緊張を味方につける脳科学 (河出新書)

著者 :
  • 河出書房新社
3.88
  • (8)
  • (6)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 97
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309631295

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ストレス耐性、プレッシャー耐性が激しく低い私が、
    Amazonで検索した結果、たどり着いた一冊です。笑

    緊張は人間の本能(危険から身を守るため)であり、
    火事場のばか力で、身体的能力があがる、
    本当の勝負所で必要なのは、ゾーンに入ること。

    正しくリラックスして本番に臨むための方法を書いてくれています。

    正しい努力と、練習からの即本番、
    アスリートのインタビューで聞いたことがあるような話もいくつか出ており、理にかなっているんだろうな、と。

    これを読んで、私が緊張を味方につけられるかというと、努力不足と自己肯定感の低さで難しいかもです。苦笑

    最後に信じるべきなのは自身のこれまでの行動だと覆うので、そこは意識した上で努力しなければと思いました。

  • いつものカンジ(笑)

  • 学びとは、初めてに出会って知らないことを知ることである。まさに、無知の知だなと思った。
    フローに入ることで人は成長する。フローに入るためには本気が必要。子どもたちに伝えたいなと思った。
    緊張は高いパフォーマンスをしようとしていたり、人に見られることを意識しすぎてるから。自分の成長のためと考え、学びを楽しめば緊張はしないのかなと思う。

  • 『悪い緊張』で心身ともに縮こまっているとパフォーマンスも悪くなる。『良い緊張』をいかに味方につけるか。以下印象に残ったパートを抜粋
    ①いま私たちはすぐに評価を求めすぎるのかもしれません。例えば会社などで『これをやってみよう』などと言ったら『これをやるのがよいというエビデンスはあるのですか?』などと聞かれて物事が進展していかないことがあります。そのような質問者の頭の中で想定されている、原因と結果の関係はあまりにも短絡的なのです。人生の物事は、それほど原因と結果の関係が明らかでないのであって、何が起こるか分からないことがおもしろいのです。
    ②自分のやりたいことをやりたい時期にちゃんとやって、好きなことを諦めなかった人は、時に紆余曲折の人生を歩みますが、そのすべてが最後に選んだ仕事に生きてくることがあります。たくさんの川が徐々に集まってきて大きな川の流れになるように、自分の転職には、だいぶ後になってからたどり着けるのです。

  • 分かりやいすぐ読める

  • 日経新聞おすすめ

  • 私は緊張しいで、緊張すること自体がよくないことだと思っていた。しかし、この本を読んで、緊張にはいい緊張と悪い緊張があり、緊張を成長機会ではなく、恐怖の機会として捉えてしまうのが悪い緊張であり、緊張すること自体が悪ではないとわかった。

  • フローの先のゾーン。
    日本人の緊張しやすい性格。
    やる気の量が決まっていること。

    学ぶことが多い一冊でした。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茂木健一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×