トラブル旅行社 砂漠のフルーツ狩りツアー

著者 :
  • 金の星社
4.13
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本棚登録 : 497
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323059013

作品紹介・あらすじ

銭天堂で大人気の作家、廣嶋玲子先生の新シリーズ。子どもが抱える悩みやトラブルを解決する旅を提供する「トラブル旅行社」から、子どもたちの冒険旅行が始まる。今回の旅先は、砂漠の世界。家族みんなで飲むはずだった高級フルーツジュースをうっかり飲み干してしまった小学4年生の大悟が、同じジュースをつくりだすために、フルーツ探しの旅に出かける。

感想・レビュー・書評

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  • トラブル解決のためのツアーを組んでくれる"トラブル旅行社(トラベル)"
    思わぬ旅に放り込まれた男の子が、くじけそうになりながらも自分の得意なことを思い出して、道を開いていこうする姿は、とても気持ちがいい。正しい冒険小説といったところ。
    シリーズ化されそうな気がするので、自作にも期待☆

  • 子供たちの推薦図書で読む。
    冒険物ですらっと、読みやすいです。

  • さすが、廣嶋玲子さんですね。読みやすく、面白かったです。コマツシンヤさんの絵もステキ。場面がよくわかりました。
    こんな冒険、私もしてみたいなぁ。

  • 全ルビつき
    小4、9歳4ヶ月が繰り返し読む。
    年長6歳1ヶ月が楽しく読めた。

    年長さんには知らない言葉が沢山出てくるので読み飛ばしが沢山あっただろうが、楽しめた様子。

    銭天堂は怖くて読めないそうだが、こちらはワクワクして楽しいからと、気に入ったページを繰り返して読む。

    同じ作者であっても受ける印象が全く違うようです。続編希望!

  • 中学年向け 異界の旅から帰還できるのか!?
    家族で飲むはずだったジュースを飲んでしまったダイゴは同じジュースを手に入れるため、トラブルトラベルに参加することになったけど……。
    ドキドキハラハラの場面あり。挿絵も可愛く、明るくポップで読みやすい。

  • トラブル旅行社は、トラブル解決の旅を提供する旅行社。志久尻芥傑斎がオーナーだ。「・・・・・・本名ですか?」「いや、芸名じゃ。」大悟は不思議なミミズクに導かれ、この旅行社を訪れる。そして、家族に無断で飲んでしまった珍しいジュースの材料を手に入れるため、砂漠のフルーツ狩りツアーへ出発する。

    相棒にはミミズク。
    「・・・・・・あまり失礼なことをいうと、目玉をつついてさしあげますよ?」
    旅のお供にはキャラバンの男たち。
    「何かほしければ、働くことだ」

    大悟は、料理の腕を発揮しながら4種類のフルーツを集めていく。大悟は、無事にフルーツを手に入れ、食い意地の張る姉ちゃんの怒りを買わずに済むだろうか。トラブル続きのワクワクする旅に出かけよう!

    5年生の女の子に「先生、絶対読んで!」と言われて手に取った。

    砂漠で手に入る珍しい食材で料理を作る様子が楽しい。ヨッギ豆と砂ガニの「砂ガニの炊きこみご飯もどき」、ヘビの肉とココナッツミルクの「白いカレースープもどき」などなど・・・。

    キャラバンの中で役に立てなかった大悟が、料理の腕でみんなに認められ、町でお金も稼いでいく姿を見てうれしくなる。盗賊の襲来の場面からはスリルが増し、ドキドキしながら物語を読み進め、満足できるラストを迎える。

    読みやすくて、面白い。3~5年生の子が気楽に本の楽しさを味わえる作品。

  • 図書館本。2021年読売子ども新聞イチオシ100冊から。長女の「面白い」が出た本。それもそのはず、銭天堂の廣嶋玲子さんの本でした。家族のジュースを一人で飲み干してしまった罪悪感から不思議な旅に出ます。

  • 廣嶋玲子さん、人気があるわけだ。とても面白く読みました。話の展開が早く、するする物語が進む。丁寧に描き込まれたイラストがこれまた物語世界へ引きずり込む。旅行社のオーナーで、文章に「フクロウにそっくり」と書かれたおじいさんのイラストなんか、一目で「あ、ホントだ!」と納得する出来栄え。そして細かい所まで実によく考えられていてアレ???と読者をもたつかせるところがない。「蜜サボテン」のジャムを壺一杯作った、というなんでもない文章が、あとで、求めるフルーツ、アリババパパイア獲得の伏線になっている。あー、なあるほど、というわけである。ラストの急展開ぶりも見事。現代の「少年アラビアンナイト」のようで快適に読了しました。

  • 児童書の中の料理の描写って、とても子どもの心に残る物なので、その料理が美味しそうだし、どんなものか知りたくなる書き方がとてもいいなと思いました。シリーズとしてもっと読んでみたいです。

  • 低中学年の子に良い!

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

廣嶋玲子の作品

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