二ノ橋 柳亭 (光文社文庫 か 59-2)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775216

感想・レビュー・書評

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  • 面白そうなんだけど内容が大人っぽ過ぎたせいで冒険感がなくて5に届かず。

  • 2020.2.12-287

  • 今までずっと戦前の文学を読んでいたので、戦後の文学というのは新鮮だった。いくつか戦争や戦後の描写が出てくる話があるが、さり気なく描写が挿入されている。その描写だけでなく、全体的に一言一言が重かったりトリッキーだったりすることはほとんどなく、すっと馴染むように読める。それでいて、味わいがある。一言でいえばスマートな印象。
    話のオチも、「ブラックバス」はおお、というところもあったが、他は読後に軽やかな余韻を残す程度のもの。仰々しくないところが個人的には好みに合う。

  • それぞれに趣の異なる話が詰まった短編集。
    そのどれを取っても、するすると入ってくるのに味わい深く、品がある文章で満たされているので、読んでいて楽しかったです。
    色川武大氏の解説もまたいい味を出していて得したような気になりました。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。小説家・放送作家・エッセイスト。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセイを発表。1983年『私生活』で直木賞受賞。主な著書に『洋食セーヌ軒』(光文社文庫)、『私生活』(文春文庫)、『ブラックバス』(文春文庫)、『たたずまいの研究』(中公文庫)ほか多数。1994年死去。

「2016年 『神吉拓郎傑作選2 食と暮らし編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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