英文解体新書: 構造と論理を読み解く英文解釈

著者 :
  • 研究社
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本棚登録 : 519
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327452926

作品紹介・あらすじ

2019年8月15日、日本経済新聞夕刊「読書日記」で紹介!
「もっと上」を目ざす人のための英文解釈参考書

大学受験レベルの基本文法を習得した人が、多様なジャンルの英語の文章を読み解いていけるようにするための英文解釈参考書。
長く支持されている伊藤和夫『英文解釈教室』の伝統を引き継ぎ、英文を読み解くための思考プロセスを重視するとともに、PoeからPiketty, Pinkerまでの多彩なジャンルと文体の英語を例題として用意、また受験英語+αの文法事項も盛り込んだ。

感想・レビュー・書評

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  • 例文とポイントと訳例を見比べながら、まったく気づかなかった、とか、なるほどなるほど、とか思いながら読んでいったけど、1冊読み終わったからといって英文解釈の力がついたとはそんなに思えないけど……。受験勉強でいうと、分詞構文とか、省略とか、倒置とか、強調とか、最後のほうで出てくる難解なところが扱われている。こういうところって文法みたいにルールがあるわけじゃなくて覚えてすむことじゃないから難しい。
    例文は、哲学とか宗教とか歴史とか社会とかの硬くて難しい論説文的なものがほとんどで、読んでいておもしろいとはあんまりわたしは思えなかった……。そういう分野の素養がないと訳例を読んでもなんだかピンとこないというか。(わたしがバカなだけだけど)。
    難しい英語の文章読むとき、(わたしの場合)結局、なんとかであるところの、なんとかのなんとかが、って直訳して、それを普通の日本語で言うとどうなるかって考えている気がするけれど、その直訳するステップを省いて、英語で頭から読んでいってさくさく理解できるようになればいいのかな? 予想しながら読みましょう、っていうのが印象的だった。長い名詞句のあとに動詞が出てくるんじゃないか、とか、比較級が出てきたらなにとなにを比べているのか、とか。そういうことって、自分が自然にやっているか、それともできていないのか、よくわからないような気も……。
    あと勝手にわたしが思ったのは、やっぱり結局のところ「単語」を知っていることが大事なのかも?ということ。まったく知らない単語で名詞か動詞かの判断もつかなかったら文の構造もつかめないし。単語の意味を知っていれば推測できる部分もあるし。

  • 大変むずかしい英文解釈の参考書です。今回で2周目。受験生の頃は、伊藤和夫の「英文解釈教室」や高橋善昭の「英文読解講座」を勉強しましたが、これら2冊より難しいです。でも、やりがいはあります。

  • 英文法や語彙を教える時に決めゼリフでもあるような「ココ覚えなさい」からの脱却を図るヒントを得るために読み始めました。英単語や英文法なんて覚えて欲しいことだらけ。だからこそどう生徒に考えさせるか、そして思考させるかが大きな鍵だとおもうのです。意味のある英文達を使用した名作です。

  • 難易度高い。

  • 読んでも読んでも尽きないほと意外と読み終わるのに時間がかかった。例文とその説明がきれいに分かれているので、いちいち例文に戻るという手間を取らないと読めないという欠点があったので、それを考えると英文翻訳術の方が読みやすい。

  • 2019年11月26日(火)にジュンク堂書店姫路店で購入。同日読み始める。

  • 8/15 日経新聞映画研究者北村匡平さんが紹介
    いわく、「構造が見える、それは外国語が本質的に『わかる』という確かな感動に結びつく」

  • 19/07/27。

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著者プロフィール

1982年生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。学部生、大学院生時代に関西の大学受験塾、隆盛ゼミナールで難関大受験対策の英語講座を担当。滋賀大学、順天堂大学の非常勤講師を経て、2009年に杏林大学外国語学部助教に就任。2015年より同大学准教授。著書に『英文解体新書』(研究社)、『英語の読み方』(中公新書)、『知識と文脈で深める 上級英単語ロゴフィリア』(共著、アスク出版)、『ジャパンタイムズ社説集2022』(解説執筆、ジャパンタイムズ出版)、『英文読解を極める 「上級者の思考」を手に入れる5つのステップ』(NHK出版新書)など。

「2023年 『文法知識と読解力を高める 上級英文解釈クイズ60』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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