華宵のおしゃれ教室: 麗し乙女のロマンチック・バイブル (らんぷの本)

制作 : 弥生美術館  松本 品子 
  • 河出書房新社
4.12
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本棚登録 : 81
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309727639

感想・レビュー・書評

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  • カフェーでモガはジンジャヱルかクリイムソーダを注文しなくてはいけない。品書にあってもお汁粉はいけない。大切なのは様式美である。

  • 弥生美術館から「生誕120年記念 カリスマ挿絵画家 高畠華宵展」にあわせて編集された高畠華宵に関する書籍第二弾。 当時の少女向け雑誌や婦人雑誌などの記事をもとに、雑誌やレターセットに掲載された華宵の妖艶な挿絵を見ながら、大正時代の女性たちのファッションを中心にした姿がまとめられています。当時、女性写真家や女性歯科医がいたことに驚いたり、美容記事やお悩み相談では現代と変わっていないと感じだり、流行語の意味を知ったり、かなり面白いです。雑誌に投稿されたポエムの完成度には目を見張ります。

  • 「華宵のおしゃれ教室」と謳っているものの、正直華宵はあまり関係ないです。もちろん華宵の美麗な抒情画はたくさん使われているので華宵ファンにもお勧め。大正〜昭和初期の女学生やご婦人方がどのようなお洒落に興味を持っていたのかが垣間見れて面白かったです。美顔クリームや化粧水…時代は変われども己を美しく見せたいと言う女の情熱は変わらない。女学生のお姉様との文通は懐かしかった。私も学生時代文通していたなあ。切ない気持ちになりました。少女雑誌だけではなく「婦女界」などお姉さん向け雑誌からも引用あり。

  • 独特の妖しい美しさ。手の位置やポーズは見習うべき所作。
    流行りの移り変わりなどの時代背景にも触れている。

  • 本屋で購入:絵柄がすごく好み。

  • 大正~昭和にかけて活躍した挿絵画家、高畠華宵の絵を添えながら当時の乙女の文化を紹介した本。
    華宵の絵は利発そうで中性的な少年の絵のイメージが強いからこの本は新鮮。華宵の描くモダンガールの装いはとてもセンスが良くて、実際に商品化されて百貨店で販売されたというのも納得です。
    それにしてもこの時代の言葉遣いは本当に美しくて憧れます。

  • 高畠華宵のイラストを紹介しつつ、女学生文化の紹介も。
    同じ美人画でも、夢二とは違う妖しさのある美人。

  • もちろん華宵先生の御絵はメランコリーに陥るために幾度も眺めたくなりますが、
    アンニュイな溜息の似合うリアルタイムの華宵信者の少女たちが愛らしくて愛らしくてたまりません。
    また弥生美術館にお邪魔したいですわ。

  •  高畠華宵の挿絵と昔のおしゃれ着物にうっとりです。
     「昔の少女雑誌には上流のお嬢様のグラビアが載ってて…」という記事が、確かこの本にあったような気がして本棚から出してきたんですけど記憶違いだったみたい。

  • アンティーク着物に洋傘持って、街を闊歩したいな!

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