鴎外の恋 舞姫エリスの真実 (河出文庫 ろ 1-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309417400

感想・レビュー・書評

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  • 『舞姫』を読むならセットで読むべし!とマリモっちにオススメ頂いた本書

    もちろん一緒に借りてきましたが、森鷗外との共鳴は気のせいだったことが判明しテンションだだ下がりで、エリス?そんなんどこの誰だろうが興味ないわ!という状態でしたが、せっかく借りて来たのでしゃーない読み始めました

    第二章くらいまでテンションだだ下がり状態は続いたんですが、あれ?なんか面白くない?面白いよこれ!

    本書はベルリン在住の六草いちかさんがひょんなことから『舞姫』に登場する踊り子エリスのモデルになったと思われる森鷗外ドイツ留学時代の恋人エリーゼの調査を始める…という内容

    これがね、まさにミステリーです
    本格推理もの!とまでとは言わないけど紆余曲折の調査の過程が面白いのや!

    偶然の出会いにも助けられながらエリーゼの正体を追う中で、これまで語られてきたエリス像に疑問を投げかけ、『舞姫』が書かれた意味や森鷗外の想いにまで迫るラストは納得感がすごい

    これもしかして順番逆だった?

    うん、もし『舞姫』を読んでみたいな〜と思う方がいたら、こちらを先に読むことをおすすめします

    先人に学べ!(いいように言った!)

    • ひまわりめろんさん
      いやー無理
      やっぱ文語体きついわ
      よくあんなん普通に読めるよね
      おびーとか
      いやー無理
      やっぱ文語体きついわ
      よくあんなん普通に読めるよね
      おびーとか
      2024/01/13
    • 1Q84O1さん
      ひま師匠でも無理ですか…w
      おびさん尊敬!w
      ひま師匠でも無理ですか…w
      おびさん尊敬!w
      2024/01/13
    • ひまわりめろんさん
      一回頭の中で翻訳作業が入るんで時間がかかるんよね
      英文読むのと同じ感覚やね
      いや英文読める人みたいな言い方!
      一回頭の中で翻訳作業が入るんで時間がかかるんよね
      英文読むのと同じ感覚やね
      いや英文読める人みたいな言い方!
      2024/01/13
  • 19世紀末、日本人の恋人を追って異国へ繋がる海を一人渡ったドイツ人女性「エリーゼ」。謎に包まれたままだった彼女の真実を明らかにして尊厳を回復すると同時に、21世紀のドイツに生きる日本人女性ライターがその異郷の女性を調べる中で彼女に払った敬意と意地を追体験する、ルポルタージュにして、不思議な物語性をあわせ持った作品。
    まさに、事実は小説よりも奇なり。

    読み終わって、涙と言葉にならない気持ちに胸がつまる。感動と、悲しみと、くやしさと、やるせない気持ちと、愛おしさがごちゃ混ぜで。

    夏目漱石と双璧をなす明治の文豪・森鷗外。
    誰もが知る彼の代表作といえば、ベルリンの街を舞台に日本人留学生・太田豊太郎と下層に生きるドイツ人少女・エリスの恋愛の果てを描いた悲劇「舞姫」。
    「舞姫」は、鷗外の実体験を強く反映した物語として読みつがれてきた。
    なぜなら、鷗外がドイツ留学から帰国したわずか4日後に、ドイツ人女性「エリーゼ・ヴィーゲルト」が彼を追って来日したという事実が残っているから。けれど、鷗外の周囲の人達の説得もあってか、エリーゼは来日からわずか1ヶ月後に帰国する。
    あとに残ったのは、誰一人として彼女の本当の出自も生涯も知らないのに、(鷗外の親族たちの手記のせいでもあるけれど)「人の言葉の真偽を知るだけの常識にも欠けている、哀れな女」とか、路頭の花(賎女、娼婦)という蔑みの評価。
    そのまま、鷗外の恋人・エリーゼがどこの誰で、どんな人で、何を生業にしていたか、確かなことはわからないままに120年が経過してしまう(※2009年当時)。

    ベルリン在住のライター・六草いちかさんは、ささいなきっかけから、エリーゼに興味を持ち、彼女について調べることに。
    始めはただの好奇心だったのだけど、いつしか、「(同じ女性として)エリーゼの正体を見つけることによって、彼女に掛けられた不当な嫌疑を晴らしてあげられるのではないか」と、エリーゼ探しにのめり込んでゆく。

    「舞姫」の描写や、鷗外の親族、はたまた鷗外と関わりがあった明治政府高官たちの手記などから仮説を立て、ベルリン各地のあらゆる公共機関の資料をあたり、資料のプロたちの話を聞くことを繰り返す…のだけど…なかなかうまくいかない。
    手がかりが途絶えたり、ようやく行き着いたと思ったら同姓同名の全くの別人だったりして何度も振り出しに戻って。
    けれども、これまた偶然の出会いとやり取りから、六草さんは、真のエリーゼへの手がかりを掴むことに。
    そして、彼女の執念は実を結んで…。

    本書の一番の魅力は、調査の結果だけを理路整然と「これがエリーゼの真実です。」と記すのではなく、六草さんが何度も壁にぶち当たって失敗して、振り出しに戻って、それでも漸く真実にたどり着いたその過程まで、思いの丈を込めて感情豊かに書き記している点。解説の山崎一穎さんの言葉をそのまま借りれば、「物語性があるということ」。
    六草さんが、予想外の助けを得てたどり着いた、とある教会資料に記された女性の記録に、決定的に「鷗外のエリーゼ」であることを認めた瞬間の描写ときたら!
    もらい泣きしてしまった。
    (六草さんの調査結果は、その後、それまで不確かだったエリーゼの「定説」になったそう)

    六草さんが考えたように、鷗外のエリーゼは、それまで言われていたような、愚かで賤しい女などでは決してなく、「地に足のついた自立した女性」だったのです。

    暗礁に乗り上げていた六草さんが、失意の中帰国しただろうエリーゼの心情を想像した結果真実に一歩近づく場面の描写も、なかなかに、ドラマチック。
    『もし私がエリーゼだったら、私は今、どこにいる?もし私がエリーゼだったら…。』
    『プロポーズされて日本へ行った。なのに思いもしない事態に陥り帰国することになった。(中略)
    ハンカチイフを振って別れたのは私がバカだからじゃない。あれは精一杯のプライドだった。金さえ握らせれば片がつくと思っている小金井のような男の前でなど、絶対に涙を見せたくなかった。(中略)
    だから泣き暮らしてばかりいないで仕事を探した。…』

    でも、海を渡るまでしたエリーゼの恋が実らなかったことは厳然たる事実で。
    六草さんは、短期間の滞在でハンカチイフを振って帰国したエリーゼの姿に、その後、よりつらい仮説をたてている。
    それがまた、ひどく悲しみを掻き立てます。
    本文中にもあるけれど、「舞姫」のエリスが「我が豊太郎ぬし、かくまでに我をば欺きたまひしか」と叫んだように、エリーゼも叫び、咽び泣いたかもしれない。

    個人的にふと思ったことは。
    鷗外とエリーゼ二人の姿と思い出がもっとも投影されたのは「舞姫」なのかもしれないけれど。
    鷗外には、「舞姫」とともに、「文づかい」、「うたかたの記」という、世に言うドイツ三部作があって。
    あの時代に50余日の船旅と異国生活にかまわず恋人を追ったエリーゼの行動力と自立心は(裏切りに泣いて狂ったエリスよりも)「文づかい」のヒロイン・イイダを、エリーゼの一途さは「うたかたの記」のヒロイン・マリイをそれぞれ彷彿とさせる。
    それぞれのドイツ女子にエリーゼの一面が投影されていたのでしょうか。

    実らず、結果的には裏切りとなった悲しい恋だけど、勝手ながら、せめてそうだったらいいな、と感傷的に思ってしまいました。

    ルポルタージュなのだけど、とても物語性に満ちた作品なので、普段ノンフィクションを読まない方にもおすすめしたい作品です。

    • りまのさん
      hotaruさん
      フォローありがとうございます!素晴らしいレビューです!
      感動しました。
      どうぞよろしくお願いいたします。  りまの
      hotaruさん
      フォローありがとうございます!素晴らしいレビューです!
      感動しました。
      どうぞよろしくお願いいたします。  りまの
      2021/01/31
    • hotaruさん
      りまの さん
      こんばんは。
      メッセージありがとうございます。
      りまのさんの本棚、拝見いたしました。
      美術がお好きでしょうか?
      私も詳しくない...
      りまの さん
      こんばんは。
      メッセージありがとうございます。
      りまのさんの本棚、拝見いたしました。
      美術がお好きでしょうか?
      私も詳しくないなりに絵画を見るのは好きなので、また素敵な画集など教えてください。
      2021/02/01
  • 『舞姫』は鴎外から読者への〝問い〟である | AdvancedTime
    https://advanced-time.shogakukan.co.jp/8402

    【書評】六草いちか『鷗外の恋 舞姫エリスの真実』 / 杉江松恋【Book Japan】(2011/03/23)
    http://bookjapan.jp/search/review/201103/sugie/20110323.html

    六草いちか 公式サイト
    http://www.ichika.de/

    鴎外の恋 舞姫エリスの真実 :六草 いちか|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309417400/

  • 単行本で既読なのだけど、文庫化にあたり大幅に書き直されていると知り、これは読まなければと手に取った。やはりおもしろい!前に読んだ時は、これで「エリス」は誰なのかという近代文学史最大の魅力的な謎(と私は思う)にとうとう答えが出たという感慨が圧倒的だったが、今回はまた違った感動があった。

    何と言っても、著者の粘り強く徹底的に調べていく姿勢に頭が下がる。ここまで一次資料にきちんとあたっていくことは、研究者でも容易ではないだろう。先行する研究に敬意を払いつつ、少しの疑問もゆるがせにせず、根拠となる資料を探していく。その熱意があったからこそ、偶然としかいえないいくつもの巡り会いが、エリス=エリーゼ・ヴィーゲルトが確かに存在したという証に著者を導いていったのだ。

    著者は、ここまでの調査へと自分を突き動かしたものは、エリスへの「百二十年越しの女の友情」だと述べている。無知で下賤な女であるとか、果ては娼婦であったとか、さしたる根拠もなく言われてきたエリスの真の姿を突き止めること、言わば汚名を晴らすことが目的になっていったと。その熱さが全篇を貫いている。

    そして、今回一番心に残ったのは、鴎外の苦悩であった。「舞姫」はあくまで文学作品であり、かなり事実に沿っていると思われるところもあるにしろ、豊太郎は鴎外その人ではない。それでも、鴎外自身の苦しみが投影されているとしか思えない心に迫る場面がある。それを最も強く感じるのは、 豊太郎が天方伯に帰国を承諾し、エリスになんと言ったものか懊悩しながら、雪の真夜中二人の住まいまで帰り着き屋根裏部屋の灯りを見上げるくだりだ。「エリスはまだ寝ねずとおぼしく、炯然たる一星の火、暗き空にすかせば、明らかに見ゆるが、降りしきる鷺のごとき雪片に、たちまちおほわれ、たちまちまた顕れて、風にもてあそばるるに似たり。」降りつのる雪の間にちらちらと見える灯り、そこではエリスがこの真夜中まで自分の帰りを待っている。そのエリスに自分はこれから何という残酷なことを告げねばならないのか。「我は許すべからぬ罪人なり。」豊太郎の身勝手さを嫌う人も多いけれど、この苦悩には真実があると読むたびに思う。

    ずっとそういう思いで「舞姫」を読んできた私は、本書終盤に書かれた著者の推測に胸を打たれた。エリーゼが鴎外を追って来日し、親族に説得されて(おそらく手切れ金を渡されて)ドイツに帰っていったことはよく知られている。著者は残された資料から、このエリーゼの来日は鴎外が招いたものであり、鴎外は日本でエリーゼと暮らすつもりであったと考えている。家族や友人知人の猛反対にあい、やむなくエリーゼを帰らせるものの、その後自分も後を追い日本を捨ててドイツに行く約束をエリーゼとしたのであろうと推測する。だから彼女は帰国する際に、まったく涙も見せず手を振って去って行ったのだと。

    実際には鴎外はそうしなかった(できなかった)わけだが、この推測は、この前後の様々な資料が伝える鴎外の姿や、周囲の動きともぴったり符合している。エリーゼの帰国後、妻を迎えたもののみるみる体調を崩し、弱っていったという鴎外。その妻との離縁後(鴎外に縁組みを強く勧めた母が決めたという)、二人目の妻を迎えたのは十二年後だった。

    もちろん、最も傷ついたのがエリーゼであるのは間違いない。船で五十日かかったという遙か東洋の島国へ、単身やって来た若い女性の姿をしみじみと思う。その上で、一家一族の期待を一身に受けて、その重みから逃れることのできなかった鴎外の苦悩もまた、決して軽く扱えるものではないと思うのだ。

    単行本刊行から十年たっての文庫化。この機会に広く長く読まれることを期待したい。

    • シンさん
      たまもひさん、大変ごぶさたしております。佐野洋のレビューで久しぶりに更新しました。この本はぜひ読んでみたいです。「舞姫」は文語文の美しさしか...
      たまもひさん、大変ごぶさたしております。佐野洋のレビューで久しぶりに更新しました。この本はぜひ読んでみたいです。「舞姫」は文語文の美しさしか残ってなくて、ものの本を読むとよく主人公=鷗外はクズだと書かれていて、それは正しいと思いながらもモヤモヤするところがあったのでぜひ読みたいです。鷗外の文は「最後の一句」にしても「妄想」にしても「高瀬舟」にしても『渋江抽斎』にしても世間を渡る際に私情を切り捨てなくてはならない苦さを描いているように思え、好きな作家です。
      2021/02/28
    • たまもひさん
      シンさん!お久しぶりです~。コメントありがとうございます。
      「舞姫」は何と言っても文語文の格調高い美しさがすばらしいですよね。でも、高校の...
      シンさん!お久しぶりです~。コメントありがとうございます。
      「舞姫」は何と言っても文語文の格調高い美しさがすばらしいですよね。でも、高校の現代文の授業で読んで、豊太郎=鴎外の行為を許せん!と嫌う人も多いです。教える先生の側でも豊太郎嫌い派は多いです。すごく残念な読み方だと思うんですけどね…。
      おっしゃるとおり、鴎外の作品には(漱石と比べても)苦み成分が多いと思います。今読んでも心に響くものがありますよね。
      2021/03/01
  • 研究は足でするものだ!と強く感じさせてくれる。
    そして、いくつもの偶然の重なり合いに、読んでいてドキドキさせられた。研究って、ある意味、サスペンスなんだな。そりゃそうか、消えた人の足跡を追いかけるんだから、探偵と変わらない。
    エリスの写真なるものがあるのだけれど、あれも六草さんの発見らしい。すごすぎる、六草さん。

    筆者の六草さんは鷗外の研究者ではない。だからこそ先入観なく一次資料を追いかけられたのではないかと思った。鷗外の周辺人物とはいえ、彼らの視線にはさまざまなバイアスがかかる。なまじそれらに詳しくなれば、いらない予断もきっと入ってしまうんじゃないだろうか。

    『舞姫』にも鷗外にも良い印象が無かったのだけれど、この本を読んで、ちょっと好きになれそうな気がしてきた。

  • 久しぶりに入ったリアル書店でミステリアスなカバー絵に一目惚れ。9年越しの文庫落ちらしい。目を惹いてくれて助かる。
    カテゴリ「小説」は著者自身の分類準拠。

    『舞姫』のヒロイン・エリスのモデルとなった女性を探す。そういう研究があるということ自体知らなかったもので、物の本としてはこれが初めての出逢いになった。そういう女性がいたこと、鴎外を訪ねて日本に来たことはなんとなく知っていたけど、『舞姫』作中の描写や鴎外の身辺者の記述から、まさか追跡しようと考えられるものだとは。
    自身を研究者ではないとしつつ、ドイツで知り合った現地人の発言に始まり、船の乗客名簿、先行する研究成果、当時のベルリンの都市開発、住宅事情、『舞姫』の初期の記述などなど、現地在住の強みを活かして多角的に調査を進めていく過程はとてもスリリングで、かつおおいに興味を掻き立ててくれる。数度の挫折、期待と不安、再出発と、調査を進める著者自身が描かれているためか、ドラマティックでさえある。調査で明らかになった客観的な事実と、それらと『舞姫』の符合、そして調査する主体の著者の苦悩と喜びがダイレクトに繋がっているのにわくわくした。
    『それからのエリス』も文庫になるだろうか。楽しみ。

  • ドイツ在住の著者が「舞姫」に出てくるエリスのモデルとなった女性を探すノンフィクション。私の認識はエリスは妊娠し帰国した鴎外を追いかけ来日したが鴎外は冷たく拒絶し捨てた、だったが鴎外家族の証言などから著者は違うのではと推察している。私もそうであった方がロマンチックでいいのではないかと思う。それにしてもエリスは実母に似てたらしいとあったが鴎外はマザコンだったのか?(笑)。文中に出てくるドイツの昔の街並みの写真や街中の描写にうっとりできた。

  • 「舞姫」授業準備のために読む。
    エリスの正体に迫るもので、ベルリン在住の筆者が地の利を活かしてドイツの公文書や教会簿などをしらみつぶしに探す過程に圧倒される。
    それも、本業ではなく好奇心から始めたものだから、「もうやめよう、これで終わりにしよう」と思いながら、諦めきれなかったり、偶然の出会いなどがあったりしてふんばる様子が生々しく、ハラハラする。まるでミステリーを読んでいるよう。

    鷗外が「舞姫」で「なに」を書いたか、だけでなく、「なぜ」書いたのかを知って欲しい、という筆者の言葉に、限られた時間の授業では「なに」が書かれているかを考えることに注力したけれど、次に授業をする機会があったら、外部資料に基づいて鷗外が「なぜ」この作品を書いたのか、に迫っても面白そうだと感じた。
    あまり得意ではなかった鷗外に少し関心を持つことができた一冊。

  • 姦通裁判といい、この本といい、海外の戸籍を辿っているわけであるが、日本ではこんなことできるのか?

  • しばらく文学関係遠ざかっていたら、エリスの同定についてこれほどの調査が行われ、非常に説得力のある結論が出されていたことを、遅ればせながら知ることができた。読み応え十分。

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著者プロフィール

1962年大阪生まれ。ノンフィクション作家。88年よりドイツ在住。2011年『鴎外の恋』を発表し、話題に。他の著書に『それからのエリス』『いのちの証言』がある。

「2020年 『鴎外の恋 舞姫エリスの真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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