人類と家畜の世界史

  • 河出書房新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309253398

感想・レビュー・書評

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  • オオカミ、ヒツジ、ウシ、ヤギ、ラクダ、ウマ、ネコなど、歴史の中で家畜化され人間とともに生きた動物たちの話。家畜化された大まかな時期や担った役割について書かれているが、思ったより内容は薄かったかも。一匹ずつ名前を付けられて同じ屋根の下で暮らした時代から、大量飼育と大量消費の時代へひとっ飛びという感じ。本の後半は家畜動物の受ける虐待と苦しみに焦点を当てた内容になっている。
    読んでいるときにちょうど動物園に行ったので、この本に出てくるヒツジの先祖ムフロンやモウコノウマ、オオカミが実際に見られてうれしかった。ムフロンはみんな笑ったような目じりをしていて、人間のほうへ顔を向けながらまどろんでいた。本によると早く動くものだけに反応するとのことだけど、誰かが急に走り回ったらあの子たちも目を見開いて起き上がったりするのだろうか。はるかかなた昔にこの優しいまなざしのムフロンを囲って育て始めた人たちのことを思った。

  • ふむ

  • ●犬や馬、牛などがどのような経緯で家畜化されたのかを著した本。とはいえ、どの時期にそれらの動物が家畜となったのかの詳細は今もって不明ではある。しかし、それら家畜が人間に与えた影響については細かく記述がある。

  • 歴史
    動物

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著者プロフィール

イギリス生まれ。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学名誉教授。考古学関連の著作が多数あり。『歴史を変えた気候大変動』、『千年前の人類を襲った大温暖化』、『海を渡った人類の遥かな歴史』など。

「2023年 『歴史を変えた気候大変動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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