ホークス3軍はなぜ成功したのか? 才能を見抜き、開花させる育成力 (光文社新書)
- 光文社 (2020年4月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334044701
感想・レビュー・書評
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ホークス3軍構想を実現についての話。
実際にWBCの侍JAPANで活躍した牧原、周東、MLBで活躍中の千賀などを輩出した環境がどんなものか気になっていたが、当事者の話もあり非常に説得力があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
育成だけど上手くいかなかった選手達のことも触れてくれていたら、さらに厚みが出たのでは。
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ホークスの育成選手と言えば、千賀や甲斐が有名である。これら2人に共通することは、ある一芸に秀でていて、ひりひりとした反骨心や、ハングリー精神の持ち主であること。そしてこれらの埋もれた才能を見つけ出すのが、スカウトの腕の見せどころである。成長する伸び代を見抜き、どの球団よりも先に獲得する。また、才能を開花させるのもコーチ陣や環境の整備などソフトバンクは長けている。千賀という育成選手からの大成功例は、携わってきた人々のモチベーションに繋がり、同じ育成選手の憧れや希望となり、ビジネスの好循環となる。人の人生を大きく左右するスカウトは楽な仕事ではないがが、引っ張った選手の活躍が糧となり縁の下からチームを支える大事な存在だと感じた。
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ホークス3軍の育成理念や目利きについて詳しく書かれています。
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ホークス三軍の育成物語。王会長はじめ、フロントと現場の一体感、同じビジョンと目的意識を持った結果が成功につながったと思う。あと、一芸に秀で、それを伸ばし契約金一億円とか貰うドラフト一位に負けない、というハングリー精神はすごく重要。
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根本さんの先見の明が印象的。
ソフトバンクは金があるから、と思っていたけど金の使い方を誰が決めてどのように進めたかよく理解できた。ビジョンの大切さと徹底する難しさは仕事と同じと実感。
ワンマン的な要素も推し進めるにあたって重要なのが日本的な気もするが、王さんの存在が凄く大きいのだろうなと。
オリックスも同じようなことを始めたが、カリスマがいないなか、どこまで継続できるか注目したい。 -
ビジネス書のリーダー論を説くような始まりだったが、徐々に小説を読んでいるような気分にもなり現代の教育の課題をあぶりだすような文章もあり、されに心揺さぶるエピソードや物語が綴られ、伝記のようなくだりもあり。・・・そしていつの日か歴史書になるんだろうな。楽しく読んだ。野球を好きになってよかった。
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6年で日本一を5回(!)という驚異の戦績を誇る、ソフトバンクホークスの3軍戦略について書かれた本。
選手の育成論としてはもちろんのこと、マネジメントやプロジェクト管理の観点からも非常に有意義な一冊です。
・新しい事には必ず反発があること。同調圧力に負けないこと。
・才能を磨くには競わせること。安心させないこと。
・やらせるのではなく、自主的に努力するような環境を作ること
・外から引っ張ってくるのではなく、中で育てた方が安上がりなこと
・納得感を持ってもらうには、機会を与えること
・そして機会がなければ上達しないこと
実際、千賀や甲斐といった育成(要するに戦力外)で入団した人たちが、今や日本のトップクラスの選手であるというのは、本当にすごいことだと思います。
本人の努力次第で何でも出来る…。
それは後に続く人に、本当に大きな夢を与えてくれると思います。
また選手以外にも、スタウトや球場スタッフなど裏方の話もてんこ盛りで面白いです。
野球に興味がない人でも、読めばきっとホークスを好きになれると思います。 -
ホークスの三軍が出来たのは、海外にいてそんなには野球を観てなかった2011年。千賀や甲斐の活躍がまた違った目で見れるようになった。この後根本陸夫さんの本を読みます(*ˊᵕˋ*)