生き物の進化ゲーム ―進化生態学最前線:生物の不思議を解く― 大改訂版

  • 共立出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320057241

感想・レビュー・書評

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  • マクロ生物学の理論が簡単な数学を用いてコンパクトにまとまっている本。
    論理的に生物について知りたいという人には良い入門書だと思います。
    生態学の既習者にとっては良い復習になりそう。
    生物が門外漢の初学者でもじっくり読み進めれば理解できるはず。

  • 2014年6月19日到着(honto.jp)
    古い版も持っているが、「大改訂版」という見出しに惹かれて購入〜
    -進化生態学 最前線- と書かれている。
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~satoki/
    酒井 聡樹 先生のHP

  • 知的好奇心を満たす良書

  •  タイトルと表紙イラストから想像される”進化論にまつわるお話”ではなく、確率・統計、ゲーム理論を使用してダーウィンの自然淘汰説を検証するというかなり本格的な内容となっている。確率・統計、ゲーム理論を使用しているため本文中には数式が多用されており、感性に頼らず理論的に考察したしっかりとした内容となっており、進化論につきまとう思想的なものは感じられない。反面、数式によるとっつきにくさも出てしまっている。本文中には「数式は読み飛ばしても良い」とあるが読み飛ばすと意味が分からなくなってしまうという部分も多く読み飛ばすことができない。そのため万人向けとはいえないが、論理的に進化論を検証するにはどうすればよいのかということは理解できると思う。

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著者プロフィール

東北大学大学院生命科学研究科助教授。
理学博士。
1960年 熊本県生まれ。
1989年 東京大学大学院理学研究科植物学専門課程博士課程終了。
日本学術振興会特別研究員。農林水産庄草地試験場研究員を経て現職。
専門 進化生態学

主著
『これから論文を書く若者のために』(共立出版、2002)、『生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く』(共著、共立出版、1999)、『数理生態学』(分担執筆、共立出版、1997)、『多様性の生物学3 植物の種』(分担執筆、東京大学出版会、2000)、『水生生物の卵サイズ―生活史変異・種分化の生物学』(分担執筆、海遊舎、2001)

「2002年 『植物のかたち その適応的意義を探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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