エドワード・ゴーリーの世界

制作 : 濱中利信 
  • 河出書房新社
3.94
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本棚登録 : 261
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309290751

感想・レビュー・書評

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  • G is for Gorey !
    大好きなゴーリーをぎゅっと詰め込んだ一冊。


  • エドワード・ゴーリー ヘンリー・トゥリダーノ
    p100
    ゴーリーの本は読者に所有されることを強く求める。

    p103
    彼は無力な人々に深い共感を持っていた。

    p164
    「あおいしあお 。」は、見本刷りで「印刷止めるから」と言われたんです(笑)。



    国内ではまだ翻訳されていない(もしかしたら翻訳されることのない)作品の情報や冊子の写真などがあり、興味深かったです。
    座談会?は貴重な話もありつつ、和気藹々でやや物足りなさも感じつつ読了。もっと翻訳本が充実することを願ってます。

  • 詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
    http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1954.html

    本書を読むより前に、ゴーリーの作品について調べると、好みでないとわかり、途中までで読むのをやめました。

  • いいファンブックでした。絵自体が白黒な分、本の表紙を一気に紹介するコーナーは色つきのデザインバリエーションが映えていた。奥さんが仕事のために替わってコメントを寄せた人(イラストレーター)がすごい強力なゴーリーエピソードを出してきたのも面白かったです。

  • 日本におけるゴーリーファンのパイオニア、濱中利信編のゴーリーガイドブック。

    ゴーリー 歴3年のビギナーなので知らないことも多く楽しく読みました。

    全作品の書影がカラーで見られるのは嬉しい。まだ邦訳されていない作品がこんなにあるのかとワクワクもさせられる。

  • K図書館
    カラーで本やグッズの紹介
    タロットカード占いの作品は、どれを引いても不幸になるという
    対談、年表

    ・猫について濱中氏
    9歳の頃から猫を飼い始め、常に猫が寄り添っていた
    作品では人間たちはひどい目にあうのに、猫たちはのほほんと幸せそうにしている
    猫をいじめる事は例え絵の中であっても、ゴーリーには絶対出来なかったのだろう

    ・サイレント映画
    153セリフがない作品は、ホラーのサイレント映画からイメージ
    サイレント映画が好きなのは、様々なイマジネーションを喚起してくれるからだと言っている

    ・柴田氏「優雅に嫉妬する自転車」を説明
    章が飛んでいる、その間は読者にお任せして、どうにでも解釈してくださいというふうにしている
    そういうのが自分のスタイルだと思っているんじゃないでしょうか

    ・濱中氏
    柴田さんがインタビュー記事は嘘だろうとおっしゃったけど、インタビューで答えていることを総合すると、この人は200年ぐらい生きていないとだ
    これだけの本を書いて、映画を見て、本を読んで七十歳のはずがない
    (アガサクリスティー の作品を50冊、5回以上読んだ、源氏物語を数十回読んだと記事にある)

    105イラストレーター磯田和一氏のエピソード
    ゴーリーの本が飾ってあるマンハッタンの書店に入り、サイン本がないか訪ねたら、なんと本人がいるとのことで、 嘘ってなもんで頭の中は真っ白、足が震え、顔は感激に真っ赤っか、 本人にサインをもらったそうだ
    彼の署名の特徴は、活字体のゴーリーの名を消し、その脇に自分のサインを書くという
    写真が掲載されている

  • 読者に解釈を委ねるゴーリーの世界観が大好きで
    暗い、悲しい、だけじゃない
    言葉のおもしろさが発見できる。
    全ての絵本を集めるのが夢。

  • 奇怪な世界への案内。
    日本がゴーリーの本を入手するのに恵まれた国であることを初めて知った。

  • エドワードゴーリーに私が出会ったのは、私と同じくポール・オースターが好きな人が2冊買ってしまったからと譲ってくれたMONKEYの怖い絵本特集だったかと思う。それ以来、この世界観にはまってしまった。ゴーリー作品をもっと深く知りたい人へ。

  • 巻頭の一挙紹介が楽しすぎてどれから読んでいこうか迷います。

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著者プロフィール

1954年生まれ。東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

「2023年 『ブルーノの問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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