宮沢賢治詩集: 宮沢賢治1 (読んでおきたい日本の名作)

著者 :
  • 教育出版
4.40
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784316800257

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新潮文庫の詩集を所有していたにも拘らず、借りてきた一冊。でもこっちの方が読みやすい。字の大きさや注釈の入り方が良いのかも。春と修羅1~3を中心に、補遺詩篇・口詩詩稿・歌曲等が少々。妹の別れから探しに行く作品が、やっぱり胸を打ちました。根底にある強い宗教心から、随分と自分に厳しい人なんだなぁと感じることも。もっと長生きして、作品を読みたかったと思う反面、昏い時代に入ったので見られなくて良かったのかもと思うところも。あまりも繊細で清すぎる気がしました。

  • 宇多田ヒカルが日記で薦めていた詩集。
    鉱物と色を表す言葉が独特の質感をもたらし美しさを感じる。
    仏教用語もよく出てくるのも特徴である。
    詩は言葉の意味よりも言葉の連なりから感じる質感が重要なように感じる。
    音楽が歌詞の意味よりも音の響きが重要で、英語の歌詞の意味を知らなくても洋楽を楽しめるように。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×