創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論 (光文社新書)
- 光文社 (2015年11月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334038922
感想・レビュー・書評
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1.大好きなコテンラジオを聴いてこの本にたどり着きました。
2.本書では、「ゆるい関係」ということが主なテーマとなっており、一般的な規則やルールとは異なる形の世界観を持った人たちのリアルを描いています。著者自身、人とは違うという自我が芽生えたことで、現代社会の疑問や問題点についてより感じるようになっています。
そこで、鯖江市のJK課という部署を設置するという前代未聞の活動を行います。もちろん、最初は反対の嵐ですが、継続していくとその声は静まってきます。そして、この活動の後にNEETを対象として会社を設立します。この活動の中での学びや発見、当時のストーリーなどがこの本には書かれています。
3.ボランティア活動に身を投じている身としてはとても沁みる話でした。学生は「居場所」ということにこだわっていることや「当たり前の枠組み」について疑問視しております。だからこそ、大人では考えないような意見を言ってくれることがあります。その時に私たちはその意見を「違うんだ」と蓋をしてしまわずに、「おしゃべり」をとおして理解しあうための努力をしていく必要があると感じました。そして、この「おしゃべり」に問題解決の圧力をかけてしまうと学生は委縮してしまいます。そうさせないために、私たちは自分のことは二の次で、とにかく「発言してもいいんだよ」という雰囲気作りが大切だということを痛感しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
課題を解決しようとする時に、自分も含めて、正面から突破しようとしがち、結論を急ぎがち、効率重視なコミュニケーションになりがちなことに気づいた。本当に何かを変えるのであれば、「面倒くさいこと」にも向き合い、信頼関係と脱力(リラックス)してコミュニケーションできる場を作ることが大事。
この本から学ぶことが多かったし数々の実験的プロジェクトの話もとても面白かった。 -
私は普段、読んだ本について内容を要約しているが、この本を読み終えたとき、「要約したくない」という感情が自分の中に生まれた。
なぜならば、この本は、知識や正解の提供を目的にしたものではなく、読書体験を通して、自己や社会について見つめ直す機会を与えてくれるからである。
自身の感想を表現すると以下のようになる。
コミュニティの常識に、自分を適応させることは、義務ではなく、権利であり、選択肢の一つではないかと感じている。社会の求める正解のようなものは、自分の人生の正解とは限らないし、もっと言えば、自分の人生の正解など存在しないかも知れない。しかし、自分の身体および脳を通して、人生という現象を楽しむことができればと思う。 -
今までのかたい社会に対する実験的な新しいコミュニティの実例
JK、NEET、就職アウトロー等の社会への巻き込み方やそこで観察された考察が素晴らしい
(コテンラジオでの話の方が面白かったけど) -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685499 -
想像的脱力、まさにこの言葉通りでかつ、これでできていない日本人がどれだけ多いことか。
こう言った話を真剣にできるかどうかで身の回りのコミュニティの居心地は大いに変わってくるのだろう。
とても良い本でした。
想像的脱力、まさにこの言葉通りと思いつつもタイトルをもっと工夫できれば、もっと売れたのでは無いかとも思う。 -
ヨーゼフ・シュンペーター 社会が発展→新しい方法は非効率な方法を駆逐破壊→新陳代謝=創造的破壊
北欧 余白の時間 大学入学は22、23歳
2014年ゆるい就職→☆R020606現在普及していない
著者・福井県若狭町 ○○先生の子供 詩→教室で失笑→「あ、言ってはいけないことを言ってしまったんだ」
人と組織の研究☆論理が分かりづらい/何に役立っているのか不明
2014年鯖江市 JK課→批判、俗語使うべきではない
市営バスのダイヤ改正
図書館空席アプリ開設
ネットで批判→大人の方が考えすぎた
挨拶指導必要なし→公務員と女子高生の上下関係つくるだけ
みどりん☆目の感じ誰かに似ている!
ニートだけの会社 レンタルニート=人材派遣☆詳細不明
アメリカのダイバーシティー→人種民族対立で問題ある社会の考え方 日本=ほぼ単一民族・島国で導入する考えではない
かたい社会に変化 ゆるい(怪しい)・かたい 魅力的・つまらない のマトリックス
固定電話・ファックスは直に今のネット環境になったのではない・ゆるく怪しいオタクのパソコンが起源