幸せを届けるボランティア、不幸を招くボランティア (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616629

作品紹介・あらすじ

現実のボランティア活動って実際のところどうなんだろう?ぼくらの善意とおカネはきちんと相手に届いているのか。その仕組みを考えよう。中学生以上、大人まで。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99282135

  • ボランティア休暇は果たしてどうなんだ?

  • ボランティアとは自発的に行動すること。
    僕らの存在はアウトプットしたものから判断される。
    ゴミ拾いよりデポジット。仕組みを考える。
    得意なことを集めて楽しんで行う。

  • ボランタリー(自発的)であること。
    さりげなくできることをしよう。

  • ”ボランティア=建前:すばらしいこと、本音:人件費タダでウマー”とばかりに本来お金をかけなければいけないことや、やらなければいけないことを丸投げしてませんか。
    ボランティアの本来の意味に気付くための本。
    ボランティアする大人も、させようとする人も読むべきだよね。
    いや、だいたい「ボランティアさせよう」っておかしいよね。(i44)

  • ざっくり読みました。

    ボランティアする行為が善意の押しつけになっていないか
    ほんとうに求められているボランティアなのか
    募金するなら、集めている団体はどこなのか

    ボランティアと聞けばとても良い事のように感じるが、
    自分の行動は本当にそうなのか?
    見直すきっかけになる本でした。

    ボランティア活動をする人は一読をおすすめ。

  • 震災前の本。日本のボランティアやエコに対する正しい知識をおしえてくれる、オススメの一冊。紙パックやパック、ペットボトルの回収、企業側の怠慢だよね。市民ボランティアへ押しつけすぎ!

  • 読みやすかったし、参考になった。田中さんは持っているデータ量が多くてすごい。でも文章を整理して書くのはあまりうまくない?…わざと話すように書いているのかもしれないけど。
    とはいえ田中優さんには共感しています。

    ボランティアはボランタリー(自発的)な活動のことだ。誰かに強制したり、させられたりすることではない。だが独りよがりに、自分の善意を押し付けてもだめだ。
    その地域の文化や状況を理解した上で活動をしないと、人を苦しめてしまうことだってある。影響する範囲全体の中から考える必要があるのだ。そしてそこにいる人たちが、自分たちの手で、幸せな暮らしを送れるような仕組みをつくる手助けをすることが大切だ。

    このように、ボランティアについて書かれている本だが、それは「ボランタリー(自発的)な生き方をするにはどうしたらいいか」ということに繋がる。

    誰しも楽しんでできる、得意なことを持っている。それをして周りの人が喜んでくれたらうれしくなるはずだ。影響を与える内容や範囲は人それぞれ違うだろうが、それでいいのだ。皆違ったポジションで違った力を出せばいい。まずは自分が楽しんでできることから始めればいい。今好きなことをして暮らしている人の多くは、そうやって好きなことを一つずつ始めていった人だ。好きなことをするために仕事をまず辞めた人ではない。始めることが先で、その結果として辞めたのだ。そうやって少しずつ生業を増やしていくと、百姓のように自立した、安定した暮らしができるようになるだろう。

    また、問題を解決・改善する時に、個人の「心がけ」に訴えてはいけない。問題の仕組みから考え直し、新しい仕組みをつくりださなければ共同体は変わらないのだ。でもすぐに変わるものなんてそうそうない。社会のしくみを変えるなんて大変なことだ。だから、こういう社会にしたい、暮らしがしたいという「志」を持ち続けることが大切だ。

    遠くに理想を掲げ続けながら、まずは得意なことからやってみる。そして、一人ではほとんど何もできないから、志を同じくする人と繋がることも必要だ。だから自分の活動は何らかの形でアウトプットして、周りの人の目にも見えるようにしよう。

    こうしてブクログをつけることも、かなり小さいですがアウトプット・・・ということにします。

  • 【ボランティアにチャレンジ】
    社会人の間では、「プロボノ」(ラテン語で公共善のために)というボランティア活動が盛んになりつつあります。先を見据えてこれからの活動を決めたいのであれば、オススメです。

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著者プロフィール

1957東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和のさまざまなNGO活動に関わる。現在「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「apbank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表を務める。現在、立教大学大学院、和光大学大学院、横浜市立大学の非常勤講師。著書(共著を含む)に『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料金はなぜ高い』『どうして貯蓄が行けないの』(以上 北斗出版)、『非戦』(幻冬舎)、『Eco・エコ省エネゲーム』『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』『戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法』『世界から貧しさをなくす30の方法』(以上 合同出版)、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)、『地球温暖化/人類滅亡のシナリオ』(扶桑社)、『おカネで世界を変える30の方法』『天然住宅から社会を変える30の方法』(合同出版)、『いますぐ考えよう!未来につなぐ資源・環境・エネルギー 1~3 』『いますぐ考えよう地球温暖化 1~3 』(岩波書店)、『おカネが変われば世界が変わる』(コモンズ)、『環境教育の落とし穴』(大月書店)、『原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる』(武田ランダムハウスジャパン)、『地方論』(子どもの未来社)など。著者ホームページ「田中 優の“持続する志”」 http://www.tanakayu.com

「2013年 『子どもたちの未来を創るエネルギー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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