- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309498362
作品紹介・あらすじ
アーサー王の物語、ばら戦争、処女王、カリブの海賊、シェイクスピア、産業革命…「ストーンヘンジ」から「サッチャー政権」まで、イギリスを象徴する歴史事項をスッキリ整理。
感想・レビュー・書評
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駆け足で巡る英国史。教科書的ではあるが、一通り読むと、歴史の流れが改めてクリアになる(2時間で読み終えるのは到底無理でした)。
それにしても、奴隷貿易やアヘン戦争だけでなく、パレスチナ問題を引き起こした英国の三枚舌外交もホント酷いな。
アメリカ独立戦争の契機となった「ボストン茶会事件」の経緯は、「砂糖の世界史」の記述と違った。本書では、英国は東インド会社が抱えていた茶の在庫をアメリカ市場で売り捌くためアメリカへの茶の輸出を無税とし、半額で売り出したところ、東インド会社は市場独占を狙っているとアメリカ人に誤解されたのが原因、としている。どっちが真相なのだろう?
日本人として、英国史、きちんと知っておくべきと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
King&Queen展のために勉強
幅広いイギリス史を知るのに丁度いい長さだった
ここでもっと詳しく知りたい時代を他にも調べたい -
面白かった!世界史は高校2年生の時にダイジェストで習っただけで、範囲が広すぎて全く身にならなかった。本書はイギリスの歴史を分かりやすく説明する本。とてもよくまとまっていて、王室や欧州との領地の取り合いや戦い、政治家や産業がどう発展してきたかの流れが分かる。断片的な知識やいつごろ何が起こったかということは知っていても、その裏にある、どうしてそうなったのかという部分が欠落していたので、なるほどあれはここにつながるのか!と目からうろこを落としながら読んだ。
もちろん初めて知ることも多かった。インドや中国との関係、パレスチナ問題を引き起こしたのはイギリスだったこと、数々の陰謀など。
イギリスを中心として歴史を見ると、小さい島国ながらエンパイアを築いたイギリスが古ぼけた小国に衰退した背景が理解でき、これが今まさに起ころうとしている欧州連合からの離脱後どうなっていくのか、非常に興味深い。世界史に精通している人には物足りないだろうが、私は読んでよかった。 -
二時間では読み終わらなかったけど、文庫本なのにとてもわかりやすくて面白い本でした!
ところでこの著者『歴史の謎を探る会』とは?
「歴史の中に埋もれている“ドラマチックな歴史”を楽しむべく結成された、夢とロマンを求める仲間たちの集まり。学校では教わらない史実の裏側にスポットを当て、一風変わった視点からのアプローチには定評がある。」
とあるだけで、個人名は紹介されていません。
なぜなのかしら?こんなに優れた本なのに。
「他の人に作らせたもの」を「自分が作ったと18年間も発表し続けていた人がいる」このご時世に。 -
2時間では読み切らなかっけど、名前は覚え切らなかったけど、流れは掴められて楽しかった。
どの国でも歴史は大して変わらないわねー -
図書館。
イギリス史概略なので、学習を一周してから読むに越したことはない。所々に英単語の成り立ちや歴史雑学があるのは興味深かった。 -
『イギリスの歴史が2時間でわかる本』
歴史の謎を探る会[編]
『きちんと理解するイギリスの歴史』
内藤博文
この2冊は同じ著者かと思う。話の流れと図がほとんど同じ。前者の内容を少し厚くしたものが後者。
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ざっくり簡潔にまとめられていて、ほぼNO知識の導入としてとてもわかりやすく読みやすかったです。
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イギリスの通史が簡潔にまとまっていて良い復習になった。簡潔故に要点がわかりやすい。
ただ、ウィリアム1世にはじまる歴代国王にきちんと触れられていたのに、なぜかジョージ2世とヴィクトリア女王の間(ジョージ3世、ジョージ4世、ウィリアム4世)だけすっ飛ばされていたのが惜しい。 -
歴史の本なんて読んだことない自分がイギリスに興味を持ち読み始めた一冊。2時間では読み終えることはできなかったがなんとなくイギリスの歴史を理解することは出来たと思う。