菊次郎とさき (ビートたけし傑作集 少年編 3)

  • 金の星社
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323061436

作品紹介・あらすじ

事あるごとに息子を厳しく叱り飛ばした母、人一倍照れ屋な父。ビートたけしが両親の事を綴った三篇。

感想・レビュー・書評

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  • 『SAKI』
    母親のさきさんが入院する軽井沢の病院へ向かう途中、武さんはさきさんとの思い出を振り返る。

    『KIKUJIRO』
    父親の菊次郎さんのどうしようもないエピソードを面白おかしく語る。兄の大さんのあとがきによると、かなり脚色されているらしい。

    『北野さきさん死去』
    さきさんの葬式のあと、テレビリポーターの前で泣いてしまったことなどを語る。

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    子どものころ、本屋に行くとビートたけしさんの本がたくさん置かれていた。売れてます!みたいなことが書かれたポップもあって、人気者なんだなあと思ったことを覚えている。
    それから20年以上経って、当時平積みになっていた本を自分も読んでみた。面白いなあと思うのと同時に、あのころはみんながこの本を読んでいたんだと思うと不思議な気がした。さくらももこさんのおもしろエッセイで書かれているエピソードと同じで、たけしさんの子どものころの話をみんなが知っているということだ。
    自分の個人的な思い出をみんなが共有しているってどんな気分なんだろう。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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