計画と無計画のあいだ: 「自由が丘のほがらかな出版社」の話 (河出文庫 み 25-1)
- 河出書房新社 (2014年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309413075
感想・レビュー・書評
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間に色々浮気して読み終えた。
ミシマ社の本は、ものすごくたくさん読んでるわけじゃないけど、ここの本を買う時はいつもきっといい本だと信頼して買っている気がする。
私は今自由が丘に住んでいるので、ありがたいことに地元の本屋には「自由が丘の出版社ミシマ社」の棚があって、この本もそこで手に入れた。ミシマ社刊じゃないのが面白い。
出版社をつくるのっていいなぁとワクワクしながら読んだけど、それ以上に、自分自身も働く人間として、素敵な影響をたくさんもらった本になった。計画と無計画の間に、私も漂っていたいと思った。 -
「知らず知らずのうちに経験でカバーする癖がつく」
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一言、面白かった。挑戦したいこと、やってみたいことがあるのに、環境を変えるのに躊躇して自分に嘘をついて過ごすより、一刻でも早くDon’t think, feelに従って動く。でも、やみくもに無計画のまま突っ走ってしまうと、ただの暴走になってしまう。計画と無計画の間が自由なのだ。という定義は何かハッと気付かされるものがあった。三島社の一冊一冊に込めた想いが本の中から感じ取れる。
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背には「起業から5年目の『発見』までをつづった、愉快・痛快・爽快エッセイ」とあったけど、その通りで読みながら何度も笑う。
自分の感覚を大切にしながら仕事をしていきたいと思える。 -
かなり前に読みましたが、大変おもしろかったです。
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なんとも素敵な存在感を持つ出版社、ミシマ社の三島さんによる、創業からの数年間。
こんなに、〝刺さる〟言葉にたくさん出会えるとは、正直思ってなかった。
すごくよかった。 -
計画はない、しかし自己陶酔は強い人だ。
スタッフをキャラ付けして大したことでもないのに囃し立てる様子はとにかくサブい。
直取引はまっとうだし、今後のスタンダードになっていくだろうけど。
理念に関しては、ビジネスパーソンとしては、革新志向の人にとっては当たり前といえば当たり前の内容。
ただ、都築響一の方が心に残る。
逆に、実践的なハウツーのほうが興味がある。円卓でのMTGなど。 -
無法者ばかりの出版社、ミシマ社。
ここには、あるべき、新しい出版社の姿がある。
本を作り、それを届ける。
そして、そこに幸せがある。
そして、その幸せがひとつ、またひとつ。
信念と情熱と愛情、たったそれだけ。
それが、この小さな出版社を今日も動かしている。