わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

  • 河出書房新社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309291871

感想・レビュー・書評

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  • 古典「平家物語」をアニメ化!山田尚子×吉田玲子×高野文子×サイエンスSARUで - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/443538

    わたしたちの『平家物語』(仮) :高野 文子,山田 尚子|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291871/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      アニメ「平家物語」公式書籍、高野文子・山田尚子『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』が3月に発売決定!|河出書房新社のプレスリリー...
      アニメ「平家物語」公式書籍、高野文子・山田尚子『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』が3月に発売決定!|河出書房新社のプレスリリース
      https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000389.000012754.html

      『本書の初回限定購入特典として、高野文子イラストの特製ポストカードを同封予定。ご期待ください。』ですって、、、
      2022/02/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      山田尚子監督、フランスで新作を語る「女性的な作品とは?」| アニメーションビジネス・ジャーナル
      http://animationbusine...
      山田尚子監督、フランスで新作を語る「女性的な作品とは?」| アニメーションビジネス・ジャーナル
      http://animationbusiness.info/archives/13214
      2022/06/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      名作古典『平家物語』のアニメ化成功を導いた、プロデューサー・竹内文恵の企画力|Pen Online
      https://www.pen-onli...
      名作古典『平家物語』のアニメ化成功を導いた、プロデューサー・竹内文恵の企画力|Pen Online
      https://www.pen-online.jp/article/010868.html
      2022/06/26
  • アニメ平家物語のキャラクターや演出がとても良かったので、こちらのメイキング本も購入。赤と黒が鮮烈な表紙。

    プロジェクトがスタートしてからの監督日記や、キャラクターの原案や絵コンテなどを通して、制作の舞台裏を見ることができる。時代モノという制約はありつつ、「以前、以後。になるような作品にしたい」という監督の熱意が、暑苦しくはなく、しなやかに伝わってくる内容。

    登場するキャラクターはどれも魅力的なのだけど、私はびわと重盛の関係性と、重盛の3人の子たちの成長が好きだったので、キャラ設定がこんな風にできあがったのだなぁと興味深く読んだ。

    表紙カバーを外すとキャラクター一覧表が出てきたり、ページのあいまにアニメの印象的なシーンのカットが入っていたりと、ブックデザイン自体も愉しくて美しい。ずっと手元に置いておきたい1冊。

  • アニメ「平家物語」が素晴らしかった
    というのが大前提にあるわけですが、
    この本もとても良かったです!
    主に、キャラクターデザインがどのように出来上がっていったか、と、山田監督がどのように作品を練り上げていったかが、が掲載されています。高野文子さんの原案というのかな、が可愛らしくて。ほのぼのします。

    あとは、紙が良いです。装丁が素晴らしいです。帯も。表紙の黒も綺麗。

    大満足!!!

  • 今年は大河ドラマは「鎌倉殿と13人」だし、「平家物語」のあたり年?
    中学生か高校生の頃に教科書で読んで、その「滅びの美学」のようなものに惹かれたことを思い出しつつ、同時並行で、平家と源氏の物語を堪能した。
    そしてさらに、その平家の物語の制作の裏側まで覗けるなんて。さらにさらに、高野文子の原画やコメントまでとは、なんと贅沢な。
    全部のシチュエーションひっくるめて星5つ。

  • 年明けから始まったアニメ「平家物語」全11話を見終えたところで入手。

    未来を見通せる少女びわの目から見た平家の姿、移ろっていく四季の中で、栄え、そして滅びてゆく姿を描いた美しい作品だった。原作となった古川日出男訳はけっこうな厚み、読めばかなり時間がかかる軍記物語が10回そこそこ(実質4時間程度)にまとまるものだろうかと案じていたが、びわというオリジナルキャラクターを置き場面も大胆に取捨選択して、びわとともに平家の行末を見守り祈る気持ちになれ、深い余韻を残す作品になっていた。
    アニメの放送を楽しみに待ちながら古川訳や安野光雅の画文集も少しずつ読み進めるこの3ヶ月で、冒頭と那須与一しかちゃんと知らなかった全体像を知り、「〜盛」だらけの名前もよく分かるようになった。これからは平家物語入門としておすすめできる入り口になりそう。

    この本は、キャラクターデザインを手がけた高野文子による原案からキャラ設定が固まるまでの変遷、アニメーション監督山田尚子の製作日記、特別対談、絵コンテ集、イメージボードなどが詰まったメイキングブック。

  • 高野文子先生のキャラクターデザイン画がとにかく素敵です。これが見たかったんですー!キャラクターデザインへの先生のコメントもひとつひとつ載っていて贅沢で満足。これらの高野先生の絵を「これは宝です」と表現する山田監督の気持ち、分かる!ってなりました。山田監督と高野先生のインタビューや、美しい背景の設定画まで載っていて読み応えあり。良い本です。

  • アニメも見終わった。
    高野文子先生原案のキャラクター達がどう成立していったか、また、監督山田尚子氏の作品への心の砕き方といい、その全てがきれいに切なく映像になっていったかが滲みた。

  • 素晴らしかった……!
    普段あまりアニメ見ないけど、平家物語は引き込まれた。その素晴らしい作品の裏側を知れた。
    監督、こんなに面白くてチャーミングな方なのか!カッコつけずに、純粋に楽しんでおられるのがすごく伝わってきた。あと、周りの方を本気で尊敬していらっしゃるのがビシビシ伝わってきた。相手も、そんな風に言ってもらえるなら、と頑張りたくなるんだろうなあ!
    高野さんも謙虚で素晴らしい方だな……。るきさん以外の作品も読みたくなった!
    登場人物みんな生き生きと個性的で、みんな大好きだった。でも相関が頭の中でごちゃついて難しかった……。この本ではそれをスッキリ解決できたし、なんなら新しい見方も授かった。
    なんと言っても風景デザインが本当に素晴らしい。うっとりする。この方のデザインをもっと見たいと思った。
    監督が日記で書かれてた音響監督さんの「妥協しないし、厳しく取り組んでいるのに、楽しくて華やか」という文、本当にかっこいいなと思った。私もそんなふうになりたい。
    監督の「宇宙の壁を触りに行くつもりで」という表現もまた最高に素敵……。

    薄いけどボリューム満点の本だった!でももっともっと読みたいし知りたいなと思った!
    平家物語の展覧会、開かれないかな〜!!

  • 高野文子のキャラクターデザインの過程が詳しく載っていてよかった。現代劇として見られるように、というのが伝わるのびやかな造形。

  • 設定資料集とか製作者たちのキャラクターたちへの思いって本編より好きな時ある。

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著者プロフィール

高野文子(たかの・ふみこ)
1957年新潟県生まれ。漫画家。1982年に日本漫画家協会賞優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。作品集に『るきさん』『おともだち』『絶対安全剃刀』『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』『棒がいっぽん』『黄色い本』がある。漫画作品の他に、絵本なども手掛ける。

「2022年 『増補 本屋になりたい この島の本を売る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高野文子の作品

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