化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038359

感想・レビュー・書評

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  • 人類のいろいろな夢への化学的アプローチがどの程度進んでいるか、2014年時点で最新の研究を紹介する本。不老不死や難病の治療については、こんな薬があるけど副作用が…とかコストが…とかの繰り返しになるのが少々退屈。環境化学やエネルギー問題の分野では、人工光合成や藻類によって二酸化炭素からエネルギーを生み出す研究で日本の研究者が先頭に立っているのは、驚きとともに日本人として誇らしく思う。また、今世の中はコロナ禍にあり、ウイルスやpcrの解説は興味深かった。あと、一人乗りヘリコプターはなぜか笑ってしまった。

  • 2021/06/06読了 @kindle unlimited
    2014年12月に発行された本。
    特に参考文献一覧はなし。

    「透明マント」や「石油をつくる藻」など、様々な科学知識を広く浅く知ることができる本。
    対話形式であり読みやすく、わかりやすい。

    2014年刊行のため、今はもっと進化しているであろう技術もあれば、計画では達成できていそうなのに、全然聞かない技術もあった。

    この本で一番共感したのは、最後のあとがきにあった具体例である。自分なりに要約すると「素晴らしい発明はむずかしいことと同意ではない。ただ誰も想像していなかっただけである」ということである。

    知識が増えるにあたって、実現が難しいからと「夢」を考えることをやめていませんか?
    「夢」を叶えるために知識はあると考えているので、ぜひこの本で「こんな夢を実現させようとしているのか」と感じて欲しい。
    そして自分で叶えたい「夢」を考えてみてほしい。

  • 対話形式は読みやすいけど、いまひとつまとまらない感じ。化学、というくくりで良いのかも疑問。
    刊行から数年たってるので、その後の技術的なアップデートが知りたい。

  • 「金」を人工的に造ることはできるのか。
    「がん」を治療することができる日は来るのか。

    何となくではあるが、人類は不可能と言われていた
    ことを実現させているような気がします。

    まだまだ「夢」と思われている課題をこの先克服
    できる日は来るのか。
    現代の化学の力はどの程度なのか。
    透明人間は実現するのか。

    対話形式で文系人間にも分かりやすく答えてくれる
    一冊です。

  • 123ページまで読了、一旦返却

  • 文字通り、最新科学を紹介する一冊。

    対談形式だったのでわかりやすくて面白かった。

  • 2013-14の連載の新書化。「化」学の貢献と当時の最新研究を博士と妻の会話形式でわかり易く解説する。科学者に無茶振りを、と著者は言う。世界を変える発見はそこそこの成果を目指す研究からは出てこない。研究に限らずそれは真理だなぁ。取り上げられる15のテーマは、金(きん)、不老不死、宇宙旅行、モテる薬、ダイヤモンド、やせる薬、花粉症、頭の良くなる薬、『ドラえもん』の道具、若く美しく、美味しいもの、風邪を治す薬、がんを制圧、地球温暖化、エネルギー問題。

  • 化学がかなえる「夢」を手軽に読める本だと思う。

  • レビュー省略

  • 錬金術。不老不死。宇宙旅行。モテ薬。人工ダイヤモンド。痩せ薬。花粉症の根治。頭のよくなる薬。ドラえもんの道具。若くて美人になる薬。美味しい物。風邪の特効薬。がん征圧剤。ストップ地球温暖化。地球的エネルギー問題の解決。人類の夢について、現実をみつめ夢を描く。いずれも壁は厚く高いが決して乗り越えられないものばかりでもなさそう。人類の叡智に俄然期待が膨らむ。

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著者プロフィール

千葉大学大学院社会科学研究院准教授。1976年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)

〈主要業績〉
『「平等」理念と政治――大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義』(吉田書店、2014年)
「大正期の東北振興運動――東北振興会と『東北日本』主幹浅野源吾」(『国家学会雑誌』第118巻第3・4号、2005年)

「2019年 『公正から問う近代日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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