- Amazon.co.jp ・本 (85ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323020105
感想・レビュー・書評
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きつねが登場する絵本。子を思う母狐の視点からつづられたお話で、深い悲しみと、とめどなくあふれてくる愛を描いた物語。
親がどれだけ子のことを大事に思っているのか、どれだけもう一度抱きしめたかったか。母狐の喪失感を想像するとそれだけで胸が痛くなります。どちらかと言えば、子どもが喜ぶ絵本というよりは、子を持つ親が「自分の中にある感情」がどのようなものなのかを、絵本を通して再確認するような、そんな作品です。だからきっとこの絵本を読んだお母さん、お父さんは我が子抱きしめたくなることでしょう。
つまり逆に言えば、子どもが大喜びする類の絵本ではありません。しかし同時にこの絵本は、"私たち"がどれだけ親から「愛されていたのか」を、ファンタジーのかたちを通して知る作品でもあると思います。
誰かの心に寄り添い、ささやかな魔法を見せ、想像力を広げる。絵本の役割がそのようなところにあるとするならば、この本自体が魔法なのでしょう。誰かの心にそっと火を灯すような、ささやかでやさしい魔法。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きつねのおかあかさんの話にただただ泣かされます。
人間の男の子との交流が温かい気持ちにさせられます。
たかすかずみさんの絵がやさしく表現して好きな本です-
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
私もこの本大好きです。代々伝えたい本だと思い買いました。とても素敵なお話で心にじーんとき...こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
私もこの本大好きです。代々伝えたい本だと思い買いました。とても素敵なお話で心にじーんときます。
また、さらに雰囲気を感じさせる、優しい絵ですよね。2021/08/28
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きつねの出てくる物語が読みたくて選んだら、驚くほどに泣いてしまった本です
どうして泣いてしまうのかと言えば、とても悲しい物語で、でも希望にも溢れていて、優しい話だから
そして登場するキャラクター同士が、互いのことをきちんと認識していなくて、想いが一方通行なところ
知られなくても構わない、相手を想いたいんだ、自分ができる限りのことをしてあげたいんだって、その強い強い願いがただひとつの奇跡を起こすところ
そんな“ただひとつの奇跡”が、実はこの物語には“ふたつ”ある、それが“きつねのでんわボックス”なんだというところが、素晴らしいお話です
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7歳2ヶ月の娘と読書
娘が図書館で借りてきた本
もうしっかりひとり読みできるようになって
自分から読書してる姿に感動。
この本、私もむかーし読んで
優しい気持ちになるおはなしだったよなあ
とは思ってたけど
内容うる覚えだったので、改めて読んだ。
泣いた。
もう母目線だとダメだよこれ~~ -
激泣き絵本。 ぼうやをなくしたおかあさんきつねと、人間の男の子の心あたたまるお話。 上の子が小さいときにプレゼントした本だが、本人よりも私の方が感極まって激泣き。 母親だと特に感情移入して泣いちゃうんじゃないでしょうか。 絵もとても優しくてきれいで、★5つです!
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赤ちゃんがいなくなっちゃって、お母さんが赤ちゃんを見つけたんだよね(5歳11ヶ月本人談)
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大人になってから初めて読んで、子どもはいないけど、すごく泣けてしまう。あたたかい気持ちになる。
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K
五歳九ヶ月
Y
3歳5ヶ月 -
キツネのお母さんが可哀想で泣けた
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何故か小さいころから印象に残っていて娘にも読んであげたいと思い購入。
1歳児には分量が多過ぎ&言葉が難しくて飽きてしまってますが、良い本です。
悲しいお話なので、最後まで泣かずに読めたことがありません。泣
たかすかずみさんの絵もやさしくて大好き