群雲、関ヶ原へ 上 (光文社文庫 た 36-1 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (673ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334743130

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原の大会戦はたった1日で終わってしまうが、そこに至るまでの流れは本流、支流含め幾千本と、そこに名を残した百数十の戦国人の数だけあった。
    それを丁寧に、また面白く描いた関ヶ原ものの最高傑作。
    早く下巻が読みたいよー

  • 司馬遼太郎「関ヶ原」を読んだあとに
    呼んでいるが、こちらのほうが
    フラットというか良くも悪くも癖がなくて
    読みやすい。

  • 関ヶ原に関わる武将を、本当に平等に色々な目線から描いているのだけど、それが逆に作品を印象に残らないものにしてしまっているかなぁ。。

    最近、ブクログを書く暇がなくて、まとめ書きになってしまっているので、記録をたどりながら今、書いているのだけれど、これより古い本でも思い出せるものもあるのに、この本に限ってはあまり思い出せない。。。

  • 関ヶ原の戦いまでの各大名の心の動きから当日の戦いについて書いた本です。

    本の主役はもちろん、徳川家康と石田三成ですが、この2人を中心に、関ヶ原の戦いに参加した大名の特徴や戦いに臨む背景などを詳細に登場します。

    家康は非常に人間味があるように描かれて、上杉景勝は確かな決断力とぶれない心情が見事なくらいで、周りの武将である伊達政宗や最上義光が悲惨な感じだったのが、とても印象的でした。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-940f.html

  • 結城秀康、三成のこと好きすぎる…。
    もうちょっと左近の出番を…。

  • 関ヶ原の戦いを題材にした小説。上巻は家康と三成を中心にその周辺の人物たちも描かれている。やたらとページ数があるが、各人物の特徴や心理描写が面白いのでサクサク進んでいく。これまで自分がもっていたイメージが覆される武将や、あまり注目したことがなかった武将にも焦点が当たっているのも良かった。10年以上前に読んだ司馬版の「関ヶ原」よりも個人的には随分と面白かった。いよいよ戦いが始まる下巻が楽しみ。

  • 関ヶ原を描いた書では一番お気に入り。
    全国の幾多の武将がこの合戦を、どう迎え、どう考え、どう動いたか、
    そしてどう終えたか、まさに群雲群像劇。
    当時の文献からの引用も多く、信憑性が高い関ヶ原調査報告書、といった趣。
    しかも小説としても十分に面白く、ちょこちょこと著者の贔屓武将に対する思い入れも感じられ、楽しめました。
    あと、各章が短いからか、文章作風が自分にあっていたのか、非常に読みやすく感じました。

  • 天下分け目の戦いをそれぞれの視点で描いた群像劇。結果は歴史が証明していますが、人それぞれに戦う理由が、そして正義があった事がよくわかります。

  • (上下巻共通)
    大長編なボリュームだけれど、連作短編として読むことができます。
    登場人物の多さも自然に解決できているし、知らないエピソードも多く楽しく読むことができました。
    視点が、やや西軍よりなのは、判官贔屓ってやつかな?(^^;

  • 武将の人となりについて、一般に言われるものと少し異なる解釈

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