少子高齢化時代の私鉄サバイバル - 「選ばれる沿線」になるには (交通新聞社新書113)

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  • 交通新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330820170

感想・レビュー・書評

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  • 2020.03.07 ほぼ同じ問題意識。良く調べられているし、良く足を使って確認されていて本当に素晴らしいと思う。
    著者ご本人も解は見つけられなかったと締めくくっている。ただ、ヒントはコミュニテイとストーリーだそうだ。とてもとても参考になった。

  •  目次を目にしただけで、山積みの課題に目がくらみそうになる。人口減少、都心集中、高度成長期の負の遺産。サバイバルなどありえるのか。
     だが著者は、旅客人員の変遷や、定期・定期外別増減のグラフを元に、スカイツリー開業、タワマン需要と、活性化要因をもひもといてゆく。
     田園調布や成城をはじめとする、かつての沿線高級地の変貌を取材し、阪急、東急の創業時代までさかのぼって、「まちづくり」の思想を考証する。
     数世代分の変遷を踏まえて、職住接近や在宅勤務、女子会や地域密着型など、現代のスタイルを見すえた、住みたい沿線の考察。生き残り策は、まだまだありそうなのである。

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)卒。出版社編集者を経て独立。以後フリーとして取材執筆活動をつづける。主著として『イベントプロデューサー列伝』(日経BP社)、『行動する異端 秦豊吉と丸木砂土』(TBSブリタニカ)、『音羽の杜の遺伝子』(リヨン社)など。

「2010年 『武智鉄二という藝術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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