本当の自分とつながる瞑想入門

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309276632

感想・レビュー・書評

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  • 良い復習になった。図書館で借りたけど、手元に置いておきたいから買おうかな。

  • 自分の苦しみは自分の心が生み出している。他人の言動が原因のように思えたとしても、それを脳内で再生してわざわざ苦しんでいるのは自分の心である。
    人は、日常の中でシンキングマインドに支配され考えすぎている。過去への後悔と未来への不安のネガティブな映画を常に上映してしまっている。
    そして、それらは雲のように浮かんでいる。形を変え、増えたり減ったりしながら、不安定な雲である。そして、多くの人はその雲こそが自分だと思っている。しかし、本当の自分は、雲と関係のない、その上の青空である。これに気づくことが重要。
    瞑想は、そのような自分を明確に意識するための極めて効果的な方法である。
    身体の微細な感覚に気づき、慈悲の心を解放し、呼吸に集中し、歩く時も足の上げ下げと呼吸に集中し、過去でも未来でもない「今ここ」に集中することで、ネガティブな映画を止め、普段の苦しみが勝手に作った映画に過ぎなかったことに気づくことで、苦しみから脱し、安らぎからくる真の幸福を手に入れることができる。

  • 先進国の日本が今1番必要とするものは心の教養や心に対する対処の方法ではないだろうかと思える。この本は行き詰まった自分や行き詰まった自分の心のストレスを取り除くのに入門となる本であり気づかなかった自分に気づくことができる本でもあります。日本人にとって一番必要となるものは複雑なストレスの多い社会の中で自分自身を解放し心にゆとりを持つノウハウを身に付けることではないかと思える。その入門となる本がこのような本であると言える。一度は読んでみることをお勧めします。

  • 非常に興味深い。
    瞑想をやってみようとトライ続けて3年余り
    本気でやり始めた半年
    とうとう本物じゃない?
    と思える本に出会ったかもしれない。

    なんのために瞑想するのかが、今までずれていた。
    思考すること自体がネガティヴな行為ということを知ること。
    そして思考は本当の自分ではない事!
    思考は空で言う雲であり、自分は青空だと言う事。
    そう考えて瞑想すると、青空の下を動く雲を流せるような感覚になった。

    まだ始めたばかりで真意はわからないが、今までない手応えがある。
    瞑想挑戦するなら絶対オススメ!

  • おそらく本じゃ難しい話なんだな、と。それでも読むと楽しいし気を静めてみようと思えるからすごい。

  • 瞑想に関する本も色々読むと大体のところ言っていることは同じです。

    それでもその人それぞれの表現や想いが文章から伝わるので面白いですね。

    この本に書かれている瞑想方法はわかりやすくて良いです。

  • メモ 本当の自分とつながる瞑想入門

    瞑想の仕方と、その手前の考え方、わかりやすく書かれた本。
    最近、フォーカシングに詳しい、池見先生とも交流されて、瞑想への入りのところ、新しい工夫を取り入れられたご様子。

    エゴとは別にある本当の自分。青空。
    いろいろ流れている雲を自分と思い込まぬために、瞑想を、、

    山下良道さん、信用するかどうかで、アマゾンの書評、二極化しているが、氏の考え方とメソッドは、この本と、ポッドキャストでよくわかると思う。


    アマゾンの書評みると、山下良道が好きかどうかによって両極端なレビューになっているかと思う。

    目次といくつかのメモは個人メモに。
    以下、本書の構成わかりやすいので、前文から引用

    初めての方でもすぐ瞑想できるよう、これから次の5章に分けてお話ししていきます。
    1章では、私たちの心が人生にどのような影響を与えているかを見ていきます。
    2章で、私たちを悩ませる心のしくみを解き明かします。ここまで読んでいただけば、なぜ私たちが悩みに翻弄されてしまうのか、すっきりとわかっていただけるでしょう。
    その上で、私たちの本質である「青空」について、3章でお話しします。瞑想の実践を学ぶのは、4章です。章末には、実際多く寄せられる質問をQ&A形式にまとめました。
    最終章では、瞑想がもたらす新しい生き方についてお話ししていきます。

  • 単なる瞑想のノウハウ本ではなく、深いところまで解説してあります。
    しかもその解説が分かりやすいです。
    明快な論理と優しい言葉で説明されています。
    山下師の語り口そのままで、まるで坐禅会に参加しているかのような感じです。
    私とエゴの関係、マインドフルネスの意味も、よく分かりました。
    この本を読んでから実践すると、本当に坐禅の意味が分かってきます。

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著者プロフィール

1956年生まれ。スダンマチャーラ比丘。鎌倉一法庵住職。東京外語大学卒業後、曹洞宗僧侶としてアメリカ等で布教。2001年ミャンマーにてテーラワーダ比丘となる。現在は日本各地、インド等で瞑想指導を行う。

「2020年 『本当の自分とつながる瞑想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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