読むかのような見事な仕掛けに驚いた。また、何よりも描かれる事件と緊迫のストーリーが良い。今後、シリーズの更なる進化が期待できる傑作だと思う。

    冒頭で犯人の視点で描かれる一家惨殺事件、次に姫川玲子の視点で描かれる祖師谷の一家惨殺事件。同一事件を視点を変えて描いたのかと思ったのだが、違和感を覚えた。殺害された人数が違うのだ。読み進むうちに28年前の事件と現在の事件をオーバーラップさせていることに気付き、いきなり大仕掛けを持って来たことに驚いた。さらに読み進めば、まだまだ意表を突いた大仕掛けがあり、気付けば一気読み。

    本作と対を成す『ノワール 硝子の太陽』も来月には文庫化されるようで、今から読むのが楽しみである。

  • 姫川玲子シリーズ第8弾。 
    強い正義感と直観力の主人公はある意味私の
    憧れに近いものがあります。男性社会でも
    自分の信念を通せるタフさ そして決して
    孤高な人ではなく 同僚もだんだんと姫川玲子を
    理解し 協力していくさまがこのシリーズの
    魅力だと思います。殺人事件の描写などは
    なかなかキツい時もありますが それよりも
    主人公の潔さに引き込まれます。

  • 誉田哲也の2冊目に読んだ本だが、姫川シリーズの第8作目とのことで、以前の経緯が分からないと良さも半減しそう。
    相変わらずの殺し方がエグいのと警察関係者も悪そうなのが次々と出てくる。冒頭の殺しと次の殺しの時間軸が分かりづらく、夢なのか現実なのかとも思わせられた。悪徳刑事の罠も何だったのか、どうしてそちらの事件から外されたのか、どうして殉職刑事が出たのかなど不明な点も多々有り。最後のカクテルの章も何だったのだろう。
    もっとこの作者の本を数多く読みこまないと細部まで理解できないのかも知れない。

  • 姫川玲子シリーズ、作者誉田氏の作風からして、とにもかくにも読者を飽きさせない、ページをめくる作業を止めさせない、とにかく読ませる!この能力はなんなのだ?キャラ造詣?構成?伏線が気になる?どうにもこれだ!という決定打にはならない気がする、あくまで個人的感想、見解であるが、読ませる技量においては圧倒的強者である。


    冒頭から胸糞展開であり、合間に同一人物と思われる胸糞シーンが挟まれる。残虐殺人事件の捜査が開始され、姫川以下レギュラーメンバーが捜査に携わっていく。この流れの中で、いわゆる警察内部の派閥、触れられない暗部、犯行の原因、犯人の背後関係、などなど明らかになっていくものの、一つ一つ消化不良を感じざるをえない。
    終幕においては、姫川の貴重な理解者までもが殉職の憂き目に遭ってしまう。数年の捜査官業務で殉職者2名と関わるとは!ガンテツの言葉を借りるならまさに姫川は「死神」であった。正直姫川のキャラ設定はあまり好みではないのだ。


    ガンテツパートや、後半では理解が及ばない登場人物、事象が挟まれているが、誉田氏の別シリーズのエピソードが絡んでいるらしい。ここのところをよく理解しないまま読了したが、別シリーズも読み込んでいれば感想は違ったのか?


    その正否はどうあれ、なぜか読んでしまう、読み始めたら止まらない、止められない。ここは紛れもない事実であった。

  • 流石の姫川玲子シリーズでしたね。
    登場人物各々の心情がよく分かり、物語に引き込まれました。
    話の真相は、なるほどそうくるのかと言う感じでした。
    まだまだ続編があるので、楽しみです。

  • 事件に対する姫川の姿勢にいつも尊敬 憧れを感じる。今回の犯人に対峙した時の玲子の怒りは見事なまでの迫力で拍手喝采!
    最後のガンテツの言葉に本当に嫌悪を通り越して憎悪を感じてしまう。
    姫川シリーズまだまだ続いて欲しいな。

  • なかなか進まない捜査
    なかなか繋がりが見えて来ないストーリー展開にちょっとイライラ(*´-`)

    昭島署のくだりはよかったな



    ジウシリーズ読んでないから…
    読んだ方がいいのは分かってるんだけど…
    なんか手をだせずに来てしまった(u_u)

    食わず嫌い笑

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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