教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038717

感想・レビュー・書評

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    【書評】『教養は「事典」で磨け』(光文社新書・成毛眞)&おすすめの事典三冊 | トレーダー分岐点
    http://musebinaki.com/2015/10/28/encycropedia/

    教養は「事典」で磨け 成毛眞 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038717

  • Kindle Unlimitedに入っていたので何の気なしに読んでみたもの。

    全3章立て。
    第1章は、事典・辞典・図鑑がなぜ教養を磨くために役立つかという解説。
    第2章は、著者オススメの事典・辞典・図鑑を紹介するブックガイド。
    第3章は、事典が作られるプロセスを、版元を取材して探るルポ的内容。

    3つの章のうち、第2章のブックガイド編がいちばん面白い。
    第1章はとくに目新しいことは書いておらず、凡庸な内容。第3章は、事典の制作プロセスに興味のない私には退屈だった。

    この手の事典ガイドは過去にもあったが、本書には著者ならではのヒネリが加えられている。

    過去の類書はあくまで「レファ本」(レファレンス本)ガイドであって、知的生産の補助本として事典を紹介する内容であった。

    本書にもそういう面はあるが、そこにとどまらず、事典を〝読んで楽しみ、眺めて楽しむもの〟としても紹介している。そこが大きな特徴。

    たとえば、美しい写真に彩られた東信の『Encyclopedia of Flowers――植物図鑑』シリーズを、著者は「一生枯れないブーケ」として「飾る本」「贈るための本」として紹介する。
    自分で眺めるにもよいが、花束代わりにギフトとして用いるにも好適だというのだ。

    そのような視点は、「情報として役立つか?」のみを追求した既成のレファ本ガイドにはけっしてないものだろう。

    また、ガイド編を読んで、私自身が買って手元に置きたいと思った本が10点以上あった。それだけでも、読んだ価値は十分にあったと言える。

  • "成毛さんのマニアックな視点、炸裂!。
    辞典を読むという発想は、私には浮かんでこない。
    辞典を読んで楽しいの?と思っていた。
    本書を読むと、今まで思っていた辞典のイメージが変わってくる。
    手に入れたくなる辞典が多数紹介されており、早速購入したくなる。
    絶対に手に入れるであろう辞典は以下。
    ・英語便利辞典
    ・敬語のお辞典
    ・サイエンス大図鑑
    ・葬送習俗事典
    などなど・・・・"

  • 興味のある事典が見つかっただけでも読んだ意味があった。

  • 本の大切さを知る
    ネットにはないもの 教養=長い時間をかけてカンヨウされるものは ネットの時間間隔とは不似合いだ と思われる

    その分野を短時間にしようと思ったら 図鑑や事典は重宝する
    とにかく触れて感じてみる

  • 図鑑を読み、絵や写真を見る習慣がつくと、ふとしたときに目に入るビジュアルに騙されることが少なくなる。

    図鑑は書見台やコーヒーテーブルに重ねて置き、ページをひらいたままにしておく。

    講談社学術文庫:世界ことわざ名言辞典 江戸語の辞典
    ちくま学芸文庫:西洋文学事典 明治東京風俗事典

    サイエンス大図鑑 【コンパクト版】
    辞書には載らなかった 不採用語辞典

  • 人生ガイドは全然好みじゃないけど、ブックガイドはやっぱり面白いな、この人。まえがきの”初の辞書ガイド”ってのは、前に読んだレファ本新書とかもあるし、あまり当たらないと思うけど、それはさておき、本書中にも興味深い事典が結構盛沢山だった。気になると言えばどれも気になる、みたいな。確かにこういう雑学集、座右において気が向いたときにパラパラって、知的好奇心刺激の意味でも有効ですわな。まずは気になったものをいくつかゲットして、パラパラするところからはじめようかしら。

  • 辞書や事典の楽しみ方を紹介した本。 事典には必要な情報を検索するだけでなく、読む楽しみもあるという。現代はネット上に多くの情報があり、検索すれば大抵の情報を引き出せる。 また周辺情報も記載されているか、知識の広がりという点では辞書も十分使える。 何より信頼性の高い情報があり、古くなってもその当時の状況を伝える資料として使うことができる 。
    辞書の楽しみ方や読み方を簡潔に紹介しているが、教養を謳う他の類書にも同様のことが書かれており、目新しさは感じられなかった。著者が50冊ほど面白い事典を紹介しているが、自分の興味に合いそうなのは数冊だけ。(自分の教養の無さを表しているが、、)また所持しているのは、白川静の「常用字解」のみ。 著者の楽しみ方も分からなくはないけれど、ただ読むだけではモチベーションが続かないような気もする。 コレクションとして辞書を集めるアイデアも紹介されているが、ただ集めただけで読まずに終わりそう。 それでは教養は身につかないだろう。
    この手の本を読むときはいつも思うことだが、著者がタイトルにつける教養って何だろう。コレクションも教養なのだろうか。教養の定義は難しい。

  • 世界には変な辞典がたくさんある。その一つ一つがすごく面白そう。

  • 手元に辞書を置きたくなる。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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