- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463193
作品紹介・あらすじ
犬は人間が思っている以上に高度な感情-喜びや悲しみ、感謝や思いやり、期待や失望など-を持っている!それまでの常識をくつがえし、多くの実話や文献などをもとに犬にも感情があることを解き明かす一冊。人間にとってもっとも身近でありながら謎に満ちた存在である犬の心に迫る、全米大ベストセラー。
感想・レビュー・書評
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犬の愛に嘘はない (河出文庫)
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僕は、犬を飼っていません。ただ、子供の頃から、犬は人間に対して従順で愛しく飼いたいと思っていたのは確かです。
この作品を読んで、さらにそう思うようになったのは言い訳を要しません。
しかし、人間社会に犬が入り込めないのと同様、犬にも犬社会がありますね。
人間にペットとして飼われいて、犬自身が幸せかどうかについては、犬に聞いてみないと分かりません。
本書では、「人間が作った最高の家畜」と表現されています。
この件については、賛否両論があるのでないでしょうか。
現在社会では、犬は人間を愛しているのでしょうね。何故だかわかりませんが!
この作品は、全米でベストセラーになったそうです。
機会があればご一読してみては如何でしょうか。 -
タイトルに惹かれて買ったが、期待したものとずいぶん違っていた。
飼い主との生活のエッセイとかかと思っていたが、犬の生物学的、哲学的な話だった。
ウィトゲンシュタインまで出てきたのはびっくり!
途中、少し小難しくなるので、後でもう一度読みたい。 -
犬に愛情がないって?そんなはずないじゃない。あんなに愛情に溢れ、いつも大きな心で人間とともにいる彼に愛が無いなんて!亡きわが愛犬を思いつつ、科学者として、動物の愛情を確認していく作業をともに追っていった。人間的な枠組みからでなく、動物行動学的視点から愛をさぐる。でも、結果は同じだ。科学者が科学的に物事を解明し、裏づけしたいという事柄を、犬と暮らす人々はわかっていると思いたい。犬はそんなことわからない、という人もいるだろうけど。豊かな犬の感情は人間にも確実に伝わると信じている。
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091022〜091105読了