テアイテトス (光文社古典新訳文庫 Bフ 2-5)

  • 光文社
3.91
  • (4)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 117
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753931

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 素直な青年テアイテトスを相手に「知識とは何か」を問答する対話篇。この問いにテアイテトスとソクラテスは「知識とは知覚である」「知識とは真の考えである」「知識とは真の考えに説明規定が加わったものである」と3つの仮定を立てて検討するが、結局どれも否定されて終わるという久々にソクラテスらしい結末である。独自の親切丁寧な見出しに100ページ超の解説がついているが、それでも難解だった。テアイテトスくんが素直で前向きに議論についていく分、展開はスムーズなんだけど。特に最後の方の字母がどうとか、全体と全部の違いとかの辺りが解説を読んでも理解が怪しい。「ソフィスト」とテーマ的に繋がっているようなので、そちらも読んでみることにしたが理解できるか不安が募る。「パルメニデス」のときもそんなことを書いた気がするが…。

  • トピックとしては興味深く読んだけど、後半からついていけなくなった。二回目チャレンジして、前半はよりすんなり入ってくるように思ったけど、やはり似たようなところから苦戦。
    解説すらついていけなかった…涙

    ほかのプラトンの作品を読んでから、また戻って来たい…!

  • 2019I281 080Koe/P
    配架場所:B2 光文社古典新訳文庫

  • 今までになく難解と言うかあちこち分散してしまって、とりあえず注釈を置いといて読み進めることでどうにか見失わずについていけたか。
    口調が他のものと違ったのでそれもちょっと原因かも。

  • Amazon、¥1073.

  • 読売書評20190210

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

山口大学教授
1961年 大阪府生まれ
1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
2010年 山口大学講師、助教授を経て現職

主な著訳書
『イリソスのほとり──藤澤令夫先生献呈論文集』(共著、世界思想社)
マーク・L・マックフェラン『ソクラテスの宗教』(共訳、法政大学出版局)
アルビノス他『プラトン哲学入門』(共訳、京都大学学術出版会)

「2018年 『パイドロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

プラトンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×