- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309760629
作品紹介・あらすじ
アジアは不思議な文字に満ちている。さまざまな文字のかたちとその歴史。
感想・レビュー・書評
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日本人は漢字から派生したかな文字を使うけれど、よその地域ではどうなってる? ということがざっくり概観できました。例えばベトナム。これまで私は、中国配下で漢字・仏植民地になってそれっぽい表記、と単純な見方をしていたが、―歩踏み込んで歴史的経過を知って感慨深かった。
言葉と文字はけしてワンセットではない。みんな自分たちのことばを文字にする手段を求めて、いろいろと工夫をしてきたのですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り、アジア圏で使われてる文字の解説です。
大半がインド系文字とアラビア文字の解説で、漢字の解説が少々と、残りはアジアで使われてるラテン文字・キリル文字の解説になっています。
インド系文字の説明がなかなかおもしろかったです。
ブラーフミーを祖先として、デーヴァナーガリー等がどう進化していったのか、文字構成の仕方の同一性などが面白かったです。
アラビア文字については、書体に関する解説が多かったですね。
漢字は西夏や契丹、日本、ベトナム等にからめて、独立系のトンパ文字なども解説されています。
ハングルについてもコラム的に解説されています。
読み方などの解説ではなく、「文字」についての解説本なので、知識欲のための本ですね。 -
インド系と中国系と。そこからあれこれと出てくる。系統が見えるのが面白い。
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アラビア文字にとってもワクワクする
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アジアには、インド文字・漢字・アラビア文字等がある。不思議だな。日本は漢字文化に属する。インドのお札はたしかにインドの言葉が全て明記されている。
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アジアの文字はインド系、アラビア系、漢字系に大きく分かれるそうで、
自分たちがつかっている漢字にもさまざまな種類があることを初めて知った。
もっと文字についていろいろ知りたくなった。
インド系やアラビア系の文字はまさにアートである。