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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309617275

作品紹介・あらすじ

【もくじ】1 打ち明けられないあなたへ  こだま[主婦] 2 死にたいあなたが楽になるために はるな檸檬[漫画家] 3 自分の身体は、誰のもの? 磯野真穂[文化人類学者] 24 まともだからこそ「死にたい」と思う 末井昭[作家] 5 逃げ道、つくります? オーダーメイドの逃げ方を考える 今井出雲[ソーシャルワーカー] 6 「死にたい」気持ちを研究する 向谷地生良[ソーシャルワーカー] 7 愚痴は生き延びるための技術だ 松本俊彦[精神科医] 8 「未来なんてない」  KOHH[ラッパー/アーティスト] 9 深夜の犬みこし うかうか 10 「つらいのは今だけだよ」なんて言わないけれど 春名風花[女優・声優] Q.死にたいと思ってはダメ?11 死にたくてもいい 水谷緑[漫画家]12 「死にたい」人はすでに戦っている 村明子 さくらまい[東京自殺防止センター電話相談員] Q.理由もなく不安になってはダメ?13 不安に襲われたら、身体の味方をしてみる 斎藤環[精神科医] 14 不安とは他者である 小野ほりでい[ライター] Q.自分を好きにならなくちゃダメ?15 「いいね! 」から自分を守る「軸」 整形アイドル轟ちゃん[YouTuber] 16 「太っていて醜い私」という呪いから解き放たれて 藤井美穂[女優・プラスサイズモデル] 17 「自分を好きになろう! 」という暴力 水島広子[精神科医] Q.他人とうまくやらなくちゃダメ?18 孤独から芽吹くことば 齋藤陽道[写真家] 19 他人はほっとくくらいがちょうどいい やばいちゃん[漫画家] 20 心の傷がキレイな模様になるまで モモコグミカンパニー[楽器を持たないパンクバンドBiSH] Q.家族だから大切にしなくちゃダメ?21 嫌なものは嫌 ハルオサン[漫画家] 22 家族を嫌いでいてもいい 小林エリコ[文筆家] 23 我慢しなくていいんだよ 橘ジュン[NPO法人BONDプロジェクト代表・ライター] Q.現実から逃げたらダメ?24 現実からは逃げていいpha[文筆家] 25 踏み出した〝 重み〟を足がかりに 岩崎航[詩人]

感想・レビュー・書評

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  • たまたま図書館新刊コーナーでみつけて借りたもの。
    ごめん、私が先に借りちゃいけなかった。
    こういう思いを抱く十代の皆さんのために
    25人のかたが書いてくださった本です。
    「14歳の世渡り術」シリーズですって。

    「死にたい」「消えたい」にもいろいろあって
    内容によっては、今すぐ
    巻末の相談先に連絡してください!

    でもそれほど深刻じゃない(本人にとっては辛いのでしょうが)問題だったとしたら、私もそういうこといっぱいあったから、だからこの本に目がいったのだから
    自分の経験を書いてみようと思いました。

    「死にたい」「消えたい」思いが十代の頃より薄くなったのは
    同時に「生まれて良かった」「生きていて良かった」経験も積んできたから。

    そして十代の頃の「嬉しい」「楽しい」は自分の事
    たとえばマラソン大会で上位になったとか、試験に受かったとか、初めてデートしたとか
    でも大人になってからは、誰かの役に立てる喜びが増えてきたの。
    私がいたから成し遂げられた。
    また、働くようになれば自分でお金をつかえて好きなことができるし。

    だから、十代の「死にたい」「消えたい」のときに死ななくて良かったと思います。
    14歳で、友達との間にトラブルあったら、
    次はこういう失敗をしないように気を付けたらいいです。
    まわりもだんだん大人になるから、
    全体に良くなっていくと思います。

    私なんかの言葉よりもっと良いことがこの本にたくさん書かれていて、漫画もあるので、少しずつ読んでみてほしいです。

  • 死にたい、消えたいと思っている人たちへ向けた、いろいろな人の考え方。

    印象に残ったフレーズ

    ■磯野真穂
     自殺はダメなことなのでしょうか。結論からいうと私はよくわかりません。君に向かって死なないで欲しいとは言えるけど、自殺はよくないことだとは言えません。
     私の専門分野は文化人類学です。文化人類学は世界の多様性を明らかにし、そこから人間とは何かを考える学問です。その意味で私は皆さんより世界の多様性には明るいと思うのですが、そんな私が思うのは、今の社会で「いい・悪い」とはっきり決められているあれこれは相当に不確かであるということです。

    ■今井出雲
    いちばん怖いのは、永遠にここで生きていなければいけないのではないかと思うことです。だから死にたくなります。そこから逃げるための迂回路を考える、脳みその数を増やしてみませんか。あまりにもユニークででこぼこしていて、根本的に解決できないのが人の暮らしですが、泥臭くせこく地味に、しかし、ともに逃げ道を探していくこと、それしか希望はないのかもしれません。

    ■松本俊彦
    「自殺はダメ」という理由は、最終的には「ダメなものはダメ」「それが人間のルールだ」としか言えない。結局かみ合わない話の最後には、相手がキレて席を立ってしまい、あわててそれを追いかける…ということもあった。でもある日「これは平行線だな」って思った。自殺を止めたい僕と、自殺をしたい人。どっちかの考えが変わらないと解決しない。
    そんなわけで、僕はその患者さんに「これは難しいよね…。だけど、また来週、待ってるね」と言って予約票を渡した。

    ■春名風花
    地獄の中にいる人間にとって、つらいのは今だけだから頑張れとか、生きてればいいことあるよ、なんて言われても正直なんの慰めにもならないし、つらくなる。じゃあ、今ここで私と代ってよ。助けてくれないなら黙ってよ。こちらは頭まで泥に押し込まれ、息も出来ず、もがく様を足蹴にされて笑われ、死ぬことでしか逃れられない状態が永遠に続いているのに。これ以上惨めな思いをするのなら、心が壊れてしまうのなら、まだギリギリ正気を保てているうちに、人としての尊厳を守って逝きたいと思うのは、誰だって同じじゃないだろうか。

    ■村明子 さくらまい
    死にたい人はいつも戦っている。死にたい気持ちと生きたい気持ち、あるいは死ねない現実と。
    戦士に必要な舞台(仲間)や休養や、補給もなかなか得られないなかで孤独な戦いを続けている。戦いが長引くにつれ、もはや勝ち負けの意味さえ分からなくなっているかもしれない。
    死にたい気持ちの戦場を渡り歩いて疲れ切ったあなたは、それでも今、何とか生き抜いている。苦しみ続けた人しか持つことが許されない力がある。
    そんななかで、今生きているだけでも、すごい。あなたの健闘をたたえる。あなたを誇りに思う。

    ■斉藤環
    不安や死にたい気持ちで頭がいっぱいになっているときは、何度考えても、同じ結論に達してしまいがちです。沼にはまり込むようなもので、自分でいくらがんばっても、どうしても「死にたい」という結論になってしまうのです。そういう沼にはまり込まないために、自分の考えを表現したり、外に出してみたりしてください。
    (中略)
    実は「死にたい」という気持ちは、頭の中だけで組み立てられたものがほとんどです。どういうことかというと、きもちは死にたがっているけど、実際の自分の身体は死にたがっていない、ということです。「死にたい」という気持ちは身体を巻き込んでいないのです。
    (中略)
    その堂々巡りを一旦脇に置く方法が、身体の感覚に着目し、身体の味方をしてあげることです。

    ■小野ほりでい
    不安とは、(他者による)何らかの基準を満たさない自分を「自分が」責めている状態と言えるでしょう。不安に襲われている人は、自分を責めているのがほかでもない自分だと自覚することができません。この人は、意識の深層にまで入り込んだ「あなたがこうしなければならない」という観念と、知らない間に一体化し、自分自身を攻撃しているのです。

    ■水島ひろこ
    「自己肯定感」は、「自尊感情」などとも呼ばれますが、「ありのままの自分を受け入れる気持ち」です。反対語は何かと考えてみると、「自己否定」かな、と思います。
    私たちには、いわゆる長所、短所もたくさんあります。長所を見つけられない、と思う方がたくさんいても実は全くかまわないのです。

  • 「消えたい」と思ってしまったら…他人の視線を気にせず、愚痴をこぼす感覚でアウトプットする方法 | ダ・ヴィンチニュース
    https://ddnavi.com/review/708050/a/

    「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ :河出書房新社|河出書房新社
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309617275/

  • 手に取ることを躊躇う表題。
    「死にたい」「消えたい」などと思ってはダメ。
    そんなことを思ってしまう自分がダメなんだ。

    実家を離れて、自分の家族を得たので私は自ら「死にたい」と思うことはないが、「消えてしまいたい」と無力感と孤独の暗闇に入り込んでしまうことは年に数回いまだにある。

    『14歳の世渡り術』と副題が示すように、本著は辛さや苦しさを1人抱えてどうにもならない子どもや若者向けに複数の専門家や芸術家たちが自らの言葉で寄り添ってくれる。

    正直、こんなにも「死にたい」「消えたい」と思っている人たちが世の中にいるのかと、ほっとする。

    家庭環境、虐待、いじめ、容姿や進路等、事情はそれぞれ異なるが説教っぽい押し付けがなく、「人の温もり」をふんわりと感じる読後感。

    私は若い頃誰にも自分の辛さを打ち明けられなかった。
    そもそも自分が困難を抱えていることに気づかなかった。
    自分の家庭しか知らないから。それは当たり前だと思っていた。

    若い人たちには本著全部でなくていい。
    誰か1人の言葉でも今の自分の心に刺さる何かが見つかればいい。
    学校の図書館や保健室でこの言葉にアクセスすることができる若い人たちがいるといいな。

    今もインスタグラムやテレビでは世間の人たちが生き生き、きらきらしている印象が盛りだくさん。
    でもあれ、虚像だから。
    落ち込み、なぜ自分だけが?と自分を責め、自分も同様にきらきら見せて承認されることに血眼になりがちな若い頃。

    生きることは実は困難に満ち満ちている。
    1人で生きることも難しい。
    皆と仲良くしなくていいから、誰か黙って聞いてくれる人、寄り添ってくれる人とだけつながり、その困難をやり過ごせたら、また違う形の心地よさや充足感が訪れる日も来ると経験上から。

    自分で制御できない、他者からの承認や注目に過剰な価値を置かずに、自分の心をしっかり覗いて欲しいな。

    文化人類学者磯野真穂さん、作家こだまさん、ソーシャルワーカー今井出雲さん、精神科医松本俊彦さん、同水島広子さんの言葉が今の私にはよかったな。

  • 14歳の世渡り術、というシリーズの1冊。
    「死にたい」「消えたい」と話していた彼女たちが浮かんで、思わず手に取った。

    精神科医やソーシャルワーカー、Youtuberに漫画家、写真家、主婦などが思いを記しています。おそらく、すこしでも心が楽になるように、との気持ちを込めて。

    読み進めていて、気付いたら私の中にいる、死にたいと思ったことのある、孤独だった、悲しかった10代の頃の私が現れた。
    そして、こんな風に真剣に伝えようとしてくれる大人がこの世にいるということに、すごく勇気をもらえて、「ああ、私もあの時この本に出会えていたら」とすごく思った。

    そして、私もこんな風に何かを伝えられる大人になりたい。押し付けでも、説教でも、求められていない助言としてでもなく、と思った。

    10代の頃って、一人で生きる術もなく、家族や学校が生きる世界のすべてだと思うからこそ、逃げ場のない、先の見えない苦しさは凄まじい。

    誰かに相談しましょう、以外の方法や、しんどさの中にいてどんなマインドでそれを乗り越えてきたのか、どんなタイミングで世界が開けていったのか、個別の体験談を聞けることも貴重に思う。
    そんな考えもあるのか、と視野が広がる。

    私も大人になる中で、自分を大切にする方法をいろいろと身につけてきた。温かいお風呂や美味しいもので身体や心を喜ばせるのは、特に好きな方法だ。精神科医の斎藤環先生の章にも書かれているので、ぜひ読んでほしい。
    ソーシャルワーカー今井出雲さんの章は、私の仕事のスタンスそのもので、そうかこういう風に言語化すると伝わりやすいな、と別の視点から学ばせてもらった。
    大好きな写真家斎藤陽道さんの章は、彼の写真を思い出しながら、心に響いてどうしようもなかった。
    本書で初めて知ったモモコグミカンパニーさんの章では、「心の傷が自分だけの模様になる」という格好いい言葉に出会えた。
    精神科医の松本俊彦先生の、愚痴は生き延びるための技術だとして具体的な方法にも学びが大きかった。

    書き出してしまうときりがないけれど、本当に、いい本だなぁというのが感想です。
    それぞれの人の他の著書も気になるものばかり…

  • 案外、死にたいと考えたことのある人は、世の中にたくさんいて、その理由も様々なんだなと。

    人間は、不思議な生き物ですね。

    死にたいと言い始めた身近な人に、読んでもらおうと思います。自分だけじゃないと分かるのと、色々な考え方があるというのが分かるのが、いいなと思います。

  • 読みながら涙してしまう部分が多々ありました。
    語りかけるようにわかりやすい言葉で書かれている為スッと読みやすく、10代向けの本かとは思いますが 20代後半の私も読んでよかったと思えます。

    悩みや希死念慮、原因、理由。
    著者によっては死を共感できる人、
    死にたいと一度も思わなかった人、など人それぞれです。

    序盤は号泣。
    どんな人でも相談できる施設がある、という何気ない文にも泣いてしまった。いろいろな境遇の人がいて、人間の数だけ社会がある。私は病気もなく、家族にも恵まれています。でもそんな場所の存在があることにとても救われ、涙が止まらなかった。
    後半は泣いてぐしゃぐしゃになった心をほぐして固めてくれるような…
    押し付けがましくなく、それぞれ悩みや経験を用いて
    こうしたらちょっと楽になるかも?と、寄り添う形で進んでいきます。
    1点だけ、死にたいとは思うけど自分の赤ちゃんが可愛くてすごく幸せだよ。といったキラキラした話(?)がちょっとしんどかったです。
    もちろん素敵なことですし、共感もできるのですが、他人の幸せをニコニコと聞いていられないほど悩みが深かったりする方が読むのはしんどいんじゃないかなぁと…。
    もちろん悲しい話ばかり書いてくれ!とは思いませんが、、他人のハッピーなことを見たくも聞きたくもない時もあるじゃないですか。自分が今辛いのですから。
    歪んでいるとは思いますが読んだときはそんな心境でした。(感想読み返すのが怖い)

    私は仕事関係でぼんやりと悩んでいましたが、
    恵まれた環境で私は何をしているんだ?と尻を叩かれる思いでした。読んでいて自分の現状に悔しくなったのです。自分の怠け癖や、立ち止まった時期など
    何も取り組めなかった時間があって。
    壁を乗り越えることが出来ないなら、今できることをやればいいじゃないか!と。
    良い本でした。また辛くなったとき、読みたい。
    そんな本です。



  • しんどくて、身動きが出来なくなっている人に。

    今はいろんな場で活躍している人が、寄り添ってくれる。

    明日の約束は私でも出来そうだ。

    置きたいけどタイトルが少し難しい(クレームではない。)
    でも、このテーマはどの資料も難しいか…。
    手に取って、どの文章でもどの本でも、読んでもらえたらいい。

  • 漫画家、作家、文化人類学者、ソーシャルワーカー、精神科医、ラッパー、YouTuber…計25名の方が、さまざまな観点から「生と死」について書いた本。「14歳の世渡り術シリーズ」とあり、基本は中学生向け。でも大人にとってもとても参考になる。

    自分が特に刺さったのは下記のお二人。

    ソーシャルワーカー/今井出雲さん
    ・生きることなんて、本来は全部ひまつぶしなので、のうのうと生きていていいはずです。しかし、私たちは子どもの頃は学校へ行き大人になったら働くものだと思い込まされています。でもそのレールから外れたら外れたで、暮らしていく別の方法はあります。
    ・私は働きたくなくなったら、すぐに仕事をやめて休もうと思っています。収入がなくなってしまったら、生活保護を受けるつもりです。学校なんか行きたい時に行けばいいのです。私たちはいったい、何に駆り立てられているのでしょうか。

    文筆家/phaさん
    ・僕は会社を辞める前に、定職につかずにふらふらと生きている人のブログや本を読みまくった。そうすると、意外とそういう人間は世界にたくさんいるんだな、と思えて安心できた。
    ・人間はみんな、自分の周りの狭いしか見えない。周りの人間はみんな大学に行くのが普通だという人もいれば、みんな高校を出て働くのが普通だという人もいる。毎年海外旅行に行くのが普通だという人もいれば、毎年知り合いの誰かが逮捕されるのが普通だという人もいる。世界は想像以上に広くて、社会は思ったよりも交わらない。現実は人の数だけある。自分の周りの世界以外を見るためには、見ようとする意志が必要になる。人の話を聞いたり本を読んだりするのは世界を広げるための第一歩だ。

    あと、この本を読んで文化人類学とソーシャルワーカーに興味を持った

  • いろんな人が寄稿しているので、いろんな人が死にたいと思ったりしているんだなあ、死にたいつらさは自分だけが感じる特殊なことじゃないんだなあと目で見てわかる。そして、いろんな人の死にたさや、いろんな生きようとする考え方があって、死にたい気持ちから抜け出す方法もいろいろあるんだなあと思う。
    同じこと(死にたいということ)だけを考え続けない、死以外の選択肢になんとかして目をやる方法を自分の中に持つことが死にたくなったときの選択肢なのかなと、通して読んでみて思う。死ぬことも一つの選択肢に過ぎないので、それに固執しなくてもいいということなのかも。行動パターンがたくさんある人のほうが幸福度が高いみたいな話があったなと思い出す。いろいろやったほうが、ひとつのつらさは紛れるのかもしれないし、打開策も手に入りやすくなりそう。いま自分のいる状況が全てじゃない、逃げられるし辞められる、死にたいときも死にたい気持ちが全てではないということを読みながら考えた。
    いろんなエピソードが載っているので、そういう読み物としての楽しさ(?)もある。
    家庭教師をして、一緒に合格発表を見に行ったところとてもよかった。自分をいじめた奴らの絶対入れない学校に受かるって、ある種の救いみたいな気持ちが湧くし、誰にも言いたくないことを一緒に黙ってがんばってくれたこと、救いだったんじゃないだろうか。
    本を渡されて自分がネガティヴだと気がつくエピソードも印象的。自分の見方が変わる、違う視点を得られるというのはすごいことだと思う。きっかけがあっても難しいことだと思う。
    これからやろうとすることを既にやった人の話をたくさん読むというのも覚えときたい。

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著者プロフィール

いその・まほ:人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。
著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、『他者と生きる』(集英社新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。本作では、著者の執筆に伴走し、言葉を寄せる。

「2022年 『「能力」の生きづらさをほぐす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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