幸せを届けるボランティア、不幸を招くボランティア (14歳の世渡り術)
- 河出書房新社 (2010年7月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616629
作品紹介・あらすじ
現実のボランティア活動って実際のところどうなんだろう?ぼくらの善意とおカネはきちんと相手に届いているのか。その仕組みを考えよう。中学生以上、大人まで。
感想・レビュー・書評
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ボランティア休暇は果たしてどうなんだ?
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ボランティアとは自発的に行動すること。
僕らの存在はアウトプットしたものから判断される。
ゴミ拾いよりデポジット。仕組みを考える。
得意なことを集めて楽しんで行う。 -
ボランタリー(自発的)であること。
さりげなくできることをしよう。 -
”ボランティア=建前:すばらしいこと、本音:人件費タダでウマー”とばかりに本来お金をかけなければいけないことや、やらなければいけないことを丸投げしてませんか。
ボランティアの本来の意味に気付くための本。
ボランティアする大人も、させようとする人も読むべきだよね。
いや、だいたい「ボランティアさせよう」っておかしいよね。(i44) -
ざっくり読みました。
ボランティアする行為が善意の押しつけになっていないか
ほんとうに求められているボランティアなのか
募金するなら、集めている団体はどこなのか
ボランティアと聞けばとても良い事のように感じるが、
自分の行動は本当にそうなのか?
見直すきっかけになる本でした。
ボランティア活動をする人は一読をおすすめ。 -
震災前の本。日本のボランティアやエコに対する正しい知識をおしえてくれる、オススメの一冊。紙パックやパック、ペットボトルの回収、企業側の怠慢だよね。市民ボランティアへ押しつけすぎ!
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読みやすかったし、参考になった。田中さんは持っているデータ量が多くてすごい。でも文章を整理して書くのはあまりうまくない?…わざと話すように書いているのかもしれないけど。
とはいえ田中優さんには共感しています。
ボランティアはボランタリー(自発的)な活動のことだ。誰かに強制したり、させられたりすることではない。だが独りよがりに、自分の善意を押し付けてもだめだ。
その地域の文化や状況を理解した上で活動をしないと、人を苦しめてしまうことだってある。影響する範囲全体の中から考える必要があるのだ。そしてそこにいる人たちが、自分たちの手で、幸せな暮らしを送れるような仕組みをつくる手助けをすることが大切だ。
このように、ボランティアについて書かれている本だが、それは「ボランタリー(自発的)な生き方をするにはどうしたらいいか」ということに繋がる。
誰しも楽しんでできる、得意なことを持っている。それをして周りの人が喜んでくれたらうれしくなるはずだ。影響を与える内容や範囲は人それぞれ違うだろうが、それでいいのだ。皆違ったポジションで違った力を出せばいい。まずは自分が楽しんでできることから始めればいい。今好きなことをして暮らしている人の多くは、そうやって好きなことを一つずつ始めていった人だ。好きなことをするために仕事をまず辞めた人ではない。始めることが先で、その結果として辞めたのだ。そうやって少しずつ生業を増やしていくと、百姓のように自立した、安定した暮らしができるようになるだろう。
また、問題を解決・改善する時に、個人の「心がけ」に訴えてはいけない。問題の仕組みから考え直し、新しい仕組みをつくりださなければ共同体は変わらないのだ。でもすぐに変わるものなんてそうそうない。社会のしくみを変えるなんて大変なことだ。だから、こういう社会にしたい、暮らしがしたいという「志」を持ち続けることが大切だ。
遠くに理想を掲げ続けながら、まずは得意なことからやってみる。そして、一人ではほとんど何もできないから、志を同じくする人と繋がることも必要だ。だから自分の活動は何らかの形でアウトプットして、周りの人の目にも見えるようにしよう。
こうしてブクログをつけることも、かなり小さいですがアウトプット・・・ということにします。 -
【ボランティアにチャレンジ】
社会人の間では、「プロボノ」(ラテン語で公共善のために)というボランティア活動が盛んになりつつあります。先を見据えてこれからの活動を決めたいのであれば、オススメです。