- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334752958
感想・レビュー・書評
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遂にこの日がやって来ました!
な、なんとなんと池田真紀子さんが原田マハさんと並んでワタクシの本棚の著者登録数ベスト5入りしたのです!
え?池田真紀子さん知らない?
翻訳家ですよ!リンカーン・ライムシリーズとかで大活躍中の翻訳家さんですよ!
本作でもさすがの訳文ですよ!
翻訳家さんがベスト5に入ってきたら、もう通ですよ
いよいよワタクシも海外ミステリー通の仲間入りですよ
fukayanegiさんとかと同じステージです
もう海外ミステリーのことならなんでも聞いて下さい
なにしろ通ですから
最初は光り物からですよ(通の概念がお子ちゃま)
あ、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』ですよね
忘れてませんよ『郵便配達は二度ベルを鳴らす』のレビューですよね
ただこの先とんでもないネタバレが含まれていますので未読の方はご注意を!
郵便配達員…
出てきません! -
一度目は悲劇、二度目は喜劇――か。
根なし草の青年フランクはタダ飯にありつこうと近寄った
ドライブインのギリシャ人店主に気に入られ、
仕事を得るが、店主の妻に惚れ、関係を持つ。
生活の安定のために結婚しただけで夫を愛していないという
彼女と共謀し、店主殺害を目論むが……。
あまりに有名な映画の原作本。
実は映画は未見、本を読んだのも、この新訳が出たからで、
サスペンス&バイオレンス?
くらいの知識しか持っていなかったのだが――
お、お、お、面白いっ!
主人公フランク・チェンバーズが堪らなく魅力的で
うっかり惚れてしまいそうになった。
放浪癖があり、世慣れていて、
多少の揉め事や警察とのイザコザなど物ともしない
したたかな男だが、
賢くて繊細で、ちゃんと人並みの罪悪感も持ち合わせている、
そんな青年が綴った、愛と暴力を巡る顛末記。
……シビレました。
ところで、最もショックだったのは、
本編に郵便配達員が登場しないこと(笑)。
不可解なタイトルの由来は解説で。 -
図書館で借りた本。1934年に発表された本で映画化もされた。流れ者のフランクが立ち寄ったドライブインで住み込みバイトする事に。オーナーはギリシャ人の男で妻のコーラと2人で店を切り盛りしていたが、フランクとコーラは不倫関係に陥り、ギリシャ人を殺す計画を立てる…という話。ドロドロ不倫のような感じはしないが、2人は色々とやらかしながらも計画実行後も順調に生活していくが、最後の最後でコーラはフランクに対し、真実の愛を確かめる行動に出る。そしてフランクは… 薄い本なのですぐ読了できたし、裁判の箇所はなかなか良い。まあまあかな。
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これを松本清張が書くとしたら…と想像しながら読むと、ケインの筆のクールさがわかる。
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物語(大好き)の感想は新潮文庫版に書いたので、訳の違いの話。
どちらもとても良い訳で、非常に読みやすかったのだけど、強いて言うなら私の好みはこちらの光文社版。
新潮文庫版はやや格好をつけた文章、光文社版はするする入って来る自然な文章なのだけど、そこについてはどちらも好き。
ただ、原書を読んでおそらくそうだと思ったのだけど、ギリシャ人のニックは多分、まだ英語が流暢でない。
やや片言なのだと思う。
しかし新潮文庫版ではそれが全くなかったので、看板のスペルミスをフランクが直す場面に違和感があった。
光文社版はニックに片言感がある。
ニックの英語がネイティヴレベルでないというのは、コーラがニックを尊敬出来ない理由の一つだと思うので、ここは訳に入れて欲しいところ。 -
ずっと読みたかったので、ぐいぐいと読んでしまった。
語りの仕方が気になった。
コーラは人妻だったから魅力的なのか?フランクみたいに無頼な者にオンナは引き寄せられるものなのか?
映画を見てみたい。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742341
不倫からの殺人、そして裁判。
猜疑心にさいなまれて愛は憎悪に変わる。
それでも離れられなかった2人の結末とは。
ちなみに郵便配達員は出てきません。 -
タイトルだけは知ってる有名小説をやっと読んだ。
ハードボイルド翻訳の困難を感じつつも、意外と楽しめた。
一Qさんに導かれたみたいなことになってしまう
まぁいいか
出藍の誉れってやつですな
一Qさんに導かれたみたいなことになってしまう
まぁいいか
出藍の誉れってやつですな