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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309206226
作品紹介・あらすじ
1974年夏。ニューヨーク。一人の若者が、空に踏み出した。世界貿易センターのツインタワー間で、命綱なしの綱渡り。その奇跡の行動が下界に魔力を及ぼしたかのように地上では、出自も年齢も環境も異なる人々がひそかにつながりはじめる-全米図書賞・国際IMPACダブリン文学賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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ノンフィクション
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物語の始まりは1974年夏。世界貿易センターツインタワーの間を綱渡りで渡る男。その下には彼の行く末を見つめる群衆たち。この男が主役なのか?と思いきや話はくるんと別世界に移り、そこから各章ごとに語り部が変わり、彼らの人生が読み手に切々と真摯に流れ込んでくる。いやはやなんて素晴らしい作品。飾り気のないリアルさが決して明るくなく暗いのだけど、何故か惹きつけられてしまう。アイルランド出身の若き修道士とその仕事に懐疑的な兄。この兄弟の話しがとても印象的で心に残る。やがて運命はさらに暗く哀しいものに。下巻へ。
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