科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?

制作 : 縣秀彦 
  • 河出書房新社
3.28
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本棚登録 : 290
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309253619

感想・レビュー・書評

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  • 〈アストロバイオロジー〉関係の研究者へのインタビュー。読者は一般人を想定しているよう。かみ砕いた説明でわかりやすかった。
    専門分野が異なる研究者なので、それぞれの見解の違いも面白い。
    宇宙に関する、科学技術の向上や、学問の進化ぶりにも、驚かされた。

  • 宇宙はとてつもなく広い。
    したがって、地球のような生命を宿すことができる環境が無数にあると思う。

    地球の人類のように高度に発達した知的な生命が、地球以外に存在するだろうか?
    この答えを求めて、多くの研究者や技術者が働いている。

  • 最新の研究成果を元に、18人の科学者が究極の謎に答えます。

    所蔵情報:
    品川図書館 440.4/A19

  • 宇宙には地球以外にも知的生命体がいるけれど、みつけて交信するというのは難しいだろうというのがだいたいの人の見解。
    ここまでは、想像通りだったけれど、どんな知的生命体があるか、というのは色々な意見があって面白い。
    人間が電波を使うようになってたかだか100年くらいで、今存在する知的生命体からすれば人間は赤ちゃんの立場であり、かつ技術を扱いきれず自滅するかもしれない立場だなあというのをつくづく感じた。
    三体の副読本としてもおすすめ。

  • 科学道100冊 2020 「宇宙フロンティア」
    【所在】図・3F開架 
    【請求記号】440.4||AG
    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/452191

  •  地球外生命体の可能性について18人の学者に話を聞いたアンソロジー。NASAが火星にPerseverance Roverを着陸させたことで話題になっている中で読めて良かった。(この動画、超テンション上がるので何か辛いこと、嫌なことがあった人はぜひ見てみて欲しい)
     この手の本は難しいことも多いけど質疑応答形式なので比較的話し言葉で説明してくれておりとっつきやすい。冒頭のウィスット・ポンニミットの漫画や2017年時点での「地球外生命の探しの今」と題して概況をざっくり説明してくれているのも助かった。
     学者と一口に言っても天文学者、生物学者、物理学者、化学者といった様々なバックグラウンドを持った人たちが登場していて、彼らが横断的に話していくことが地球における学問の進歩なのだという大きな話になっていて、MARVELのアベンジャーズのようなロマンがある。その中でも宇宙生物学(アストロバイオロジー)なる学問が近年構築されている。そこでは宇宙における生命の在り方について日々研究が進められているらしい。
     各学者が考えていることをそれぞれ述べるのではなく同じ質問に対して回答している点がミソだと思う。なぜなら各自の研究対象と地球外生命体の距離感が良くわかるから。まず生命の定義自体が十人十色なところからして興味深い。当然教科書的な正解はあるのだけど、宇宙に生命がいるとなるときにはどういう定義が適当なのかはまた別問題らしい。回答スタンスからSF好きなんだろな〜と思えたり逆に超リアリスティックな回答をしている人もいたり。分かっていないことが最も多いと言っても過言ではない分野だからこそたくさんの見解があってオモシロい。とはいえ様々な分野の人がこの研究にコミットできるようになったのは系外惑星の発見が大きな影響を及ぼしているらしい。もしその発見がなければ学会で「とんでも」扱いされていたという話もあり技術が発展することは大切なことだと改めて。
     地球外生命体との遭遇を考えるとき宇宙のことばかり考えがちだけど、人類が文明を長く維持して地球外生命体と遭遇する確率をあげることも重要だという話が印象的だった。(ドレイクの方程式の係数になっている。)タイムスケールのめちゃくちゃ大きい話を軽々とこなしている学者の方々へのリスペクトとそういった思考をトレースすることで日々の煩わしいことが些細に思える副次効果もあった。これが本当の自己啓発なのかもしれない。

  • 小学生が一人で読むには難しかったが、冒頭の漫画を読んで興味を持ったようだったので、
    目次で18名の回答を読み聞かせ→子供が興味を持った科学者の部分を要約して読み聞かせ→子供はどう思うか、を何人分か繰り返した。
    ひとつの答えではなく、色々な答えがあること、同じ答えでも理由は人によって違うこと、が納得できたようだった。

  • 2020年11月新着図書

  • 表紙のイラストがかわいく、宇宙についてあまり興味がない中高生も、かわいいイラスト付きで気難しくなくお勧め。

  • 宇宙という1つのものから、関連する専門家さんの意見が一冊にまとまった本です。ズバリこの広い宇宙に地球人だけがいると思いますか?私は他星にはいると思っています。

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著者プロフィール

1961年生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター普及室長。専門は天文教育。東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了。総合研究大学院大学准教授を兼務する他テレビやラジオ等でも活躍。

「2015年 『星の王子さまダイアリー2016』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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