- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309255583
作品紹介・あらすじ
「いったいどうしてこんな絵を描いたのか?」ちょっと不気味で妙に心に残る絵を描いた画家の人生とは?大好評の「イラストで読む」シリーズ、本作では、「発想が変わっている」「誰も描かなかった絵を描かずにはいられなかった」以下の画家たちをピックアップ!【掲載画家】ボス、デューラー、カラヴァッジョ、ゴヤ、ブレイク、ルドン、ルソー「恐るべき死刑判決を受けた画家は誰?」「ものすごい世渡り上手な画家って誰?」「白髪を1本見つけただけで発狂しそうになった、容姿自慢の画家は誰?」画家のおもしろエピソードや、人となりがよくわかる話をマンガやイラストで楽しくご紹介!【本書の特徴】・ 各時代の「代表絵画」と「奇想絵画」を並べて掲載することで、 美術史の大きな流れと特徴が把握できる。・ どうしてそのような絵が描かれたのか、背景や人物像を丁寧に解説。・ オールカラーで多数の図版を掲載し、それぞれの絵画の鑑賞ポイントをわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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「発想がかわっていて、誰も描かなかった絵を描かずにはいられなかった画家たち」をイラストを駆使して紹介した本。うーん、最高に面白かった。愛すべき画家たちの生涯やエピソード、代表作などを愉しく知ることができる。面白いエピソードが満載だし、イラストを使っての紹介の仕方が素晴らしい。みんな結構、友人か理解者、伴侶に恵まれているんだよね。よかったよかったと思う。主に紹介されているのは、ボス、デューラー、カラヴァッジョ、ゴヤ、ブレイク、ルドン、ルソー。ブレイクの伴侶のキャサリン・バウチャーって最高だな。
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独自性溢れる奇想の絵を描いた画家たちの作品と人生。
第1章 西洋美術史に見る「奇想絵画の系譜」
第2章 奇想の画家たち~作品と人生~・・・ボス、デューラー、
カラヴァッジョ、ゴヤ、ブレイク、ルドン、ルソー
オールカラーの作品画像と個性あるイラストがたっぷり。
「奇想の画家たち」プロフィール 「奇想の画家たち」地図
奇想の画家たちと世界史・・・等々の面白知識が楽しい。
参考文献、コラム有り。
奇想の絵を描いた画家たちは、作品も人生も奇想。
良きも悪しきも、前向きでマイペース。
簡略ながらも、画家の特徴を活かしたイラストと、
適切な画像を添えての紹介は、思わぬ視点もあって、面白い。
というか、面白過ぎて、紹介された画家の作品集や評伝を
読みたくなってしまう。エピソードももっと知りたくなったし。
カラヴァッジョ凄いなぁ・・・なんだか、詩人・ランボーの生涯が
頭に過ぎりました。 -
魔法使いの
「わしの魔法はねぇ、自分の為には使えんのじゃよ。」
という、ぼやきを良く(?)耳にするが、
結局あれは
<才能>の事なのだ、と思う。
優れた頭脳、
秀でた身体能力、
絵でも歌でも文章でも
心震わす芸術は
結局全て、
日々、頑張って生きる人達を照らす
「光」となって
魔法使いの周囲を明るく照らしている。
本書を読んで思ったのは
(この画家さん達は、
魔法をちょっと自分の為に使ったなー。)
と、いう事。
観る人をいやーな気持ちにさせるかも知れません。
わかってもらえないかも知れません。
でも、どうしても<これ>が描きたかったんです!
僕自身の為にね。
強い意志を感じる作品からは
著者の人間性がリアルに伝わってきてとても楽しい。 -
かなりおもしろい。イラストもかわいいし、そこに添えられているコメントもユーモラスで、脱力しながら簡単に絵画の流れもなぞって行ける。おそらくあえてシュールレアリスムの画家たちは除外したのだろうが、それぞれの時代時代でわが道をゆく奇抜な画家たちは魅力的だ。美術系の本にしては1600円と値段もお手頃で、充実した内容は満足度が非常に高かった。
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美術館の売店で同シリーズ『印象派を画家たち』と一緒に見つけました。ルドンを紹介しているので気になりましたが、「イラストで読む」とあり読み応えなさそうかなとその時は購入しませんでした。
後日、図書館で見つけ読んでみると購入しなかったのを後悔するほど面白くわかりやすく解説してあります。イラストがあることで更に面白く画家の人間味が出ていて読み応えありました。
ルドンが好きで読み始めましたがカラヴァッジョも好きになりました。
シリーズも読み通そうと思います。 -
読みやすくて面白かったー!
画家の名前、生い立ち、時代を全く知らなかったから新しい知識ばっかりで楽しく読み進めた
気になる画家が何人かいたから、画家ごとにまた新しく本を探してみたいな
あと“聖アントニウスの誘惑”を題材にしてる絵は面白いし可哀想でかなり好きな作品が多い
アントニウスオンリー画集とかないかな
読んでて気になった画家は
・ボス(いわずもかな)
・カラヴァッジョ(コントラストがすごい暴れん坊)
・ルドン(やばい)
・ブレイク(なんかすき)
あと↓もよかった
ブグロー『ダンテとウェルギリウス』
ベックリン『ペスト』 -
作者は美術が好きな人なんだなあと楽しく読みながら思った。イラストで読むのが楽しくてわかりやすくて良かった。
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個人的保存版
好きな画家ばっかり -
面白かった。ブレイク、て作風と全然違う人柄だったんだなあ。ルドンは、今回初めて知りました。
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学習マンガのように楽しく読めた。デューラーやルドンはノーマークだったので、よい知見が得られた。
巻末の YES NO チャート。カラヴァッジョかルソーならよいなと思いつつ、正直に辿っていったら前者に行き着いた。自分も澁澤龍彦の言う「土星のもとに生まれた」人?