エッセイストのように生きる

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 558
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334100988

作品紹介・あらすじ

書くことで救われてきた。書くことが人生を変えてくれた――。〈エッセイ=パーソナルな心の様子を描いた文章〉を書き、見つめつづけ、考えつづければ、おだやかな暮らしが手に入る。エッセイスト松浦弥太郎が、考え方、書き方、読書、SNSとの付き合い方までを案内する、新しい思考のレッスン。

感想・レビュー・書評

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  • エッセイストのように生きるには、物事をただ「見て」「知る」だけでなく、「見つめて」「わかる」ようになるまで考える続けるとことが必要。

    考え続けて「わかる」という領域まで行けると、そこに隠れた秘密が姿を現すそう。
    さらにその秘密を見つけていく過程の中で、「自分はどんな価値観なのか」というのが浮かび上がってくるよという話でした。

    「さみしい夜にはペンを持て」を読んで、それから自分を知るために毎日日記を書いています。
    書いているけど、未来の自分が楽しめる文章はまだ書けず、これで合ってるのかなと不安になりがち。

    上手く書けるかはそんなに大事ではない。どれだけ秘密を見つけられたか、それを読者にぶつけたいと思っているかの方が大事、という考え方を読み、もっと丁寧に自分の心に向き合ってみたいと感じました。

    書く営みを続けて、自分を無理なく理解できたら良いなと思います。

  • #エッセイストのように生きる
    #松浦弥太郎
    23/10/25出版
    https://amzn.to/3QtgAc8

    ●なぜ気になったか
    エッセイを書けると人生豊かになるのは間違いない。人に読んでもらうとかでなく、自分の中でクローズした形でもそうであろう。エッセイを書く方法を学びたい

    ●読了感想
    いろいろなことを知ればエッセイは書けると思っていたが、それは間違いだと気づかされた。魅力的なエッセイは「知る」を減らしてでも「わかる」を求めて深掘りすることから生まれるとわかった

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • エッセイストのように生きる

    帯の一文。
    書くことで、救われてきた。
    書くことが、人生を変えてくれた。

    え、私のことじゃん!
    と思って手に取らずにはいられなかった。


    本は好きだったけど、文章を書くことが好きなわけではなかったと思う。
    でも何でだか「書きたい」という感情が沸々と沸いた2023年。

    背中を押してもらう出来事もあり、私は自分が日々思っていることを文章にして外に出すことを始めた。

    その行為が、私にとっては「浄化」みたいなもので、書くことで自分の感情が整理されていき、とても生きやすくなったと感じている。

    この本を手に取り、読み進めていくうちに
    その謎はサラリと解き明かされた。
    考えること、悩むことが趣味みたいな私にとってエッセイを書いて、その胸の内を明かすことは、自然の流れだったのだなぁ。
    今までは考えるだけで外に出してないので
    詰まらせて流れないトイレのようだったのだよ。
    そしてそのまま、忘れていってしまうのだけど本当は私のどこかに蓄積されていってるんだと思う。
    なんだか不健康そうじゃん!笑

    書くことって聞くと、構えてしまう方や自分には関係ないって思う方も一度読んでみてほしいなぁ。

    弥太郎さんの文章は柔らかくて丁寧だなーって思うのだけど、YouTubeでしゃべっているのを見たらイメージそのままでした。

  • 松浦弥太郎さんの本は、いつも真正面に向き合って照れずに買うのが難しく、読んでみたいなぁと思うけど、買うまでに何度も本屋に行ったり書棚で手に取っては戻して、というのを繰り返して、でもやっぱり読みたくて買う。なんか、あ、そういうこと知りたいと思ってるんだ〜と自分で自覚したくないことを自覚させられる感じが恥ずかしいのだ。
    でもこの「エッセイストのように生きる」は、松浦さんのインスタで紹介されてるのを見た時、直感的にすんごく読みたい気持ちになって(表紙の串田孫一さんのイラストの感じもとてもよくて)、ポチっと素直にAmazonで予約した。
    ちょうど、会社の先輩の話を聞いたり、通っている講座での話を聞いている中で、どうやら、私は、自分への解像度をグンと上げていって、私の価値観というやつを認識しないといけないみたいだぞ(今の私にはそれが必要になってきているタイミング)と思っていたので、この本に書いてあることはドンピシャで役に立った。こんな価値観を持ちましょうということはもちろん書いてなくて、その価値観の分かり方、見つけ方、まさに自分への解像度をあげるやり方が書いてあって、とてもよかった。さっそくポケットに入るメモとペンを買って、気づいたことや思ったことを、道端で立ち止まってメモする生活を始めている。

  • ずっと考える。関心を寄せつづける。そこで生まれる楽しさを味わってみたい。

  • 出会うべくして出会った本。
    「文章を書く仕事がしたい」と行動するなかで、SNSで"バズる"とされる文章やキャッチーなタイトルに疑問をいだいていた。わかりやすく簡単で目を引く言葉や、一瞬その気になれるような言葉に価値はあるのだろうか?本当に読み手の心に残るのだろうか?と。
    本書を読んで、そんなわたしのモヤモヤはスッキリと晴れた。そしてエッセイを書いてみたいと思った。自分の人生で起こるできごとを自分の視点で見つめ、自分なりの答えを見つける。自分が発見したとっておきの秘密を、自分の言葉で伝える。バズる文章とはちがうけれど、自分らしい文章を書きたいと思った。

  • No.2/2024

    ・はじめ・真ん中・終わり
    ・著者の伝えたいことを想像して読む
    →人を読む読書

    この2つを知れただけでも読んだ価値がある

  • 「すべてのことに意味があり、学びがある。」
    「『安心』するためには、自分に必要なことを『把握できている』ことが大切です。不安とは『知らない』『分からない』から生まれるものですから。」

  • 弥太郎さんの言葉は心に届きます。
    自分も書く機会があるので、ドクター・ユアセルフのを心がけながら生活します。

  • エッセイの書き方。書かないことを決める。
    すごくむすがしい。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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