吉田都 永遠のプリンシパル

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309290423

感想・レビュー・書評

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  • 吉田都さんの写真集であり、エッセイであり、他の方のお言葉であり。

    私としては、とにかくイギリスのロイヤル・バレエ団で
    日本人の彼女がプリンシパルであったことが、
    本当にすごいと思います。

    個人的には、この二週間で8本の映画と本を見て、
    そのうち5本がたまたまイギリスに関するものでした。
    しかもヘンリー王子の皇室離脱も話題になっているし。
    これは、イギリスに行った方が良いと、
    神の思し召しかな?

    閑話休題。
    都さんには、芸術監督して
    大活躍していただきたいです!

  • 若いダンサーに伝えたいこと・・・インプットの時間の大切さ、ダンサーは、自身の内側にあるすべてを使って感情表現をする。それはアウトプットの作業だから、インプットの時間も必要。ダンサーはお稽古以外の時間も大切にするべき。

    @眠り/3幕のヴァリエーション
    手のひらを返しながらディアゴナル(斜め)に進む振付
    →「手にキラキラしているイメージ」

    張に押しつぶされそうなとき、最後のよりどころになるのは、やはり「練習」だと思います。「自分はもう、これ以上できないくらい稽古した」と思えること、それが自信になりますから。

    私には大嫌いなアルブレヒト!!
    裏切られて死んでしまった悲しみはもちろんありますが、それでもアルブレヒトへの愛は変わらない。だからこそ、死してなお「彼を愛せてよかった。愛する人には生きていてほしい」と願い、彼を懸命に守るのです。

    バレエには、正解も終わりもありません。
    若いころはそれが一番苦しかった。
    自分が向かっている方向が
    正しいかどうかわからなくて、
    必死でもがいていました。

    張に押しつぶされそうなとき、最後のよりどころになるのは、やはり「練習」だと思います。「自分はもう、これ以上できないくらい稽古した」と思えること、それが自信になりますから。

  • 日本が生んだ世界のプリマ、吉田都の輝かしいキャリアを振り返るメモリアルブック。35年分の秘蔵フォト、愛するレパートリー15作品に込めた思い、舞台裏、寄稿等を収録する。見返しにも写真あり。

    写真が贅沢にてんこ盛り。

  • 引退されてしまいました。
    若いダンサーさんを拝見するのも楽しみですが、心の中では都さんの踊りはずっと残ると思います。
    昔なら大好きなダンサーさんでした。
    小柄で可愛らしいかと思うと美しくて、テクニックは安定しまくっていて。
    これからもご活躍を期待しています。
    久しぶりに見返してみようかな。

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著者プロフィール

1965年東京生れ。22年間に亘り、現バーミンガム・ロイヤルバレエ、英国ロイヤル・バレエで最高位のプリンシパルを務めた日本人女性初、世界最高峰のバレリーナ。今もフリーのバレエダンサーとして舞台に立つ。

「2019年 『吉田都 永遠のプリンシパル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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