- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331521502
作品紹介・あらすじ
石巻の津波で泥に埋まった缶詰を掘り出し、1つずつタワシで洗って売った22万缶!世田谷区経堂にあった"長屋の助け合い精神"会社存続の危機を乗り越えた「人のつながり」と復興の足跡。
感想・レビュー・書評
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経堂の商店街が、被災した缶詰工場の缶詰を洗って売り、再建の手助けをしていたと、この話を読むまで知らなかった。
同じ都内だし、新聞等でも取り上げられていたらしいのに。
震災後すぐは震災のニュースを食い入るように見ていたのに、しばらく経ってからは、震災関連のニュースを無意識に遠ざけていたのかもしれない。
現地に行かなくても、支援できることはあるということに気づかされた本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でつい手に取った1冊でしたが
実際に読んでみて、とっても心が熱くなる1冊でした。
サバ缶で東京の商店街と石巻市の水産会社が繋がり
震災からの復興に向けて、最初は支援、手助けから
徐々に与えるだけではなく、お互いに持続可能な付き合いに変わっていく
それは、本来の人と人との繋がりの原点ではないかと思いました。
このサバ缶、食べてみたいと思い
昨日はお店で探してしまいました -
全然面白くなかった
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大津波で壊滅した木の屋石巻水産の缶詰工場
掘り出された泥まみれの缶詰に入っていたのは、希望だった
経堂の人情商店街が震災のサバ缶を“希望の缶詰”に変えるまで
メディアで何度もとりあげられてきたサバ缶ストーリーを当事者が語る感動のドキュメント
著者はフリーライター、経堂から産業と文化を精力的に発信中 -
自分の生まれた石巻と今住んでいるところの近所でこんな交流があるとは知らず。
今度サバ缶を使った料理の食べ歩きしてみよう。 -
世田谷区経堂には「さばのゆ」というお店をはじめとして、石巻市の「木の屋水産」さんのサバ缶を扱った料理を提供するお店が数多くあった。
3.11…。
震災でサバ缶が入手出来なくなる。
あの震災をきっかけに、全国で色々な復興物語が生まれたがこれもその一つ。
土砂などに埋まったサバ缶を掘り出して洗って販売して義援金を生み出して…、その数は22万缶!
素晴らしい復興物語にまた出会った。
木の屋さんのサバ缶。一度食べてみたい。 -
震災で泥だらけになった缶詰の話は、震災の後から有名になり知っていたが、この本は、その木の屋石巻水産の話とともに、それを応援した経堂の街の話。ブランドのファンになるとか応援するという本が最近、何冊かでているが、まさに、ブランドのファンになり、そのブランドを応援する話になっていて興味深い。
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たまたま立ち寄った経堂でふらっと入った本屋に、金色の缶詰とともに平積みしてあった。手にとってそのまま衝動買い。別に普段からサバ缶食べ歩いたりしてるわけでもなんでもないのに、なぜかどうしても読んでみたくなった。
結果。読んでよかった星五つ。
ざっっくりした雑な要約は、3.11から、石巻の缶詰屋さん「木の屋」が猛スピード(と言っても数年かかる)で復活する話。そこに著者含む経堂の方々がどう関わるか、は、是非本書を読んでみてほしい。
出てくる食べ物はみんな美味しそうで、サバ缶食べたくなるし経堂に住みたくなる本でした。発行は3月8日(サバの日)。